⭐︎七五三とは?
七五三は、日本の子どもの成長をお祝いする行事です。
名前のとおり、3歳・5歳・7歳のときに行います。
昔の日本では、病気やけがで小さい子が大きくなるのがむずかしかったので、
「ここまで元気に育ってくれてありがとう」という気持ちをこめてお祝いしたのです。
🎎 いつやるの?
七五三の日は11月15日です。
でも、今ではその前後の土日にお祝いする家庭も多いです。
この時期は秋で、天気もよく、おでかけにぴったりなんです。
🏯 なにをするの?
神社に行って、**「これからも元気に育ちますように」**と神さまにお祈りします。
女の子はきれいな着物、男の子は羽織(はおり)と袴(はかま)を着ることが多いです。
また、「千歳あめ(ちとせあめ)」という長いあめをもらいます。
これは「長生きできますように」という願いがこめられています。
⭐︎いつ誰が始めた?
七五三が始まったのは、**江戸時代(約400年前)**ごろです。
そして、この行事を広めたのは、**江戸幕府の将軍・徳川綱吉(とくがわ つなよし)**だといわれています。
👶 どうして徳川綱吉が始めたの?
徳川綱吉の子どもである**徳川徳松(とくがわ とくまつ)**くんが、健康に育つようにと願って、
3歳のときに「髪置(かみおき)」というお祝いをしたのがきっかけとされています。
昔は赤ちゃんが生まれると、しばらくは頭をそってツルツルにしていたのですが、
3歳になってから髪をのばし始める「髪置(かみおき)」という風習があったのです。
これが「七五三」の行事のひとつになりました。
📅 その後どうなったの?
もともとは**武家(ぶけ)や貴族(きぞく)**のあいだで行われていたのですが、
やがて一般の人々にも広がり、
3歳・5歳・7歳のお祝いをするようになりました。
ですから、七五三は「徳川綱吉の時代(1600年代後半)」に生まれ、
「日本中に広がった伝統行事」なのです。
⭐︎なぜお宮に行く?
七五三では、子どもの健康と成長を神さまに感謝して、お祈りをするために神社(お宮)に行きます。
神社には、日本の人たちが昔から信じてきた**神さま(かみさま)**がまつられています。
🙏 どうして神社でお祈りするの?
むかしの日本では、病気やけがをして亡くなる子どもが多かったので、
「ここまで元気に育ってくれてありがとう」
「これからも健康に生きられますように」
という気持ちを神さまに伝えるために、神社に行くようになりました。
つまり、七五三の「お宮参り(おみやまいり)」は、
神さまへのお礼とお願いの両方なのです。
🌸 「氏神さま(うじがみさま)」ってなに?
多くの人は、自分の家の近くの神社に行きます。
そこには「氏神さま(うじがみさま)」といって、
その地域の人たちを守ってくれる神さまがいます。
だから七五三の日に、その氏神さまへ「これからも見守ってください」とお祈りするのです。
🎎 まとめ
- お宮に行くのは、神さまに「ありがとう」と「これからもよろしく」を伝えるため
- 神社は、みんなの健康や幸せを見守ってくれる特別な場所
- 七五三は、家族みんなで感謝する日でもあるんです
⭐︎現代では7歳まで普通に育つが?
現代ではほとんどの子どもが元気に7歳まで育ちます。
それでも七五三が続いているのには、ちゃんと理由があるんです。
🧬 むかしと今のちがい
昔(江戸時代ごろ)は、医療がまだ進んでいなかったので、
風邪や病気でも命を落としてしまうことがよくありました。
だから、「3歳」「5歳」「7歳」といった節目で無事に育ったことは、
とても大きな喜びだったのです。
🌸 現代の七五三の意味
今では、病気で亡くなる子は少なくなりました。
でも七五三は、「ここまで元気に育ってくれてありがとう」
「これからも家族で仲よく、健康に過ごせますように」という
感謝(かんしゃ)と家族の絆(きずな)を深める行事になっています。
また、子どもにとっても七五三は「自分が成長したことを感じられる日」なんです。
着物を着て、写真を撮って、家族みんなにお祝いしてもらうことで、
「自分は大切にされている」と実感できる日でもあります。
💡 科学者の目線で言うと…
七五三は、人間の文化が「生きることのありがたさ」を伝える方法なんです。
病気の時代が過ぎても、その「命を大切にする心」が形を変えて残っている。
それが今の七五三なのです。
⭐︎日本だけの行事?
はい、七五三は日本で生まれた、日本だけの伝統行事です。
ほかの国には「七五三」と同じ形の行事はありません。
でも、世界のいろいろな国にも、
子どもの成長をお祝いする行事はあるんです。
👶 日本の七五三の特徴
七五三は、神社(じんじゃ)で神さまに感謝するという、
日本の「神道(しんとう)」の考え方がもとになっています。
だからこそ、日本独特の行事なんです。
日本では、
- 3歳:髪をのばしはじめる「髪置(かみおき)」
- 5歳:男の子が袴(はかま)を着る「袴着(はかまぎ)」
- 7歳:女の子が大人の帯を使う「帯解(おびとき)」
という、昔のしきたりが合わさってできたお祝いなんです。
🌍 世界ではどうしているの?
国は違っても、「子どもが大きくなったことを祝う」気持ちは同じです。
たとえば――
- アメリカやヨーロッパでは「バースデーパーティー」🎂
- 韓国では、生まれて100日目を祝う「ペギル」や1歳の「トルチャンチ」🎉
- 中国でも、1歳のお祝い「周歳(しゅうさい)」があります。
つまり、日本の七五三も、世界の子どものお祝いの中のひとつなんです。
日本らしいやり方で、子どもの命と成長をお祝いしているということです。
⭐︎なぜ着物を着る?
七五三で着物(きもの)を着る理由には、昔からの深い意味があるんです。
👘 1. 日本の伝統的なお祝いの服だから
昔の日本では、特別な日や神社にお参りするときには、
**着物を着るのが礼儀(れいぎ)**でした。
七五三は神さまに「ありがとう」と伝える大切な日ですから、
いちばんきれいな服=着物を着るようになったのです。
🎎 2. 「成長のしるし」を表している
七五三の着物には、子どもの成長をあらわす意味もあります。
- 3歳の女の子:髪をのばしはじめる「髪置(かみおき)」の祝い
→ 小さな子ども用のかわいい着物を着ます。 - 5歳の男の子:はじめて袴(はかま)をはく「袴着(はかまぎ)」
→ これで「立派な男の子になった」というしるし。 - 7歳の女の子:大人と同じ帯をしめる「帯解(おびとき)」
→ 「子ども」から「少女」への一歩をあらわします。
つまり、着物は「大きくなった証(あかし)」を見せる服でもあるんです。
🌸 3. 家族の思いがこもっている
七五三の着物は、家族が心をこめて選んだり、
お母さんやおばあちゃんが着たものを受けついだりすることもあります。
そうすることで、**「命のつながり」や「家族のきずな」**を感じられるんです。
📷 4. 現代では思い出を残すためにも
今では、神社にお参りするだけでなく、
写真館や外で記念写真を撮ることも多いです。
着物を着ることで、
「日本の伝統」+「家族の思い出」の両方を残すことができます。
💡つまり七五三で着物を着るのは――
神さまへの礼儀であり、成長のあかしであり、家族の愛のかたちなのです。
⭐︎千歳飴とは?
千歳飴とは、七五三の日に子どもがもらう、なが〜い紅白(こうはく)のあめのことです。
「千歳(ちとせ)」というのは、“千年”という意味で、
「いつまでも長生きして、幸せに過ごせますように」という願いがこめられています。
🌸 どんなあめなの?
- 色:赤と白の2色(おめでたい色)
- 形:細くてながい棒のような形
- 味:いちご味やミルク味など、いろいろあります(昔は砂糖と水あめだけ)
この「ながい形」は、“長い命”や“長く幸せが続く”ことをあらわしています。
🎎 名前の由来
「千歳(ちとせ)」は「千年」、「飴(あめ)」は「幸せをあまくする」ことを意味して、
あわせると「長生きして幸せになってね」という願いのことばになります。
つまり、千歳飴は**「健康と長寿(ちょうじゅ)」のおまもり**のようなあめなんです。
🎁 袋にも意味がある!
千歳飴が入っている袋には、
- 鶴(つる)や亀(かめ):長生きのしるし
- 松・竹・梅:おめでたい植物
などの絵がかかれています。
これも「元気に大きく育ちますように」という願いの表れです。
💡 科学者の目線で言うと…
千歳飴は、ただの“お菓子”ではなく、
日本の文化が形になったメッセージキャンディーなんです。
昔の人が“命の大切さ”を、甘いあめにこめて伝えた――
それが、今も続く七五三のすてきな習わしです。
⭐︎なぜ11月15日?
📜 1. 徳川将軍の“お祝いの日”だったから
七五三の起源は江戸時代。
江戸幕府の将軍、**徳川綱吉(とくがわ つなよし)が、
息子の徳松(とくまつ)**くんの健康をお祝いした日が、
旧暦の11月15日だったと伝えられています。
そのとき、徳松くんが病気をせず元気に育つようにと祈ったことが、
七五三の行事のもとになったのです。
そのため、11月15日が特別な“お祝いの日”として広まっていきました。
☀️ 2. 秋の実りと関係がある
11月は、収穫(しゅうかく)の秋です。
お米や野菜がとれ、自然の恵みに感謝する季節。
昔の人たちは、
「神さまのおかげで食べものも実り、子どもも元気に育った」
と考えて、同じ時期に神社でお参りをしたのです。
つまり、自然の恵みと子どもの成長を一緒に感謝する日なんです。
🌕 3. 11月15日は「吉日(きちじつ)」
昔の暦では、11月15日は「鬼が出ない」「おめでたい日」とされていました。
このため、七五三のお参りには縁起(えんぎ)のよい日として選ばれたのです。
🎎 まとめ
- 徳川綱吉の息子・徳松くんのお祝いがきっかけ
- 秋の実りに感謝する時期だから
- 暦のうえでも「おめでたい日」だった
この3つの理由が重なって、七五三は11月15日になったのです。
⭐︎今後どうなる?
🌸 1. かたちは変わっても心は続く
これからも七五三という行事はなくならないでしょう。
なぜなら、人々が「子どもの成長を喜び、感謝する気持ち」は、
どんな時代でも変わらないからです。
ただし、やり方は少しずつ変わっていきます。
たとえば――
- 神社でのお参りに加えて、フォトスタジオや公園で撮影を楽しむ
- 洋服スタイルの七五三(ドレスやスーツ)もふえている
- 海外でも七五三を祝う日本人家族が多くなっている
つまり、「形」は時代に合わせて変化しても、
「思い」はずっと受けつがれていくのです。
📱 2. デジタル時代の七五三
最近では、スマートフォンやSNSを使って、
写真や動画を世界中の家族や友人と共有する人が増えています。
これからは「お参りの日の思い出」をデジタルで残す文化が、
ますます広がるでしょう。
たとえば――
- AIで着物の柄を選ぶ「デジタル着付け」
- 家族が遠くからでも参加できる「オンライン七五三」
など、新しいかたちの七五三も生まれそうです。
🌏 3. 世界へ広がる日本文化
海外の人たちの中にも、日本の伝統文化に興味をもつ人が増えています。
将来は、七五三が「世界で子どもの幸せを願う日」として紹介されるかもしれません。
💡 まとめ
- 七五三は「家族のきずな」と「命の大切さ」を伝える行事
- 時代にあわせて、より自由で楽しい形に変わっていく
- 日本だけでなく、世界にも広がっていくかもしれない

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