小学生にもわかる『運動会』


⭐︎運動会とは?

運動会は、学校などで行われる大きな行事のひとつで、みんなで走ったり、跳んだり、力を合わせて競争したりする日です。日本の学校ではとても人気があって、秋や春に行われることが多いです。


どうして行うの?

運動会にはいくつかの目的があります。

  1. 体を元気にするため:走ったり踊ったりすることで体が強くなります。
  2. 協力する心を育てるため:リレーや大玉ころがしのようにチームで力を合わせることで、協力の大切さを学びます。
  3. 楽しむため:友だちや家族といっしょに盛り上がるイベントでもあります。

主な種目

  • かけっこ・リレー:速く走る力を競います。
  • 玉入れ:カゴにたくさん玉を入れて勝負します。
  • 綱引き:大きな綱を引っ張って力をくらべます。
  • ダンスや体操:音楽に合わせて踊ることもあり、見ている人も楽しめます。

⭐︎いつ誰が始めた?

運動会は、日本では 明治時代(今からおよそ150年くらい前) に始まりました。
1874年(明治7年)に、東京大学の前身である「東京開成学校」で、イギリス人の先生が学生たちに教えて開かれたのが最初だといわれています。


どうして始まったの?

そのころ日本は「西洋の国の文化や学び方を取り入れよう」としていました。イギリスやフランスでは、スポーツを通じて体をきたえたり、協力する心を育てたりしていたので、日本でも「同じようにしよう」と考えられたのです。


広がり方

  • 最初は大学や軍隊で広まりました。
  • その後、小学校や中学校でも取り入れられて、子どもたちの大切な行事になりました。
  • 今では地域の運動会や会社の運動会など、学校以外でも行われることがあります。

つまり、「日本の運動会」は 明治時代にイギリス人の先生によって大学で始まった のがきっかけなんです。😊

⭐︎世界で行われている?

世界でも「運動会のような行事」は行われています。ただし、日本のように家族みんなで応援して、ダンスや玉入れをする「学校行事としての運動会」は、けっこう日本独自のスタイルなんです。


世界の例

  1. イギリス
    「スポーツデー」と呼ばれる行事があります。リレーや短距離走など、主に走る競技が多いです。保護者が見に来ることもあります。
  2. アメリカ
    学校によっては「フィールドデー」という日があって、リレーや縄跳び、フリスビーなどを楽しみます。どちらかというとお祭りのような雰囲気で、勝ち負けより楽しさが重視されます。
  3. 中国・韓国
    日本とよく似ていて、大きなグラウンドでリレーや集団競技をします。応援も盛り上がり、日本の運動会と近い雰囲気です。

日本の特徴

日本の運動会は、競技の多さ・団体演技・応援合戦 などが特に特徴的です。例えば「組体操」「玉入れ」「大玉ころがし」などは、海外ではあまり見られません。


まとめると、世界中に「運動会っぽい行事」はありますが、日本の運動会は世界でも特別な形で発展した行事 といえるんです。

⭐︎日本独自の競技は?

世界の「スポーツデー」や「フィールドデー」にはない、日本の運動会ならではの競技を紹介します。


日本独自の競技

  1. 玉入れ
    赤組・白組に分かれて、小さな玉をかごに投げ入れる競技です。ルールは簡単ですが、みんなで協力することが大切です。
  2. 大玉ころがし
    人より大きな白や赤の玉を、数人で協力して転がしてゴールまで運びます。見た目も楽しく、観客も盛り上がります。
  3. 組体操
    人間ピラミッドやタワーなど、体を合わせて形をつくる演技です。力やバランス、協力が必要ですが、安全面から最近は少なくなってきています。
  4. 騎馬戦
    3~4人で馬を作り、その上に乗った人が相手の帽子やはちまきを取り合う競技です。戦国時代の合戦をまねした、日本らしい競技です。
  5. 棒倒し・棒引き
    相手のチームの大きな棒を倒したり、自分の陣地に引っ張ったりする競技です。団体戦の迫力があり、日本の学校ならではです。

日本独特の雰囲気

日本の運動会は「勝ち負け」だけでなく、応援合戦や入場行進、全員で踊るダンスや体操 なども含めて行うのが特徴です。これは「スポーツ」だけでなく「教育の一環」として発展してきたからです。


つまり、玉入れ・大玉ころがし・組体操・騎馬戦 などは、日本独自の運動会を象徴する競技といえます。😊

⭐︎どうして日本ではこうした独自の競技が生まれた?

日本の運動会に「玉入れ」や「大玉ころがし」「騎馬戦」のような独自の競技が生まれたのには、いくつか理由があります。


1. みんなで協力することを大事にしたから

日本の学校教育は、昔から「一人だけが強い」よりも「みんなで力を合わせる」ことを重視してきました。

  • 玉入れ → 一人では勝てず、みんなで投げて数を集める。
  • 大玉ころがし → みんなで押さないと転がせない。
    こうした競技は「協力の大切さ」を自然に学べるように考えられました。

2. 日本の文化や歴史を取り入れたから

  • 騎馬戦 → 武士の戦い方をまねたもの。
  • 棒倒し → 戦国時代の合戦をイメージ。
    日本人にとって身近な歴史や文化を「安全に遊びとして楽しめる形」にしたのです。

3. 見ている人も楽しめるように工夫したから

日本の運動会は家族や地域の人が応援に来るので、「見ていて面白い」「盛り上がる」ことも大切でした。大きな玉や人間ピラミッドなどは迫力があり、観客を楽しませる工夫になっています。


4. 教育の一環だったから

明治時代に広まったとき、運動会は「ただ遊ぶ日」ではなく「体と心を育てる授業の一部」でした。だから「体力」「協力」「規律」を身につけるような独自の競技が考えられたのです。


まとめると、日本独自の競技は
「協力を学ぶ」「文化を取り入れる」「観客も楽しむ」「教育に役立てる」 という考えから生まれたのです。✨

⭐︎最近はこうした競技がどう変わってきている?

最近の日本の運動会では、昔ながらの独自競技もいろいろと変化しています。


1. 安全を重視するようになった

  • 組体操:大きな人間ピラミッドなどは転倒事故があり、全国で中止や縮小する学校が増えています。代わりにダンスや体操に変えることが多いです。
  • 騎馬戦や棒倒し:けがの心配があるため、中止や「ソフト版(安全ルールにアレンジしたもの)」に置き換える動きがあります。

2. 多様性を大切にする工夫

  • 走るのが苦手な子でも楽しめるように、ダンスや表現運動の割合が増えています。
  • チーム対抗より「全員で成功を目指す」種目(大きな模様をつくる集団ダンスなど)も人気です。

3. 時間や内容をコンパクトに

  • 昔は朝から夕方まで1日中でしたが、今は 午前中だけ の学校も増えています。
  • 種目も短くまとめ、子どもも保護者も負担が少なくなるようにしています。

4. 地域や家族との関わり方が変化

  • 昔は「地域ぐるみ」の運動会も多かったのですが、最近は学校だけで行うことが増えています。
  • その一方で、保護者が写真や動画を撮ってSNSにアップするなど、新しい形で「思い出を共有」する文化も広がっています。

まとめ

最近の運動会は、
「安全第一」「みんなが楽しめる」「短時間でコンパクト」 に変化しています。
でも「協力する楽しさ」や「みんなで盛り上がる雰囲気」は昔と同じで、形を変えながら続いているんです。✨

⭐︎楽しむためには?

運動会を「楽しい思い出」にするためのコツを、小学生向けにわかりやすくお話します。


1. がんばりすぎず、自分らしく

勝ち負けも大事ですが、「精いっぱい走った」「最後までやりきった」という気持ちを大切にすると楽しめます。


2. 友だちと協力する

リレーや玉入れは一人では勝てません。友だちと声をかけ合ったり、応援したりすると楽しさが倍になります。


3. 応援も楽しむ

自分が出ない競技のときは「応援団」になりましょう。大きな声で応援すると、仲間も元気が出て、自分も楽しくなります。


4. 準備を大切にする

  • 前の日は早く寝る
  • 朝ごはんをしっかり食べる
  • 水分をこまめにとる
    体が元気だと、運動会を思いきり楽しめます。

5. 見てもらう喜びを感じる

家族や先生が見てくれる中で一生けんめい頑張ると、「見てもらえた!」といううれしい気持ちが残ります。


まとめ

運動会を楽しむコツは、
「自分らしくがんばる」「友だちと協力」「応援や準備も楽しむ」 ことです。
そうすれば、勝っても負けても「やってよかった!」と思える一日になります。✨

⭐︎今後、運動会はどうなる?

これからの運動会は、社会や学校の変化に合わせて少しずつ形を変えていくと考えられます。


1. 安全第一の運動会へ

組体操や騎馬戦のようにケガの危険がある競技は、これからますます減っていくでしょう。代わりにダンスやチームでの表現活動など、安全に楽しめる種目が増えていきます。


2. 短時間で効率的に

昔のように朝から夕方まで丸一日ではなく、午前中だけや数時間で終わるコンパクトな運動会が主流になりそうです。子どもも保護者も疲れすぎず、楽しめます。


3. 多様性を大切にする

走るのが得意な子も苦手な子も、それぞれが活躍できる種目が増えるでしょう。ダンス、表現運動、応援など、みんなが「参加できて楽しい」スタイルが広がります。


4. デジタルとの融合

将来は、運動会の様子をオンラインでライブ配信したり、ドローンで撮影して家族に見せたりすることも増えるかもしれません。遠くにいる家族も一緒に楽しめます。


まとめ

今後の運動会は、
「安全で、短時間で、みんなが楽しめる、デジタルも活用した行事」 に変わっていくと考えられます。
でも大切な「協力する心」や「みんなで盛り上がる楽しさ」は、これからも変わらず受け継がれていくでしょう。✨

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