⭐︎冬至とは?
冬至とは、1年の中でいちばん昼が短く、夜が長い日のことです。
毎年だいたい12月21日か22日ごろになります。
どうして昼がいちばん短くなるの?
地球は、少しななめに傾(かたむ)いたまま、太陽のまわりを回っています。
冬至のころは、日本がある北半球が、太陽から少し遠ざかる向きになるため、
- 太陽が低いところを通る
- 朝は遅く、夕方は早く暗くなる
ということが起こります。
冬至の日の太陽はどう見える?
- 太陽の高さがいちばん低いです
- 人や電柱の影(かげ)がとても長くなります
学校の校庭で見ると、いつもより影が長くてびっくりしますよ。
冬至がすぎるとどうなるの?
冬至は「いちばん暗い日」ですが、悪い日ではありません。
この日をさかいに、
👉 少しずつ昼の時間が長くなっていきます
そのため、昔の人は
「冬至は、太陽が元気を取りもどす日」
と考えて、とても大切にしていました。
まとめ
- 冬至は、1年でいちばん昼が短い日
- 太陽が低く、影が長くなる
- この日から、昼が少しずつ長くなる
- かぼちゃやゆず湯は、元気に冬をこす知恵
⭐︎いつ誰が決めた?
だれか1人が「決めた」わけではありません
冬至は、えらい人が会議で決めた日ではありません。
太陽の動きを長い時間観察した、昔の人たちが見つけました。
いつごろ見つかったの?
今から3000年以上前、
- 中国
- エジプト
- ギリシャ
などの国々で、
「この日をさかいに、昼が長くなる」
ということが気づかれていました。
どうやって見つけたの?
昔の人は、毎日こんなことをしていました。
- 棒(ぼう)を地面に立てる
- 太陽の影の長さを毎日くらべる
すると、ある日をさかいに
👉 影がこれ以上長くならない日
があることに気づきました。
それが、冬至です。
中国での冬至
中国では、約2000年以上前に作られた
**太陰太陽暦(たいいんたいようれき)**というカレンダーで、
冬至がとても大切な日として決められました。
- 王さまの行事
- お祭り
- 暦(こよみ)の基準
として使われていました。
日本ではいつから?
日本には、中国の暦が伝えられ、
- 6世紀ごろ(飛鳥時代)
から、冬至という考え方が使われ始めました。
はじめは、農業や朝廷(ちょうてい)の行事のためでした。
では、今の冬至の日はどうやって決まるの?
今は、科学の力で、
- 地球の動き
- 太陽の位置
を正確に計算して、
「太陽がいちばん低くなる瞬間をふくむ日」
を冬至と決めています。
まとめ
- 冬至は、だれか1人が決めた日ではない
- 昔の人が、太陽と影を見て見つけた
- 約3000年以上前には知られていた
- 日本では中国の暦から伝わった
- 今は、科学で正確に決めている
⭐︎毎年変わる?
答え:少しだけ変わります
冬至は、毎年まったく同じ日にはなりません。
多くの年は、12月21日か22日になります。
どうして毎年同じ日じゃないの?
理由は、地球が太陽のまわりを回る時間にあります。
地球が1周する時間は、
👉 ぴったり365日ではありません
正しくは、
365日と約6時間 です。
その「6時間」がたまるとどうなる?
毎年、約6時間ずつズレるので、
- 4年で 約24時間(1日分)
- そのままだと、季節がどんどんズレてしまいます
そこで登場するのが、うるう年です。
うるう年は何をしているの?
うるう年では、
2月29日を1日足して、ズレをリセットします。
そのため、
- ある年は 12月21日
- 別の年は 12月22日
というように、冬至の日が少し動くのです。
じゃあ、12月23日になることはある?
とてもまれですが、
何百年かに1回、12月23日になることもあります。
(カレンダーの細かい調整のためです)
まとめ
- 冬至の日は、毎年少し変わる
- 理由は、地球の1年が「365日ぴったり」ではないから
- うるう年でズレを調整している
- だから、21日か22日になる
⭐︎冬至には何をする?
① ゆず湯(ゆずゆ)に入ります
冬至といえば、ゆず湯です。
- おふろにゆずを入れます
- 体がぽかぽか温まります
- よい香りで、気分もすっきりします
昔の人は、
「冬至にゆず湯に入ると、風邪をひきにくい」
と考えていました。
② かぼちゃを食べます
冬至の日には、かぼちゃを食べます。
- かぼちゃは栄養がたっぷり
- 長く保存できる野菜です
- 冬を元気にすごすための知恵です
「冬に負けない体をつくろう」という意味があります。
③ 家族で「昼が長くなる日」を感じます
冬至は、
👉 この日をすぎると、少しずつ昼が長くなる日です。
昔の人は、
- 太陽が元気を取りもどす日
- 明るい季節へ向かうスタートの日
として、大切にしていました。
④ 太陽や自然に感謝します
昔は、
- 太陽
- 自然
- 作物
に「ありがとう」と感謝する日でもありました。
今でも、静かに季節を感じるのにぴったりの日です。
⑤ こんな楽しみ方もおすすめです
- 夕方、日の入りが早いのを観察する
- 影が長くなるのを見る
- カレンダーで「今日から昼がのびる」と確認する
理科の勉強にもなります。
まとめ
- 冬至には ゆず湯に入る
- かぼちゃを食べる
- 太陽と自然に感謝する
- 昼が長くなるスタートの日を感じる
⭐︎なぜゆずとかぼちゃ?
① ゆずの理由(ゆず湯)
ゆずが選ばれたのには、3つの理由があります。
1️⃣ 体を温める力がある
ゆずの皮には、体を温めるはたらきがあります。
おふろに入れると、血(ち)がめぐりやすくなります。
2️⃣ 風邪を防ぐと考えられていた
ゆずには、ビタミンCがたくさんあります。
昔の人は科学的な言葉は知りませんでしたが、
「ゆず=元気になる」と経験で知っていました。
3️⃣ 言葉あそびの意味
「ゆず=融通(ゆうずう)がきく」
という言葉にかけて、
「この1年、困らずにすごせますように」
と願いをこめました。
② かぼちゃの理由
かぼちゃにも、ちゃんとした理由があります。
1️⃣ 栄養がとても多い
かぼちゃには、
- ビタミンA
- ビタミンC
- 食物せんい
が多く、体を強くします。
2️⃣ 冬まで長く保存できる
かぼちゃは夏にとれますが、
冬までくさらずに保存できます。
冬の野菜が少ない時代に、とても大切でした。
3️⃣ 名前に「運」がつく?
かぼちゃは、
「なんきん(南京)」とも呼ばれます。
冬至には、
- なんきん
- にんじん
- れんこん
など、「ん」がつく食べものを食べると
「運(うん)がつく」
と考えられていました。
科学+くらしの知恵
冬至のゆずとかぼちゃは、
- 科学的に見ても体に良い
- 昔のくらしの工夫
- 気持ちの願いもこめられている
という、知恵のつまった習慣です。
まとめ
- ゆず → 体を温め、風邪を防ぐ、願いの意味
- かぼちゃ → 栄養たっぷり、保存できる、運がつく
- 冬を元気にこえるための昔の知恵
⭐︎外国にもある?
答え:はい、世界中にあります
冬至は、日本だけの行事ではありません。
太陽の動きは世界共通なので、昔から多くの国で大切にされてきました。
イギリス(ヨーロッパ)
- ストーンヘンジという石の遺跡があります
- 冬至の日、太陽が特別な位置から見えるように作られています
👉 昔の人が、冬至をとても大切にしていた証拠です。
北欧(フィンランド・スウェーデンなど)
- 冬がとても長く、暗い地域です
- 冬至のころに 「ユール」 というお祭りをします
👉 「これから明るくなる!」と、光をよろこびます。
中国
- 冬至は とても大切な日 です
- 家族で集まり、団子(だんご) などを食べます
👉 「体を温めて、元気に冬をこそう」という意味があります。
南アメリカ(インカ文明)
- 太陽を神さまと考えていました
- 冬至に 太陽のお祭り を行いました
👉 太陽が戻ってくることを感謝しました。
日本との共通点は?
どの国も、共通してこんな気持ちがあります。
- いちばん暗い日をこえた
- これから少しずつ明るくなる
- 太陽や自然に感謝する
やり方はちがっても、考え方は同じなのです。
まとめ
- 冬至は世界中にある
- 国ごとに、お祭りや食べ物がちがう
- でも「太陽が戻る日」を大切にする気持ちは同じ
⭐︎今後、冬至はどうなる?
① 冬至そのものは、なくなりません
安心してください。
冬至は、これからも毎年必ずあります。
理由は、
- 地球が太陽のまわりを回っていること
- 地球がななめに傾いていること
この2つが変わらないからです。
② 日にちは、これからも少し動きます
今と同じように、これからも
- 12月21日
- 12月22日
のどちらかになることがほとんどです。
とてもまれに、遠い未来では別の日になることもありますが、
みなさんが生きている間は、ほぼ変わりません。
③ 地球温暖化で冬至は変わる?
よくある質問ですが、
👉 冬至の日そのものは変わりません。
ただし、変わることもあります。
- 冬でもあまり寒くない
- 雪が少ない
- 季節の感じ方が変わる
そのため、
「冬至=とても寒い日」
というイメージは、少しずつ変わるかもしれません。
④ くらしの中での冬至はどうなる?
これからの冬至は、
- 行事として続く
- 理科の学習として大切にされる
- 自然を考える日になる
と考えられています。
昔は「生きるための知恵」でしたが、
これからは
👉 地球や自然を考える日
として、意味が広がっていくでしょう。
⑤ 宇宙の研究が進むと?
人工衛星や宇宙望遠鏡のおかげで、
- 冬至の時こく
- 太陽の位置
を1秒もまちがえずに計算できます。
冬至は、これからさらに正確に分かるようになります。
まとめ
- 冬至は、これからもなくならない
- 日にちは少しだけ変わり続ける
- 温暖化で「冬の感じ方」は変わるかもしれない
- 自然や地球を考える大切な日になっていく

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