小学生にもわかる『花火』


⭐︎花火とは?

🌟 1.花火って何?

花火は、小さな「星(スター)」と呼ばれる火薬の粒がたくさん詰められた箱や球(シェル)でできています。点火されると、中の黒色火薬(黒色火薬=硝石・硫黄・木炭の混合)が燃えて大きな「ドーン!」という爆発を起こします。この爆発で、星が空へ飛び出して光や色を見せてくれるんです 。


🎨 2.どうして色がつくの?

色は、星に入っている「金属の成分」や「化学薬品」が火の熱で光るからです。例えば…

  • 銅 → 青色
  • ストロンチウム → 赤色
  • バリウム → 緑色
    といった感じで、入れる成分の種類で色が決まります 。

🚀 3.どうやって空に飛ぶの?

空に打ち上げる花火は「ロケット花火」や「航空シェル」と呼ばれます。底に入っている火薬が急に燃えて、ガスが出て、その力で打ち上げられます。
高度になったところで、タイマーが爆発し、星がバラバラになってキレイな模様を作るんですよ 。


🕯️ 4.日本の「線香花火」って?

夏によく見かける「線香花火(せんこうはなび)」は、小さな紙に黒色火薬がちょっとだけ入っている細長い花火です。一度火をつけると、ゆらゆらと揺れながら、ゆっくりと赤い火花が散ります。とっても静かで、優しい日本の夏の風物詩です 。


🔬 5.小さな実験で体験しよう!

「ビンの中の花火」実験も人気です。水と油をビンに入れて、そこに色水を加えると、油の中に色の玉が入ってきて、水に落ちると色が広がります。まるで花火みたい!これは、油と水の性質(混ざらない)、色の性質が科学のポイントです 。


🎥 動画で見る花火の仕組み

こちらの動画では、花火の何がどうしてあんなふうに光るのか、模型や実験を使ってわかりやすく紹介しています。ぜひご家族と一緒にご覧ください。

✅ まとめ

  • 花火は「星」と「黒色火薬」でできている
  • 色は金属の成分によって変わる
  • 炎で空に打ち上がり、爆発で光と花のような形を作る
  • 線香花火はゆっくり火花が散る日本の夏の代表です
  • 家庭でもビンを使って「小さな花火」の仕組みが体験できる

花火はただの光と音のお楽しみではなく、化学や物理、タイミングの科学が満載です。夏のお祭りで花火を見るときは、「どうしてあの色?」とか「どうやってあがってるのかな?」って考えてみると、もっと面白く感じると思います。

⭐︎いつ誰が発明した?

🎇 1.とてもむかしのお話(約2,000年前〜)

  • いちばん最初の“火の音”は、紀元前200年ごろの中国で、「爆竹(ばくちく)」のもとになった自然の音だと考えられています。竹を火にくべると、空気が熱で破裂して「パン!」という音がするんです。

⚗️ 2.”火薬”の発明(600〜900年ごろ)

  • 600〜900年ごろ、中国の人たちが黒色火薬(硝石・硫黄・木炭の混ぜもの)を竹筒に詰めて燃やすと、バチバチ音や光が出ました。これが「火薬入りの爆竹」で、本当の花火のはじまりです 。

🙏 3.火薬を使った爆竹を考えた人(Li Tian)

  • 9世紀初め(唐〜宋の時代)に、中国・湖南省(こんなしょう)リュウヤン地域(現在のLiuyang)で、**李天(Li Tian)**という僧侶(そうりょ)が「黒色火薬を竹筒に入れて爆竹を作った」といわれています(621年ごろ)。毎年4月18日に彼の功績をお祝いする人たちもいます 。

🚀 4.打ち上げ花火へ進化(1000年以上前〜)

  • その後、竹筒ではなく紙の筒(シェル)やロケットに火薬が詰められ、高くあがって爆発する「打ち上げ花火」に発展していきました。
  • 花火の技術は13世紀ごろにヨーロッパに伝わり、15世紀にはイタリアなどで盛んに作られるようになり、王様やお城の記念行事などで使われるようになりました 。

✅ まとめ

時期発明・発展した内容人物
紀元前200年ごろ竹を火にくべて爆発音「パン!」(人物不明)
600〜900年黒色火薬を竹筒へ入れる実験中国の人々
621年ごろ火薬入り爆竹を発明僧侶・李天(Li Tian)
13世紀以降打ち上げ花火へ進化、ヨーロッパへ伝来ヨーロッパの職人たち

このように、花火はとても古く中国でひらめきとともに生まれ、たくさんの人の工夫と発明を経て、きれいな「打ち上げ花火」になったのです。

⭐︎何のために作った?

🎉 1.悪いものを追いはらうため

とても昔、中国の人たちは、怖い霊や悪いものが近づいてきて困ると信じていました。そこで、爆竹のように「パーン!」という大きな音や煙を出すことで、怖いものを追い払おうとしたんです 。


🔍 2.不老不死(ふろうふし)のひみつをさがすため

また、お坊さんや錬金術師(れんきんじゅつし)が「長生きしたい」「不老不死になりたい」と考えて、いろいろなものを混ぜて試していました。そのとき、偶然に黒色火薬(硝石・硫黄・木炭)ができてしまい、爆竹や花火のもとになったとも言われています 。


🎈 3.お祝いのため

火薬と煙、きれいな色や音を使って、お祭りやお祝いごとを盛り上げたかったからです。例えば、お正月・誕生日・結婚式・お葬式・宮廷やお城の行事など、いろいろな節目で「明るくお祝いしたい!」という想いがありました 。


✅ まとめ表

理由どうやって?
悪いものを追い払う爆竹で大きな音や煙を出す
不老不死をさがす錬金術の実験が偶然の発明に
お祝いを楽しくする花火の色や音で喜びを伝える

つまり、花火は「怖いものをやっつけるため」や「長生きのひみつを見つけるため」の実験がきっかけで生まれ、いつの間にか「お祝いを盛り上げる楽しい装置」になったのです。
昔の人は、科学とセレモニー(お祝い)の両方にとても興味を持っていたんです!

⭐︎花火の種類は?

🎇 1.打ち上げ花火(Aerial Shells)

空にパッとあがって、大きな爆発や花の形を作るものです。さらにいくつかに分けられます:


🌀 2.エフェクトの種類(花の形や輝き)

打ち上げた後の「空の見た目」で名前がついています :

名前イメージ
ブロケード(Brocade crown)光の糸が蜘蛛の巣のように広がる
クリサンセマム(Chrysanthemum)菊の花みたいに球形に散る
コメット(Comet)長い尾を引いて飛ぶ
クロセット(Crossette)飛んでからさらに分かれてクロス模様
ダリア菊より少し大きめで星が少なめ
フィッシュなど魚や星型などユニークな模様 theweathernetwork.sky-stg.pelmorex.com+10celebratesafely.org+10keystonefireworks.com+10

✨ 3.地上で楽しむ花火(Handheld / Ground)

手に持ったり地面で使う小型花火です:

  • 線香花火:細い棒からゆっくり火花が出て、静かで繊細 。
  • 手持ち花火:ピカピカ光るもの(スパーク系)や底から勢いよく火が出るものen.wikipedia.org+11hanabi-tora.com+11thegate12.com+11
  • 噴出花火:地面に置くと木や噴水のように噴いて光るタイプ 。
  • 回転・音物:火が出て回ったり、音が鳴ったりする面白い仕掛け花火 hanabi-tora.com
  • パラシュート花火・ナイヤガラ:小さな落下型や壁のように流れる花火 hanabi-tora.com

🚀 4.ロケットやキャンドル系など

  • ロケット花火(Skyrocket/Bottle rocket):打ち上がって音や光を楽しむ 。
  • ローマンキャンドル(Roman candle):ゆっくり星が飛び出す棒状の花火 time.com
  • ケーキ(Cake/Aerial repeater):小さな筒が束になってリズミカルに光り続けるwildwillysfireworks.com

🌞 5.昼花火・音花火

昼間や式典で使う、音や煙メインの花火です:

  • 号砲(ごうほう)、段雷、万雷など音だけで合図の花火 hosoya-hanabi.co.jp
  • 煙花火:色つきの煙を出す花火 。

✅ まとめ

花火は、大きな空で光や形を見せる「打ち上げ系」、手や地面で楽しむ「地上系」、ロケット・キャンドルなど「動く系」、そして昼間や音だけの「音・煙系」に分かれます。それぞれ特徴や使う場面が違っていて、見るときには名前や形に注目するともっと楽しくなります!

⭐︎いくらくらいする?

🎇 打ち上げ花火(空にあがるもの)

つまり、家庭用だと3,000〜10,000円くらい、大きな大会だと1発数十万円になるものもあります。


🎆 手持ち花火・地上花火(おうちで楽しめるもの)


📦 セット商品(たくさん入ってお得なセット)


🏞️ プライベート花火大会(業者に依頼)

  • 約30発:約10万円
  • 約75発:約20万円
  • 約120発:約30万円
  • 約200発:約50万円 

✅ まとめ

花火のタイプ値段の目安
家庭用・手持ち花火100〜2,500円くらい
小さな打ち上げ花火(3〜5号玉)3,000〜11,000円
大きな打ち上げ花火(尺玉など)50,000円〜
専門業者のプライベート打ち上げ数十万〜数百万円

おうちで楽しむなら、100円〜2,000円の手持ち花火セットが人気ですし、ちょっと空にあげてみたいなら3〜5号玉が1発数千円で楽しめます。

⭐︎日本で発明されたものは?

🎆 1.線香花火(せんこうはなび)

  • 小さな和紙の棒に火薬が少し入っていて、火をつけるとゆっくりと火花が繊細に広がり、最後は小さなスパークが美しい「儚(はかな)」い花火です。日本独自で、特に「もののあはれ」を感じさせる文化があるといわれています honda.co.jp

🔥 2.手筒花火(てづつはなび)

  • 竹筒の中に火薬をぎゅうぎゅうに詰め、手に持って火をつけると、火柱が勢いよく吹き上がる勇壮(ゆうそう)な花火です。静岡などの祭(まつり)で使われ、江戸時代から続く伝統工芸です 。

🌸 3.割物での職人技(多重芯・変化玉・同心円)

日本の打ち上げ花火(空にあがる大きな玉)は、ただ光るだけでなく、「芯(しん)」という中心の色が変わるものや、二重・三重に広がる「多重芯」、同心円状に開く精密な作りなど、繊細で美しい表現が特徴です。その高い技術は「日本独自の美しさ」だと世界に評価されています honda.co.jp+4prince-eibei.jp+4leon.jp+4


🎇 4.ポカ物・半割物・型物の工夫


✅ まとめ

種類特徴
線香花火とても小さくて繊細、日本の心を感じさせます
手筒花火竹筒を手に持って火花を吹き上げる豪快な伝統
職人の割物技術多重芯や色が変わるなど、緻密で美しい設計
ポカ物・半割物・型物創意工夫が感じられる動きや形の花火

日本の花火は、技術や美意識の工夫がいっぱい詰まっていて、華やかさだけでなく「繊細さ」や「自然との共鳴」も大事にしています。
もし実際に見るときは、どんな芯(色の変わり方)、形(ハート?千輪?)かに注目してみると、もっと楽しく感じられます!

⭐︎花火をするときに気を付けることは?

✅ 安全に楽しむための 7つのキホン

1. 大人がしっかり見守ること

子どもは絶対に花火に火をつけないで。大人が全部をやります 。


2. 安全な場所で行うこと


3. 手元に水を用意すること

バケツの水やホースを用意して、もしの時にすぐ消せるようにしておこう 。


4. 花火は1本ずつ、体から離して着火!

  • いっぺんにたくさん点火しないで。
  • 火をつけるときは体や服から離して、すぐにさがろう 。

5. 「ダメになった花火」は拾わずに放置しよう

燃えなかった花火(“ダッド=dud”)はすぐに拾わず、15〜20分後に水に浸してから処分しますforeignlang.ecc.co.jp+8files.clarkcountynv.gov+8ucsfbenioffchildrens.org+8


6. ペットや小さい子は遠ざけよう

犬や猫はすごく驚くから、屋内に入れてあげて 。
赤ちゃんや小さい子も近づかないように気を付けましょう。


7. 服や耳・目のだけも守ろう

  • 長い棒(着火棒)を使って火をつけると安全だよ。
  • 花火の音はとても大きく、耳を痛めることもあるから、耳栓やイヤーマフをつけるのもおすすめ 。
  • 火が飛ぶこともあるので、ゆるい服じゃなくぴったりした服で、目を守るゴーグルもあると安心です。

🔥 忘れずに!後片付けも安全第一

花火が終わったら、必ず使用済みの花火は水に浸すこと!燃え残りが火事の原因になることがありますtime.com+8files.clarkcountynv.gov+8junglecity.com+8


🎯 まとめ表

項目内容
大人の見守り子どもが火をつけない
場所安全な屋外、自治体の許可を確認
消火準備水やホースを用意
点火方法本数を守りすぐ離れる
燃え残り焚かずに水に浸して処分
ペット・子ども離しておく
身を守る耳・目・服を保護
後片付けきれいに処理して安心

安全に楽しむためには、「準備・見守り・後片付け」がとっても大切です。でも、このキホンを守れば、花火はすごく楽しい夏の思い出になります😊

⭐︎花火は今後どうなる?

🌍 1. より環境にやさしく

現在の花火は、たくさんの煙や有害な微粒子(PM2.5)を出すことがわかっています。
そこで、

  • 有害成分を減らした「グリーン花火」(毒性の少ない金属などを使ったもの)が使われるようになってきました environmentenergyleader.com+4earth.org+4deq.utah.gov+4
  • また、**短時間で低騒音な「サイレント花火」**も注目されていて、ペットや野生動物への配慮が進んでいます 。

🚁 2. ドローン・ライトショーが登場

  • ドローンを使った光のショーが、音の静かな代替として注目されています。
  • 爆発音も煙もないので、環境や動物にやさしいんです nationalgeographic.com

🏛️ 3. ルールや規制も変わってきています

  • 中国などでは、大気汚染を防ぐために花火の使用時間を制限したり、禁止にしたりしています 。
  • ヨーロッパや世界各地でも、よりすぐれた安全基準が作られつつあります 。

💡 4. 技術やデザインの進化

  • 環境にやさしい化学素材を使ったり、
  • ドローンと花火を組み合わせた新しい演出も研究されています。
  • イベント会社でも、サステナブルな(持続可能な)エンタメに力を入れる動きが増えています 。

✅ まとめ表

今後の方向性えらいところ
環境配慮の花火有害物質を少なく、空気と水にやさしい
サイレント花火騒音を減らし、動物も安心
ドローンショーバクハツ音・煙ゼロ、再利用OK
強化される規制汚れや安全のルールがしっかり
新しい演出花火×ドローン×音・光の組み合わせ

これからの花火は、「美しさ」だけじゃなくて、「地球や動物へのやさしさ」や「安全」も大切にする時代に向かっています。
昔ながらの打ち上げ花火ももちろんすてきですが、「どんな花火だろう?」と注意して見ると、新しい発見があるかもしれません。

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