小学生にもわかる『国』


⭐︎国とは?

① 国ってどういうもの?

国とは、「人が集まってルールを作り、自分たちで生活を守っているグループ」のことです。

もう少しくわしく言うと、国には3つの大事なものがあります。

  1. 🧑‍🤝‍🧑 人がいること(国民)
  2. 🗺️ 土地があること(国の場所)
  3. 🏛️ ルールを決める仕組みがあること(政府)

この3つがそろうと、「国」と言えます。


② 世界にはいくつ国があるの?

世界にはだいたい 約200か国 あります。

たとえば、

  • 🇯🇵 日本
  • 🇺🇸 アメリカ合衆国
  • 🇫🇷 フランス
  • 🇨🇳 中国

などがあります。


③ 国はどうやってできるの?

むかしは、強い王様やリーダーが土地をまとめて国を作りました。
戦争や話し合いで国が生まれることもありました。

今では、「この地域の人たちが、自分たちで国を作りたい」と決めてできる場合もあります。


④ 国は何をしているの?

国は、みんなが安心してくらせるように、いろいろなことをしています。

  • 法律(ほうりつ)をつくる
  • 学校をつくる
  • 道路や橋をつくる
  • お金(通貨)を決める
  • 外国と話し合いをする

つまり、みんなの生活を支える大きなチームなのです。


⑤ 国がないとどうなる?

ルールがなくなると、けんかが増えたり、安心してくらせなくなったりします。
だから国は、とても大切な仕組みなのです。


🌱 まとめ

国とは、

「人・土地・ルールがそろった、大きな生活チーム」

です。

みなさんも国の一員です。
ニュースを見たり、社会を考えたりすることは、とても大切なことなのです。

⭐︎いつ誰が作った?

実は……

国は、ひとりの人が一度に作ったものではありません。

ゆっくり時間をかけてできました。


① いちばん最初の国は?

とても昔、約5000年前、今のイラクあたりに

🏺 メソポタミア

という場所がありました。

ここでは、人々が農業を始め、町を作り、王さまをえらびました。
これが「最初の国のようなもの」と言われています。


② 誰が作ったの?

最初のころは、

👑 強い王さま
⚔️ 戦いに勝ったリーダー

が、土地と人をまとめました。

たとえば、日本では、

🇯🇵 日本

昔の伝説では、

👑 神武天皇

が国を作ったと伝えられています。

ただし、これは神話(しんわ)もまじっています。


③ 今の国はいつできたの?

今のような「みんなで決める国」が広がったのは、
約200〜300年前です。

「王さまが全部決める国」から
「国民みんなで決める国」に変わっていきました。

これを 近代国家(きんだいこっか) といいます。


🌱 まとめ

  • 国は5000年以上前から少しずつできました。
  • ひとりが作ったのではありません。
  • 王さまやリーダーがまとめてできました。
  • 今の国の形は、わりと新しいものです。

つまり、

国は人間の知恵が長い時間をかけて作った「しくみ」なのです。

⭐︎国の境界は誰が決めた?

答えは――

時代や場所によってちがいます。

大きく分けると、3つの決まり方があります。


① 戦いで決まった場合 ⚔️

昔は、国どうしが戦って、
勝ったほうが土地を広げることがよくありました。

たとえば、昔のヨーロッパでは戦争のあとに線を引き直しました。

つまり、

👑 王さまや軍のリーダー
が決めたことが多いのです。


② 話し合いで決めた場合 🤝

戦いをしないで、
国どうしが話し合って決めることもあります。

たとえば川や山を境にすることがあります。

例として、

🇺🇸 アメリカ合衆国

🇨🇦 カナダ

の国境は、とても長い直線の部分があります。

これは話し合いで決められました。


③ 自然で決まった場合 🏔️

山・川・海などの自然が
そのまま境界になることもあります。

たとえば、

🇫🇷 フランス

🇪🇸 スペイン

のあいだには ピレネー山脈 があります。

山が自然なさかい目になっています。


🇯🇵 日本は?

日本

は島国(しまぐに)なので、
海が自然の境界になっています。

ただし、海の上にも「ここまでが日本」という線があり、
これは国どうしの話し合いで決めます。


🌱 まとめ

国の境界は

  • ⚔️ 戦い
  • 🤝 話し合い
  • 🏔️ 自然

などで決まりました。

つまり、

国の境界は、人間が決めた「約束」なのです。

⭐︎他の国に行くには?

外国に行くには、3つの大切なものがあります。


① パスポート 📘

パスポートは、
「あなたはこの国の人ですよ」という証明書です。

たとえば、

🇯🇵 日本

の人は「日本のパスポート」を持ちます。

空港でこれを見せます。


② ビザ(必要なときだけ) 🛂

ビザは「入ってもいいですよ」という許可証です。

国によっては、短い旅行ならビザがいらない場合もあります。
でも、長く住むときや働くときは必要になることが多いです。


③ 交通手段 ✈️🚢

  • 飛行機
  • 車(陸続きの国どうしの場合)

たとえば、

🇯🇵 日本

から

🇺🇸 アメリカ合衆国

へ行くなら、ほとんどが飛行機です。


🛃 空港で何をするの?

  1. パスポートを見せる
  2. 荷物をチェックする
  3. 入国スタンプをもらう

これは「その人が安全かどうか」を確かめるためです。


🌱 なぜチェックがあるの?

国は、それぞれルールがちがいます。

  • 危ないものを持っていないか
  • ルールを守る人か

を確認するためです。


🌍 まとめ

他の国に行くには

✅ パスポート
✅(必要なら)ビザ
✅ 飛行機などの移動手段

が必要です。

つまり、

国と国の間をこえるには「約束と確認」があるのです。

⭐︎パスポートはいつできた?

実は――

とても昔から「パスポートのようなもの」はありました。


① いちばん古い記録(約2500年前)

今から約2500年前、
昔のペルシャ帝国の時代に、

👑 アルタクセルクセス1世

という王さまがいました。

聖書の中には、
「ほかの土地へ行くときに通行を許す手紙を出した」
という記録があります。

📜 これが、パスポートのようなものだと考えられています。


② 中世ヨーロッパ(約700年前)

ヨーロッパでは、王さまが

「この人を安全に通してあげてください」

という紙を出しました。

ここから passport(パスポート) という言葉が生まれました。

「port(港)を通るための紙」という意味です。


③ 今の形になったのは?

今のような写真つきのパスポートが広まったのは、
約100年前です。

きっかけは――

🌍 国際連盟

第一次世界大戦のあと、
世界で同じような形式にしようと決めました。

ここから世界共通の形になっていきました。


🇯🇵 日本のパスポートは?

日本

では、明治時代(約150年前)から
海外へ行く人に旅券(りょけん)を出していました。

「旅券」が日本語でパスポートのことです。


🌱 まとめ

  • 約2500年前に原型があった
  • 約700年前に「passport」という言葉ができた
  • 約100年前に世界共通の形になった

つまり、

パスポートは、長い歴史の中で進化してきた「信頼の証明書」なのです。

⭐︎元々、同じ人なのになぜ国という概念が必要?

たしかに――

🌏 人間はみんな同じ「人類」です。

でも、それでも国があるのには理由があります。


① ルールを決めるため 📜

もし世界に国がなかったら、

  • どんな法律にする?
  • だれが学校をつくる?
  • だれが道路を直す?

が決められません。

だから、

「この地域のことは、このグループで決めましょう」

という仕組みが必要でした。

それが「国」です。


② 文化や言葉を守るため 🗣️

世界にはたくさんの文化があります。

たとえば

  • 🇯🇵 日本
  • 🇫🇷 フランス
  • 🇮🇳 インド

では、言葉や食べ物、考え方がちがいます。

国というまとまりがあることで、
その地域の文化を守りやすくなります。


③ 責任をはっきりさせるため 🏛️

たとえば地震や洪水が起きたとき、

「だれが助けるの?」

をはっきりさせる必要があります。

国があると、

  • 税金を集めて
  • 病院や消防を整え
  • 国民を守る

ことができます。


④ どうして一つの世界国家にならないの?

理想では、

🌍 世界が一つの国になれば争いはなくなるのでは?

と思いますね。

でも、

  • 言葉がちがう
  • 歴史がちがう
  • 価値観がちがう

ので、すぐには一つにまとまりません。


🌱 科学者としての考え

国は「人を分けるため」にできたのではありません。

人が安心してくらすために生まれた仕組み

なのです。

でも同時に、

国をこえて協力することも、とても大切

です。

環境問題や宇宙開発は、国だけでは解決できません。


✨ まとめ

  • 人間は同じ種族
  • でも生活を守るために「国」という単位ができた
  • 国は分断ではなく「生活の仕組み」

⭐︎ではなぜ争いが起こる?

人間は同じ人類なのに、なぜ争いが起こるのでしょうか。

理由はいくつかあります。


① ほしいものがぶつかるから 💎

土地・水・石油・レアメタルなど、
**限られた資源(しげん)**を取り合うことがあります。

たとえば、エネルギーや資源が豊富な地域では、
国どうしの対立が起きやすくなります。


② 考え方がちがうから 🧠

国によって

  • 大切にする価値観
  • 政治のやり方
  • 宗教

がちがいます。

たとえば、

🇺🇸 アメリカ合衆国

🇮🇷 イラン

は、政治の仕組みや考え方が大きくちがいます。

考えがぶつかると、緊張が高まります。


③ 歴史の積み重ね 📖

昔の戦争や約束が、
今でも影響していることがあります。

たとえば、

🇷🇺 ロシア

🇺🇦 ウクライナ

の問題も、長い歴史の背景があります。


④ 恐れ(おそれ)から 😟

「攻められるかもしれない」
という不安から、先に武器を増やすことがあります。

すると相手も不安になり、
さらに武器を増やします。

これを「安全保障のジレンマ」といいます。


🌱 でも、争いを止める力もある

世界には、

🌐 国際連合

という話し合いの場があります。

国どうしが戦わずに話し合うための組織です。


✨ まとめ

争いが起こる理由は

  • 資源の取り合い
  • 考え方の違い
  • 歴史の問題
  • 恐れ

です。

でも同時に、

人間には「話し合う力」もあります。

科学や教育が広がるほど、
争いは減らせると私は考えています。

⭐︎国境は昔からどう変わってきた?

答えは――

国境は、何度も何度も変わってきました。

国境は「ずっと同じ」ではないのです。


① 昔はあいまいだった 🏹

とても昔は、

  • 「この山の向こうは別の部族」
  • 「この川の向こうは別の王さま」

という感じで、
はっきり線を引いていませんでした。

地図も正確ではなかったからです。


② 王さまが広げたり失ったり ⚔️

中世になると、戦いで国境が変わりました。

ヨーロッパでは何度も国境が変わりました。

たとえば

🇫🇷 フランス

🇩🇪 ドイツ

の間の国境は、戦争のたびに動いたことがあります。

地図を見ると、国の形がずいぶん違いますね。


③ 大きな戦争のあとに大きく変わった 🌍

特に大きく変わったのは

  • 第一次世界大戦
  • 第二次世界大戦

のあとです。

ヨーロッパや中東で、
たくさんの新しい国が生まれました。


④ 新しい国ができた例 🌏

最近では、

🇸🇸 南スーダン

が2011年に独立しました。

つまり、

国境は今でも変わることがあるのです。


⑤ 日本は? 🇯🇵

日本

は島国なので大きくは変わりませんが、
戦争のあとに一部の地域が変わったことがあります。


🌱 まとめ

国境は

  • 昔はあいまい
  • 戦いで変わる
  • 話し合いで変わる
  • 今でも変わることがある

つまり、

国境は自然の線ではなく、人間が決めた「動く線」なのです。

⭐︎外国に住むには?

旅行ではなく、長く住むためには、いくつか大切な準備があります。


① パスポート 📘

まずは自分の国のパスポートが必要です。

たとえば

🇯🇵 日本

の人なら、日本のパスポートを持ちます。

これは「あなたは日本の国民ですよ」という証明です。


② ビザ(在留許可) 🛂

住むには、ほとんどの場合 ビザ が必要です。

ビザにはいろいろな種類があります。

  • 🎓 留学ビザ(学校に通う)
  • 💼 就労ビザ(働く)
  • 👨‍👩‍👧 家族ビザ
  • 🏠 永住ビザ(ずっと住む)

国によってルールがちがいます。

たとえば

🇺🇸 アメリカ合衆国

🇫🇷 フランス

では、それぞれ決まりが違います。


③ 生活の準備 🏠

  • 住む家を見つける
  • 言葉を学ぶ
  • 仕事や学校を決める
  • 医療保険に入る

なども必要です。


④ なぜ許可がいるの?

国は、

  • 安全を守るため
  • 仕事のバランスを保つため
  • ルールを守ってもらうため

に、住む人を確認します。


🌱 永住や国籍を変えることもできる?

はい、できます。

長く住んで条件を満たすと、
その国の永住権をもらえたり、
国籍を変える(帰化する)こともできます。


✨ まとめ

外国に住むには

✅ パスポート
✅ ビザ(在留許可)
✅ 生活の準備

が必要です。

つまり、

国をこえて住むには「ルール」と「信頼」が大切なのです。

⭐︎今後、国はどうなる?

未来のことはだれにも100%は分かりません。
でも、いくつか「起こりそうな変化」があります。


① 国どうしの協力がもっと増える 🤝

地球温暖化や感染症、宇宙開発などは、
一つの国だけでは解決できません。

そのため、

🌐 国際連合

のような国際的な話し合いの場が、ますます大切になります。

「国はあるけれど、協力が強くなる」
そんな形が広がるでしょう。


② デジタル国家の時代 💻

インターネットが発達して、

  • リモートワーク
  • オンライン教育
  • デジタル通貨

が広がっています。

国境をこえて働く人も増えています。

「どこに住んでいるか」より
「どことつながっているか」が大切になる時代です。


③ 人口の変化 👶👴

たとえば

🇯🇵 日本

のように人口が減っている国もあります。

人口が減ると、

  • 外国から人を受け入れる
  • 国の形を変える

必要が出てきます。


④ 国はなくなる? 🌍

「世界が一つの国になるのでは?」
と考える人もいます。

でも、

  • 言葉
  • 文化
  • 歴史

は簡単には一つになりません。

だから、

すぐに国がなくなることは考えにくいです。


🌱 科学者としての見方

国は「人を分けるため」ではなく、

人が安心してくらすための仕組み

として生まれました。

これからは

  • 争う国 ではなく
  • 協力する国

に変わっていくことが大切です。


✨ まとめ

これからの国は

  • 協力が増える
  • デジタル化が進む
  • 人口問題に対応する
  • でも完全にはなくならない

と考えられます。

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