小学生にもわかる『高校野球』


⭐︎高校野球とは?

高校野球(こうこうやきゅう)とは、日本の高校生が出場する野球大会のことです。特に有名なのは「全国高等学校野球選手権大会」で、毎年夏に兵庫県の甲子園球場(こうしえんきゅうじょう)で行われます。この大会は「夏の甲子園」とも呼ばれ、日本中の高校が都道府県ごとに予選を勝ち抜いて出場します。


高校野球の特徴

  • 全国大会
    全国47都道府県で予選があり、勝った学校が甲子園に行けます。
  • 一発勝負
    トーナメント方式で、負けたらそこで終了です。
  • 応援が熱い
    吹奏楽やチアリーダー、在校生やOB、地域の人たちが一体になって応援します。

なぜ人気があるの?

高校野球は、勝っても負けても全力で戦う姿や、仲間との絆が感動を呼びます。プロ野球とは違い、同じチームで戦えるのは高校3年間だけなので、その短さがドラマを生みます。


歴史

最初の大会は1915年(大正4年)に始まりました。戦争で中止になった時期もありましたが、100年以上続いています。


高校野球のいいところ

  • 若い力と情熱を感じられる
  • 地域の代表として戦う誇り
  • 最後まであきらめない精神

⭐︎なぜ甲子園で開催される?

甲子園(こうしえん)で高校野球が開催される理由は、大きく分けて3つあります。


1. 大会のために作られた球場だから

1924年(大正13年)、全国高校野球の大会をより大きく、快適に行うために作られたのが「甲子園球場」です。もともとは高校野球のために建てられたので、最初からこの場所で大会を開くことが決まっていました。


2. 場所がちょうどよかった

甲子園は兵庫県西宮市にあり、日本のほぼ真ん中あたりに位置します。東からも西からも集まりやすく、交通の便も良かったため、全国大会の会場にぴったりでした。


3. 大きくて立派な球場だった

当時の甲子園は収容人数がとても多く、観客席も広く、芝生やグラウンドの整備がしっかりしていました。そのため、大勢の人が見に来られて、選手たちも最高の環境で試合ができました。


つまり、**「高校野球のために作られた、全国から集まりやすく、立派な球場」**だったから、今もずっと甲子園で行われているのです。

⭐︎何チーム出場する?

夏の甲子園(全国高等学校野球選手権大会)には、全部で49チームが出場します。


出場校の内訳

  • 47都道府県の代表校
    北海道と東京都だけは広い地域や人口の多さから、2つの地区に分けて代表を決めます。
    • 北海道 → 北北海道・南北海道
    • 東京都 → 東東京・西東京
  • その結果、
    47都道府県 → 47代表
    + 北海道の1校分
    + 東京の1校分
    = 合計49校 になります。

ポイント

  • それぞれの都道府県で予選大会(地方大会)を行い、勝った学校だけが甲子園に行けます。
  • 予選は6月〜7月に行われ、勝ち抜くのはとても大変です。

⭐︎昔から49チーム?

昔から49チームではありません。出場校の数は、歴史の中で何度も変わってきました。


出場校数の変化

  1. 第1回大会(1915年)
    • 出場は10校だけ。
    • 当時は「全国中等学校優勝野球大会」という名前で、まだ全国から集められませんでした。
  2. 1920年代〜戦前
    • 参加地域が広がり、だんだん増えていきます。
    • 戦争中(1942~1945年)は中止。
  3. 戦後再開(1946年)
    • 参加校数がさらに増え、地域を細かく分けて代表を決定。
  4. 1978年から49校に
    • 北海道を北・南に、東京を東・西に分ける方式が決まり、現在の49校になりました。

まとめ

  • 最初は10校 → 徐々に増えて今は49校。
  • 49校体制は約45年以上続いているため、今の小学生やその親世代には「ずっと49校」の印象があります。

⭐︎優勝した県は?

どの県が甲子園で優勝したことがあるの?

「夏の甲子園(全国高等学校野球選手権大会)」で優勝した学校がある都道府県の数と、どの県が優勝したことがあるのかを紹介します。

優勝経験がある県(たとえば2025年時点)

一度も優勝したことがない県

残念ながら、優勝経験がない県もたくさんあります。たとえば、千葉県・北海道・宮城県・鳥取県・岩手県・秋田県・島根県など、17道県がまだ優勝経験がありません YouTube+3朝日・日刊スポーツ+3koushien.s100.xrea.com+3ABEMA TIMES


まとめ表(わかりやすく)

優勝回数の多い県例優 勝 回 数
大阪府14回(最多)
和歌山・神奈川・愛知各8回
広島・東京・兵庫各7回

そして、優勝経験がない県もあるということです。

⭐︎春の大会はいつから?

春の高校野球(正式には「選抜高等学校野球大会」)は、**1934年(昭和9年)**から始まりました。


始まりのきっかけ

  • 当時、大阪の新聞社(毎日新聞)が「春にも高校生が全国で戦える大会を開こう」と企画しました。
  • 夏の甲子園は予選を勝ち抜いた学校しか出られませんが、春の大会は「成績や学校の姿勢などを見て選ぶ」という方式にしました。これを選抜方式といいます。

最初の大会

  • 1934年3月に甲子園球場で開催。
  • 出場は東日本・西日本の選ばれた学校だけで、最初は全国からではありませんでした。

その後

  • 戦争中(1942~1946年)は中止。
  • 戦後に再開し、全国の学校から選ばれるようになりました。
  • 現在は毎年3月下旬から4月初めに行われ、春の甲子園として親しまれています。

⭐︎昔から金属バット?

いいえ、昔から金属バットではありません。高校野球で金属バットが使われるようになったのは**1974年(昭和49年)**からです。


それまでの流れ

  1. 〜1973年まで
    • バットはすべて木製でした。
    • 木は折れやすく、重さや形にばらつきがあります。
  2. 1974年から金属バット導入
    • 折れにくく、同じ重さや形で作れるため、公平で経済的。
    • 木製より軽く、ボールがよく飛びます。
  3. その後の改良
    • 飛びすぎを防ぐため、バットの厚さや長さ、素材のルールが何度も見直されました。
    • 現在は反発力を抑えた金属バットが使われています。

なぜ金属バットにしたの?

  • 木製バットは試合や練習でよく折れるため、お金がかかりました。
  • 金属は丈夫で長持ちし、どの学校でも同じような性能のバットを使えるからです。

⭐︎昔から硬球?

はい、高校野球では**最初から硬球(こうきゅう)**を使っています。


硬球とは?

  • 野球で使う、しっかりと固く作られたボールです。
  • 表面は牛や馬の皮でおおわれ、中は糸やゴムなどがぎゅっと巻かれています。
  • 大きさや重さがプロ野球とほぼ同じです。

歴史

  • 1915年(大正4年)の第1回大会から、ずっと硬球を使用しています。
  • 軟式ボール(やわらかいゴム製)を使うのは、中学野球や草野球などが中心です。
  • 高校野球は「より本格的な野球」をめざしていたため、創設時から硬球が選ばれました。

硬球を使う理由

  1. プロ野球と同じ環境でプレーできる
  2. 打った時・投げた時の感覚や飛距離が安定している
  3. 全国どこでも同じ品質のボールを使える

⭐︎なぜ、おもしい?

1. ドラマがあるから

高校野球は負けたら終わりの一発勝負です。

  • たった1試合で3年間の努力が決まる
  • 最後の打席や最後の一球まで何が起こるかわからない
    この「はらはら感」が物語のようで、見ていてワクワクします。

2. 全力プレーがまぶしいから

高校生はまだ体も成長途中ですが、全力で走り、投げ、打ちます。

  • 泥だらけになっても滑り込む
  • けがをおしてでも仲間のために頑張る
    そういう姿が見ている人の心を動かします。

3. 地域や学校の誇りを背負っているから

  • 出場校は県の代表なので、地元の人たちが一体となって応援します。
  • 地域の期待を背に戦う姿は、見ていて胸が熱くなります。

4. 青春そのものだから

  • 仲間との絆
  • 先輩や後輩とのつながり
  • 甲子園という夢の舞台
    こうした要素が「青春ドラマ」になり、見ている人まで若い気持ちになります。

⭐︎プロ野球と高校野球のおもしろさのちがいは?

では、小学生にもわかりやすく、「プロ野球」と「高校野球」のおもしろさのちがいを表にまとめます。


比べるポイント高校野球プロ野球
試合のしくみ負けたら終わりのトーナメント(特に甲子園)長いシーズンで順位を競う(リーグ戦)
選手の年齢15〜18歳の高校生大人のプロ選手(20代〜40代)
プレーの魅力失敗もあるけど全力でぶつかる、青春感ミスが少なく、技術がとても高い
応援学校や地域全体が一体になって応援ファンや地元の球団ごとに応援
試合の速さ・迫力流れが速く、勢いがあるボールの速さや打球の飛距離がすごい
物語性3年間の集大成、一度きりの舞台選手生活が長く、記録や通算成績も楽しめる
予想のしやすさ何が起こるかわからない大逆転あり実力差がはっきり出ることが多い

まとめ

  • 高校野球は「青春・一発勝負・ドラマ性」が魅力。
  • プロ野球は「技術の高さ・長期戦での駆け引き・記録」が魅力。

⭐︎今後、高校野球はどうなる?

小学生にもわかりやすく、これからの高校野球がどうなっていくかを予想してお話します。


1. 安全と健康をもっと重視する

  • 夏の大会は暑さがとても厳しくなっているので、試合時間の変更や休憩時間の確保が増えるかもしれません。
  • 熱中症対策や、ピッチャーの投げすぎ防止のための球数制限も、もっと厳しくなる可能性があります。

2. 全国大会の形が変わるかも

  • 出場校の数や大会方式を見直す議論があります。
  • 例えば、地方大会を早く終わらせて、夏の甲子園を涼しい時期にずらす案もあります。

3. 選手の進化

  • 科学的なトレーニングや食事管理で、選手の体力や技術がさらにレベルアップします。
  • 動画やデータ分析を使って作戦を立てるチームが増えます。

4. 応援の多様化

  • インターネット中継やSNSで、地元以外の人も簡単に応援できるようになります。
  • 海外からも日本の高校野球を楽しむファンが増えるかもしれません。

5. 伝統と変化のバランス

  • ユニフォームや応援のスタイルなど、昔からの雰囲気を残しながら、新しいルールや方法を取り入れる形になっていくでしょう。

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