小学生にもわかる『社会保険料』


⭐︎社会保険料とは?

社会保険料とは、
👉 みんなが安心して生活できるように、毎月少しずつ出し合うお金です。

「もしものときのたすけあい貯金」と考えると分かりやすいですよ。


どんな「もしも」を助けてくれるの?

社会保険料は、次のようなときに役立ちます。

① 病気やけがをしたとき

→ お医者さん代が安くなる
(ぜんぶ自分で払わなくてよくなります)

② おじいさん・おばあさんになったとき

→ 年金がもらえて、生活をささえてくれます

③ 赤ちゃんが生まれるとき

→ 出産のお金がもらえます

④ 仕事ができなくなったとき

→ 生活を守るお金がもらえます


だれが払うの?

  • **おとな(働いている人)**が払います
  • 子どもは 払わなくて大丈夫です

会社で働いている人は、
👉 会社と半分ずつ出し合って払うことが多いです。


どうして必要なの?

もし社会保険がなかったら…

  • 病院に行くと、とても高いお金がかかる
  • 年をとったら、生活ができなくなる人が出る

だから、
👉 みんなで少しずつ出し合って、みんなを守る
それが社会保険料の大切な役目なのです。


まとめ 🌱

  • 社会保険料は たすけあいのお金
  • 病気・けが・年をとったときに役立つ
  • おとなが毎月少しずつ払っている
  • みんなが安心してくらすために必要

⭐︎月々給料の何%くらい払う?

会社で働いている大人の場合、
👉 だいたい給料の 15% 前後 です。


どうして15%くらいになるの?

社会保険料は、いくつかのお金を合計したものだからです。

内容だいたいの割合
病気・けが(健康保険)約5%
年をとったとき(年金)約9%
仕事中のけがなど(保険)約1%
合計約15%

※ 正確な数字は、会社や働き方で少し変わります。


えっ、高くない?

ここが大事なポイントです 👇

👉 会社が同じくらいのお金を出してくれています

つまり、

  • 自分:15%くらい
  • 会社:15%くらい

👉 本当は約30%分の保険に入っている
でも、半分は会社が負担してくれているのです。


かんたん例 🍎

月のお給料が 20万円 の人なら…

  • 自分が払う社会保険料:約 3万円
  • 会社もほぼ同じ額を払っている

👉 見えないところで、しっかり守られています。


まとめ 🌱

  • 月々の給料の 約15% を払う
  • 会社も同じくらい出してくれる
  • 病気・老後・もしものときを守る大切なお金

⭐︎いつ誰が発明した?

いつ?

👉 **今から約140年前(1880年代)**です。

だれが?

👉 オットー・フォン・ビスマルク
(ドイツのえらい政治のリーダーです)


どうして作ったの?

当時のドイツでは…

  • 工場で働く人が増えた
  • けがや病気が多かった
  • 年をとると生活できない人がたくさんいた

そこでビスマルクは考えました。

👉
国がルールを作って、みんなで助け合おう

これが
世界で最初の社会保険です。


最初はどんな保険だったの?

最初はこの3つから始まりました。

  1. 病気の保険(1883年)
  2. 仕事のけがの保険(1884年)
  3. 年をとったときの年金(1889年)

👉 今の社会保険の原型(もと)です。


日本では、いつ始まったの?

日本では、ドイツをお手本にして

  • 1922年:健康保険がスタート
  • 1940年代以降:年金などが広がる

そして今のような
「みんなが入る社会保険」になりました。


まとめ 🌱

  • 社会保険は 約140年前に生まれた
  • 作ったのは ドイツのビスマルク
  • 目的は 働く人を守るため
  • 今では 世界中で使われている仕組み

⭐︎みんなが得をする?

👉 「みんなが同時に得をする」わけではありません
👉 でも、長い目で見ると、ほとんどの人が得をします


なぜ「今は損」に見える人がいるの?

たとえば…

  • 若くて元気
  • 病院にほとんど行かない

こういう人は
👉 「払うだけで、使ってない」
と思うかもしれません。


それでも得と言える理由 🌱

① もしもの時の安心がある

  • 大きな病気
  • 大けが
  • 仕事ができなくなる

👉 こんなとき、何百万円かかることもあります。
社会保険があると、少ない負担で助けてもらえます


② 人は必ず年をとる

今は元気でも、
👉 将来は年金をもらう側になります。

つまり

  • 若いとき:出す人
  • 年をとったら:もらう人

👉 順番が回ってくる仕組みです。


③ みんなで払うから安い

1人で全部そなえると大変ですが、
👉 何万人・何百万人で分けるから、
1人あたりの負担は小さくなります。


たとえ話 🍀

社会保険は、
👉 **クラスみんなで入る「大きな保険」**です。

  • 今日は使わなくても
  • 明日、だれかが助けられる
  • いつか自分も助けられる

じゃあ、だれが一番得?

👉 本当に困った人が、一番助かる
👉 でも、困る可能性はだれにでもある

だから
「みんなのため=自分のため」
なのです。


まとめ 🌱

  • 今すぐ得とは限らない
  • でも、人生全体で見ると得になる人が多い
  • 安心を買っている仕組み
  • みんなで支え合うから成り立つ

⭐︎世界に比べて日本は高い?

👉 日本は「高いほう」ですが、世界一ではありません


だいたい何%くらい?(給料に対して)

※ 会社員が自分で払う分+会社が払う分を合わせた目安です。

  • 日本:約 30%
  • ドイツ:約 40%
  • フランス:約 45%
  • アメリカ:約 15%

👉 日本は
「ヨーロッパより低め、アメリカより高め」
という位置です。


どうして日本は高くなりやすいの?

① お年寄りが多い

日本は世界でもトップクラスの
👉 **高れい社会(お年寄りが多い国)**です。

  • 病院に行く人が多い
  • 年金をもらう人が多い

→ 支えるお金がたくさん必要になります。


② 医療がとても手厚い

日本では

  • だれでも病院に行ける
  • お金があまりかからない

👉 これは世界でもすごく良い制度ですが、
その分、社会保険料が必要になります。


③ みんなを平等に守るしくみ

日本は
👉 お金持ちも、そうでない人も、同じように守る
考え方が強い国です。


じゃあ、アメリカは安くていいの?

一見よさそうですが…

  • 保険に入っていない人もいる
  • 大きな病気で、何千万円もかかることがある

👉 安いかわりに、自己責任が大きい国です。


まとめ 🌱

  • 日本の社会保険料は 世界で見ると高め
  • でも ヨーロッパほどではない
  • 高い理由は
    • お年寄りが多い
    • 医療が手厚い
  • 安心を大切にする国の選択

⭐︎なぜ会社が半分払う?

👉 働く人と会社は「チーム」だからです。


① 会社も、働く人に守られている

働く人が…

  • 元気に働ける
  • 病気でも安心して治せる
  • 年をとっても生活できる

👉 そうでないと、会社は続けられません

だから
👉 会社も一緒にお金を出すのです。


② 昔、会社が払わないと困る人が多かった

社会保険ができたばかりのころは、

  • 会社がケガの責任をとらない
  • 働く人がすぐ生活にこまる

という問題がありました。

そこで国は決めました。

👉
会社も責任を持って、半分出しなさい


③ お給料の「見えない一部」だから

ちょっとむずかしいけど大事な話です。

会社は本当は、
👉 給料+社会保険料をまとめて考えています。

つまり

  • 見えているお給料
  • 見えていない社会保険料

👉 どちらも 働いた分の報酬なのです。


④ もし全部自分で払うと?

もし会社が払わなかったら…

  • 手取りが一気に減る
  • 病気になったら大変
  • 会社をえらぶ人がいなくなる

👉 だから国は
「半分ずつが一番バランスがいい」
と考えました。


たとえ話 🧩

会社と働く人は、
👉 同じ船に乗っている仲間です。

  • 船がこわれたら
  • だれか一人だけでは直せません

👉 みんなで出すから、船は進み続けられるのです。


まとめ 🌱

  • 会社と働く人はチーム
  • 会社も守られている
  • 歴史的に、会社の責任が決められた
  • 見えない給料の一部

⭐︎自営業の人は?

👉 自営業の人は、会社がないので「全部じぶんで払います」


自営業ってどんな人?

自営業の人は、たとえば…

  • お店をしている人
  • フリーランス
  • ひとり社長
  • 農家さん
  • 職人さん

👉 自分=会社 という考え方です。


入る保険はちがうの?

はい、少しちがいます。

① 国民健康保険

→ 病気やけがのときの保険
👉 ぜんぶ自分で払う

② 国民年金

→ 年をとったときにもらう年金
👉 毎月決まった金額を自分で払う

※ 会社員のように
「会社が半分出す」ことはありません。


なんで全部じぶんなの?

理由はシンプルです。

👉 会社がないからです。

  • 会社員:
    • 会社 + 自分 = 半分ずつ
  • 自営業:
    • 自分=会社
    • 👉 自分で全部

じゃあ、自営業は損なの?

一概(いちがい)にそうとは言えません。

自営業のよいところ 🌱

  • もうけが多いと、自由に使えるお金が増える
  • 仕事のやり方を自分で決められる

大変なところ ⚠️

  • 病気になると収入が止まりやすい
  • 社会保険料を全部じぶんで払う

👉 だから
民間(みんかん)の保険に入る人も多いです。


たとえ話 🍱

会社員は
👉 お弁当を会社と半分ずつ作る人

自営業は
👉 お弁当を最初から最後まで自分で作る人

どちらも
👉 食べられるけど、作り方がちがう
というだけです。


まとめ 🌱

  • 自営業の人は、社会保険料を全部じぶんで払う
  • 会社がないから、半分負担はない
  • そのかわり、自由度は高い
  • 自分で備える意識が大切

⭐︎日本は人口が減少しているけど大丈夫?

👉 今のままでは大変ですが、工夫すれば大丈夫にできます


何が起きているの?

**日本**では、今こんなことが起きています。

  • 子どもが少ない
  • お年寄りが多い
  • 働く人が減っている

👉 これを 少子高齢化(しょうしこうれいか) と言います。


なぜ社会保険が心配になるの?

社会保険は
👉 働く人が、お年寄りを支える仕組みです。

でも…

  • 支える人:少なくなる
  • 支えられる人:多くなる

👉 1人の負担が重くなりやすいのです。


じゃあ、このままだとダメ?

そのまま何もしなければ、正直つらくなります 😥
でも、日本はすでに対策を始めています。


日本が考えている工夫 🌱

① 働く人を増やす

  • 高れい者も元気なら働く
  • 女性も働きやすくする
  • 外国から来た人にも働いてもらう

② 仕事を楽にする

  • ロボット
  • AI(人工知能)

👉 少ない人数でも、たくさん仕事ができるようにします。


③ 子育てしやすくする

  • 子育てのお金を助ける
  • 保育園を増やす

👉 「子どもを育てたい」と思える社会を作ります。


④ 社会保険の形を少しずつ変える

  • もらう年れいを少し上げる
  • お金の使い方を見直す

👉 壊さずに、少しずつ直すのが大切です。


たとえ話 🚲

社会保険は
👉 みんなでこぐ自転車です。

  • 人が減ると重くなる
  • でも、ギアを変えたり
  • 電動アシストをつけたりすれば

👉 まだ走り続けられます


まとめ 🌱

  • 日本の人口は減っている
  • このままでは大変
  • でも、工夫すれば続けられる
  • 未来をよくするのは、今の選択

⭐︎将来、社会保険料はもっと上がる?

👉 将来、社会保険料が今より上がる可能性があります。
ただし、必ずそうなるかどうかは、これからの日本の工夫しだいです。


なぜ上がる可能性があるの?

社会保険料は、
👉 働く人が出すお金で、お年寄りや病気の人を支える仕組みです。

でも…

① 働く人が減っている

  • 子どもが少ない
  • 若い人の数が減っている

👉 支える人が少なくなるので、
1人あたりの負担(出すお金)が増える可能性があります。


② お年寄りが増えている

  • 病院に行く人が多い
  • 年金をもらう人が増える

👉 これも支えるためのお金が増える理由になります。


じゃあ、絶対に上がるの?

まだ決まったわけではありません!
国や社会がいろいろな工夫をしています。


上がらないようにする工夫 🌱

① もっと働く人を増やす

  • 女性や高齢者(お年寄り)も働きやすくする
  • 外国から働く人を増やす

② 働き方・技術を変える

  • ロボットやAIで仕事を助ける
  • 1人でも多くの働き手と同じ成果を出す

③ 社会保険の仕組みを見直す

  • 年金をもらう年れいをちょっと後ろにする
  • 無駄をなくして効率よくする

例え話 🍎

社会保険は
👉 **みんなで支える大きな山(仕組み)**です。

今は

  • 山の重さ(お年寄りなど)が増えている
  • 持ち上げる人(働く人)が減っている

だから
👉 支える力を強くする工夫が必要です

それができれば
👉 高くしなくてもバランスが取れるようになります。


まとめ 🌟

  • 将来、社会保険料が上がる可能性はある
  • でも、工夫次第で上がらないようにもできる
  • 大切なのは
    • 働く人を増やすこと
    • 技術やしくみをよくすること

⭐︎世界の国はどうしている?

まず大切なこと

👉 国によって、考え方がちがいます
「正解は1つ」ではありません。


① ヨーロッパの国(安心重視)

例:ドイツフランス

  • 社会保険料:とても高い
  • 病院代・子育て・年金:とても手厚い

👉
みんなでたくさん出して、みんなで守る
という考え方です。

🟢 良いところ

  • 病気や老後の心配が少ない

🔴 大変なところ

  • 手取りのお金が少なくなりやすい

② アメリカ(自己責任重視)

例:アメリカ

  • 社会保険料:低め
  • 医療保険:自分で入る人が多い

👉
国は最低限、あとは自分で
という考え方です。

🟢 良いところ

  • 稼げば自由に使える

🔴 大変なところ

  • 病気で大金がかかることがある

③ 北欧の国(税金で支える)

例:スウェーデン

  • 社会保険料+税金:とても高い
  • 教育・医療・子育て:ほぼ無料

👉
税金も使って、国がまとめて守る
というやり方です。


④ 日本はどのタイプ?

**日本**は…

👉
ヨーロッパとアメリカの中間

  • 医療はだれでも受けられる
  • 負担はヨーロッパほど高くない
  • でも、人口が減ってきている

たとえ話 🚦

社会保険は
👉 雨の日のかさです。

  • 大きくて重いかさ(ヨーロッパ)
  • 小さいかさ(アメリカ)
  • みんなで持つかさ(北欧)
  • ほどよい大きさ(日本)

👉 どれを選ぶかは、その国の考え方です。


まとめ 🌱

  • 世界の国は、それぞれちがう方法
  • 高い負担=安心
  • 低い負担=自己責任
  • 日本はバランス型
  • これから、どの形に近づくかが大切

,

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