小学生にもわかる『音読み・訓読み』


⭐︎音読み・訓読み

🌏 音読み(おんよみ)ってなに?

音読みは、中国から伝わったときの読み方です。

むかし、日本には漢字がありませんでした。
そこで、今から1500年くらい前に、漢字が中国から伝わりました。

そのとき、中国語の発音に近い読み方もいっしょに伝わったのです。
それが「音読み」です。

  • 学(ガク)
  • 校(コウ)
  • 電(デン)
  • 話(ワ)

👉「学校(ガッコウ)」「電話(デンワ)」のように、
漢字が2つ以上くっついた言葉に多いです。


🏯 訓読み(くんよみ)ってなに?

訓読みは、もともと日本にあった言葉に漢字をあてた読み方です。

たとえば、日本には「やま」という言葉がありました。
そこに「山」という漢字をあてました。

これが訓読みです。

  • 山(やま)
  • 川(かわ)
  • 人(ひと)
  • 食(た)べる

👉 1つの漢字だけで使うときに多いです。


🤔 どうして2つも読み方があるの?

それは、日本が

  1. 中国から漢字をもらった(音読み)
  2. もともとの日本語に漢字をあてた(訓読み)

この2つを両方使ったからです。

だから、同じ漢字でも読み方がちがうのです。


🌟 たとえば「生」という字

この字はとても読み方が多いです。

  • セイ(音読み)
  • ショウ(音読み)
  • い(きる)
  • う(まれる)
  • なま

すごいです!


🎯 見分けるコツ

ことばの形読み方のことが多い
漢字+漢字音読み
漢字1つだけ訓読み

※ぜったいではありませんが、目安になります。


✨ まとめ

  • 音読み=中国から来た読み方
  • 訓読み=日本にもともとあった言葉
  • 日本語は「ミックス文化」なので両方ある

漢字は、日本と中国の歴史が合わさってできた、とてもおもしろい仕組みなのです。

⭐︎いつ誰が決めた?

👉 「この人が決めました!」という人はいません。


🏯 ① いつごろ?

漢字が日本に伝わったのは、
**今から約1500年くらい前(5~6世紀ごろ)**です。

そのころ、日本は中国(当時は「隋(ずい)」や「唐(とう)」)と交流していました。


そのときに、漢字といっしょに中国風の読み方(音読み)が入ってきました。


🌾 ② 訓読みはどうやって?

日本には、もともと

  • やま
  • かわ
  • ひと

などの日本語がありました。

そこに、

という漢字を「あとから当てはめた」のです。

つまり、自然に決まっていったのです。


👨‍🏫 ③ 誰が決めたの?

えらい学者や役人、仏教のお坊さんたちが

  • 中国の本を読み
  • 日本語に直し
  • 使いやすい形にしていく

そのくり返しの中で、少しずつ広まりました。

だから、

✅ 1人の天才が決めたわけではありません。
✅ 何百年もかけて、みんなで作ったルールです。


🌟 たとえると…

みなさんが学校で使う言葉も、
だれか1人が全部決めたわけではありませんよね?

たくさんの人が使っているうちに、自然に決まっていきます。

音読み・訓読みもそれと同じです。


✨ まとめ

  • いつ? → 約1500年前から少しずつ
  • 誰? → 1人ではない。多くの学者やお坊さんたち
  • どうやって? → 使いながら自然に決まった

日本語は、長い時間をかけて育った「みんなの発明」なのです 😊

⭐︎音読みだけ、訓読みだけの漢字はある?

👉 はい、あります 😊
でも、あまり多くはありません。


🔵 音読みだけの漢字

日本にもともとの言葉がなかった漢字は、
音読みだけになることが多いです。

  • 菊(キク)
  • 材(ザイ)
  • 兆(チョウ)

これらは、ふつう訓読みをしません。

どうしてかというと、
日本にそのものを表す古い言葉がなかったからです。


🟢 訓読みだけの漢字

**あとから日本で作られた漢字(国字)**は、
訓読みだけです。

これを「国字(こくじ)」といいます。

国字

  • 働(はたらく)
  • 峠(とうげ)
  • 畑(はたけ)

これらは、中国にはなかった漢字です。
だから音読みがありません。


🌟 まとめ

種類ある?理由
音読みだけある日本に古い言葉がなかった
訓読みだけある日本で作った漢字(国字)

🎯 おもしろいポイント

多くの漢字は
✔ 音読みもある
✔ 訓読みもある

でも、例外もちゃんとあるのです。

漢字は、長い歴史の中で少しずつできた「ことばの化石」みたいなものです 😊

⭐︎どうやって覚える?

🌟 音読み・訓読みの覚え方

① まずは「ルール」を知る

🎯 コツ①

漢字+漢字 = 音読みが多い

例:

  • 学校(ガッコウ)
  • 電話(デンワ)
  • 国語(コクゴ)

👉 くっついているときは「カタカナ読み」を意識します。


🎯 コツ②

漢字1つ = 訓読みが多い

例:

  • 山(やま)
  • 川(かわ)
  • 花(はな)

👉 1つだけなら「もともとの日本語かな?」と考えます。


🧠 ② 声に出して覚える

漢字は「目」だけでなく「口」と「耳」も使います。

例:

  • 山(やま・サン)
  • 人(ひと・ジン)

声に出すと、頭に残りやすいです。


🎨 ③ イメージで覚える(おすすめ!)

あなたはデザインやイラストが得意ですよね 😊
漢字も「絵」だと思うと覚えやすいです。

たとえば

山 → ギザギザの形 → やま
川 → 流れている線 → かわ

意味と形をセットにすると、忘れにくいです。


🎵 ④ リズムで覚える

リズムにすると楽しいです。

「山はやま、富士山はサン♪」

歌みたいにすると、長く覚えられます。


🏆 ⑤ クイズにする

例:

「学校」は音読み?訓読み?

👉 漢字+漢字だから…音読み!

ゲームにすると、どんどん覚えられます。


✨ いちばん大事なこと

全部いっぺんに覚えなくて大丈夫です。

  • よく使う言葉から覚える
  • 使いながら覚える
  • 間違えても気にしない

ことばは、使ううちに自然に身につきます。

⭐︎楽しく覚えられる「漢字ゲーム」

🎮 ゲーム①「音?訓?どっちだクイズ!」

ルール

言葉を見て、

  • 🔵 音読み
  • 🟢 訓読み
    どちらか当てます。

第1問

「火山(かざん)」

ヒント:漢字が2つくっついています。

👉 どっち?

(答えは下へ)

✅ 🔵 音読み
火(カ)+山(ザン)


第2問

「山(やま)」

👉 どっち?

✅ 🟢 訓読み


第3問

「先生(せんせい)」

👉 どっち?

✅ 🔵 音読み


🎨 ゲーム②「読み分け名人」

同じ漢字で読み方を変えてみましょう!

🌟 「山」

  • 山(やま)← 🟢訓読み
  • 富士山(ふじさん)← 🔵音読み

👉 同じ字なのに、読み方が変わります!


🏆 ゲーム③「漢字ハンター」

家の中で漢字を見つけてみましょう。

たとえば:

  • 電気
  • 新聞
  • 牛乳
  • 入口

見つけたら、

① 漢字はいくつ?
② 音読み?訓読み?

を考えます。

⭐︎音読み・訓読みのようなものは外国語にもある?

👉 はい、あります!
でも、日本のようにハッキリ分かれている国はめずらしいです。


🇰🇷 韓国(かんこく)

韓国

韓国では、昔は漢字(ハンジャ)を使っていました。

たとえば:

  • 学校(ハッキョ)
  • 電話(チョナ)

これは中国から来た読み方です。

でも、韓国語にももともとの言葉があります。

つまり、日本と少し似ています。


🇨🇳 中国

中国

中国では、基本的に読み方は1つです。

でも、同じ漢字でも意味によって読みが変わることがあります。
(これを「多音字」といいます)

日本ほどたくさんの読み方はありません。


🇬🇧 英語

イギリス

英語にも、ちょっと似たしくみがあります。

英語は、

  • もともとの英語(ゲルマン系)
  • フランス語やラテン語から来た言葉

が混ざっています。

例:

  • king(王)← もともとの英語
  • royal(王の)← フランス語由来

意味は同じでも、語源がちがいます。

これは日本の
「山(やま)」と「富士山(サン)」に少し似ています。


🌟 まとめ

似たしくみある?
日本とてもはっきりある
韓国少し似ている
中国読みが変わることはある
英語語源がちがう言葉がある

✨ おもしろいポイント

日本語は
✔ 中国から来た読み方
✔ もともとの日本語

この2つを両方大事にしている、とても特別な言葉なのです。

⭐︎なぜ日本は漢字をすてなかった?

じつは、日本は
漢字をすてるどころか、うまく進化させた国なのです。


① とても便利だったから

漢字は「意味」をあらわせます。

たとえば:

  • 山 → 形を見ただけで「やま」とわかります
  • 火 → なんとなく燃えている形です

文字なのに「絵」に近いのです。

これは、とても便利でした。


② 国のしくみに必要だったから

昔、日本は中国の進んだ文化を学びました。

法律や政治のしくみも、中国をお手本にしました。

そのため、漢字を使えないと、
国のルールを書けませんでした。

だから、なくせなかったのです。


③ かな文字が生まれたから

でも、日本語は中国語と文の形がちがいます。

そこで、日本はすごいことをしました。

漢字をくずして、
「ひらがな」と「カタカナ」を作ったのです。

これは世界でもめずらしい発明です。

👉 漢字+かな
というハイブリッド方式にしたのです。


④ すてようとした時代もあった

明治時代には、

「漢字はむずかしいから、全部ひらがなにしよう」
という意見もありました。

でも、

✔ 同じ読みの言葉が多すぎる
✔ 意味が分かりにくくなる

という理由で、やめました。

たとえば:

  • はし
    (橋?箸?端?)

漢字があると、すぐ区別できます。


🌟 まとめ

日本が漢字をすてなかった理由は…

  1. 意味が分かりやすい
  2. 国づくりに必要だった
  3. かな文字と組み合わせられた
  4. なくすと不便だった

だから、日本語は
「漢字+ひらがな+カタカナ」という
世界でもめずらしい書き方になったのです。

⭐︎今後どうなる?

① なくなることは、たぶんありません

なぜなら…

✔ 本や新聞
✔ 法律や名前
✔ 学校の勉強

たくさんの大切な場面で使われているからです。

日本語は
漢字+ひらがな+カタカナのバランスがとても良いのです。


② でも、少しずつ変わります

じつは、もう変わり始めています。

📱 スマホの影響

今は手で書くより、打つことが多いですね。

だから…

  • 書けない漢字が増える
  • むずかしい漢字は使わなくなる

という変化が起きています。


③ やさしい漢字が中心になる

昔はとても難しい漢字がたくさん使われていました。

でも今は、

  • 常用漢字(じょうようかんじ)
    という「よく使う漢字」が決められています。

👉 むずかしすぎる漢字は、少なくなっています。


④ AI時代はどうなる?

これからはAIが

  • 読み方を教えてくれる
  • むずかしい漢字を変換してくれる
  • 自動でふりがなをつけてくれる

だから、

「覚える量」は少し減っても
「使う力」はもっと大事になります。


🌟 未来の日本語

考えられる未来は…

🟢 漢字は残る
🟢 少しやさしくなる
🟢 デジタルと仲良くなる

日本語は、
1500年も変わりながら続いてきました。

だからこれからも、
なくなるのではなく、進化するのです。

, ,

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA