小学生にもわかる『税金』


⭐︎税金とは?

みなさんが住んでいる町には、学校や病院(びょういん)、消防車(しょうぼうしゃ)や警察(けいさつ)、道路(どうろ)や公園(こうえん)など、みんなで使う大切なものがたくさんありますよね。それらをつくったり、なおしたり、はたらいている人にお給料(きゅうりょう)をはらったりするには、お金が必要です。

このお金を出し合う仕組みが「税金(ぜいきん)」です。

税金は、お店でお買い物をしたときについてくる「消費税(しょうひぜい)」や、おとなが働いてもらう「給料(きゅうりょう)」にかかる「所得税(しょとくぜい)」など、いろいろな種類があります。

税金は、みんなが気持ちよく生活できるようにするためのみんなで出し合う大切なお金なのです。


たとえると、遊園地(ゆうえんち)に入るためのチケットのようなものです。チケット代をはらうと、ジェットコースターや観覧車など、いろんな乗り物が使えるようになりますよね?税金も、町や国のいろんなサービスを使えるようにするための「チケット代」なんです。

⭐︎いつ誰が発明した?

「税金(ぜいきん)」は、とても古い時代からあるしくみで、だれか一人が発明したものではありません。でも、歴史の中でいつごろから始まったのかをお話しします。


🌍税金のはじまりは?

税金のようなしくみは、今から約5000年前の古代メソポタミア(こだいメソポタミア)という場所で使われていたことがわかっています。ここは、今のイラクのあたりです。王さまや支配者(しはいしゃ)が、農民(のうみん)や商人(しょうにん)から作物(さくもつ)や家畜(かちく)などを集めて、それを使って国を守ったり、道を作ったりしていました。

当時はお金がなかったので、「お米を10こ分けてね」とか「牛を1頭わたしてね」という**物での税金(ぶつぶつこうかん)**だったんです。


🇯🇵日本ではいつから?

日本では、飛鳥時代(あすかじだい)や奈良時代(ならじだい)、つまり今から1300年以上前にはすでに税金のしくみがありました。「租(そ)・庸(よう)・調(ちょう)」という3つの税がありました。

  • 「租(そ)」…田んぼでとれたお米の一部をおさめる
  • 「庸(よう)」…おとなが労働(ろうどう)や布などをおさめる
  • 「調(ちょう)」…地方の名産品(めいさんひん)をおさめる

これらを国におさめることで、都(みやこ)を守ったり、神社やお寺を作ったりしていたのです。


つまり、税金は国や町を動かすために、昔から世界中で少しずつ生まれたアイデアなんです。

⭐︎現在、日本ではいくら払っている?

🧾 日本での税金の支払い額はどれくらい?

日本では、働いている人や家族が、いろいろな税金を払っています。その中には、所得税(しょとくぜい)や住民税(じゅうみんぜい)、**消費税(しょうひぜい)**などがあります。

💼 所得税と住民税

働いている人がもらうお給料からは、所得税と住民税が引かれます。たとえば、年収が600万円の人の場合、所得税と住民税を合わせて約100万円くらい払うことがあります。辻・本郷 税理士法人

🛍️ 消費税

お店で物を買ったりサービスを受けたりするときに払うのが消費税です。現在、日本の消費税率は10%です。たとえば、100円の物を買うと、10円が消費税として加わります。平均的な4人家族の世帯では、年間の消費税の負担額は約29.8万円になると計算されています。 DLRI


💰 まとめると

日本では、働いている人が所得税や住民税を払い、買い物をするときには消費税を払っています。これらの税金は、学校や病院、道路など、みんなの生活を支えるために使われています。

⭐︎社会保険料や健康保険料も税金?

社会保険料や健康保険料は、税金とは少し違うものですが、お金を支払うという点では似ています。では、それぞれについてわかりやすく説明します。


🏥 社会保険料とは?

社会保険料は、主に次のようなものを支えるために支払います:

  1. 健康保険(けんこうほけん) – 病気やけがをしたときに、お医者さんにかかるためのお金をカバーするため。
  2. 年金保険(ねんきんほけん) – 将来、年を取って働けなくなったときに、生活を支えるためのお金をもらうため。
  3. 介護保険(かいごほけん) – 高齢になって介護が必要になったときに、サポートを受けるためのお金を支払うため。

社会保険料は、基本的には働いている人やその会社給料から引かれる形で支払います。これは税金ではなく、将来の自分や家族のための**「保険」**のようなものです。


💰 税金との違いは?

税金は、国や地方自治体が使うために集めるお金です。税金の使い道は、公共の施設(学校、病院、道路など)を作ったり、維持したりするために使われます。

一方、社会保険料は、個人の生活をサポートするために使われるお金です。病気や年齢を重ねたときのために積み立てられるという特徴があります。


📊 まとめると

  • 税金は公共のサービスや施設のために使われる。
  • 社会保険料は、自分や家族が困ったときに助けてくれる「保険」のために使われる。

どちらも生活を支えるために重要ですが、使われ方が少し違います。

⭐︎年金は?

🧓 年金(ねんきん)ってなに?

年金は、年をとって働けなくなったときや、けがや病気で働けなくなったとき、または家族をなくしてしまったときなどに、お金がもらえるしくみです。

これは、みんなでお金を出し合って、助け合う「保険」のようなものです。


🏛️ 税金ではなく、社会保険の一つ

年金は「税金」ではなく、**社会保険料(しゃかいほけんりょう)**の一つです。

日本では、20歳になると、**「国民年金(こくみんねんきん)」**に入る決まりがあります。そして、会社ではたらいている人は「厚生年金(こうせいねんきん)」にも入っています。

毎月、お給料から「年金保険料(ねんきんほけんりょう)」という形でお金が引かれています。


💡 将来どうなるの?

みなさんが大人になって、年をとったときにこの年金をもらうことができます。

年金があることで、おじいちゃんやおばあちゃんたちが安心して生活できるのです。将来、年金のしくみがもっとよくなるように、今もいろんな見直しがされています。


📌まとめ

分類内容
年金将来のための「保険」
税金国や町を動かすためのお金
共通点どちらも「みんなで出し合って、助け合う」ための仕組み

⭐︎国や地方自治体が集めるお金は収入の何%?

日本で国や地方自治体が集めるお金が、私たちの収入のどれくらいの割合になるのか、小学生にもわかりやすく説明します。


💰 国民負担率(こくみんふたんりつ)ってなに?

「国民負担率」とは、私たちが払う**税金(ぜいきん)社会保険料(しゃかいほけんりょう)**が、私たちの収入(しゅうにゅう)全体の中でどれくらいの割合を占めているかを示す数字です。武蔵コーポレーション株式会社+1財務省+1

たとえば、収入が100万円あったときに、税金や社会保険料で40万円払っていたら、国民負担率は40%になります。


📊 日本の国民負担率はどれくらい?

日本の国民負担率は、**約47.9%**です(2020年のデータ)。これは、私たちの収入の約半分が、税金や社会保険料として国や地方自治体に支払われていることを意味します。財務省+3武蔵コーポレーション株式会社+3東京都税務署+3

この数字は、世界の中では中くらいの位置にあります。たとえば、フランスやデンマークなどの国では、国民負担率が60%を超えていることもあります。


🏛️ 税金や社会保険料は何に使われているの?

私たちが払った税金や社会保険料は、次のようなことに使われています:

  • 学校や図書館、公園などの公共施設の建設や運営
  • 道路や橋の整備
  • 警察や消防などの安全を守る活動
  • 病院や医療サービスの提供
  • 年金や介護などの社会保障

つまり、私たちの生活を支えるために、みんなでお金を出し合っているのです。


🧾 まとめ

  • 日本では、収入の約半分が税金や社会保険料として支払われています。
  • このお金は、私たちの生活を便利で安全にするために使われています。
  • 国民負担率は、国や時代によって変わることがあります。


⭐︎国民負担率は昔から約半分?

🕰️ 昔の国民負担率はもっと低かった!

国民負担率は、昔はもっと低かったんです。

  • 📉**1955年(昭和30年ごろ)**の日本の国民負担率は 約18%
  • 📈2020年代には 約48%前後

つまり、戦後のころは収入の5分の1くらいだったのが、今ではほぼ半分になっているのです!


なぜ高くなったの?

国民負担率が上がった理由は、いくつかあります:

  1. 🧓 高齢者(こうれいしゃ)がふえた
     → 年金や医療、介護などにたくさんお金がかかるようになりました。
  2. 🏥 社会保障が手厚くなった
     → 国民みんなが安心して生活できるように、保険や福祉がどんどん整ってきました。
  3. 🚧 公共サービスがふえた
     → 道路、公園、学校など、みんなで使うものを作ったり守ったりする費用もふえてきました。

🌟 まとめ

時代国民負担率(だいたい)
昭和30年ごろ約18%
平成元年ごろ約35%
現在(令和)約48%

国民負担率は、時代とともにすこしずつ上がってきています。これは、私たちの暮らしを支える仕組みが大きくなっている証拠でもあります。

⭐︎今後どうなる?

🔮 国民負担率はこれからどうなる?

将来、国民負担率はもっと上がるかもしれないと言われています。
理由は、大きく分けて3つあります。


① お年寄りがふえていくから 🧓🧓🧓

日本では、赤ちゃんの数が少なくなり、お年寄りがどんどんふえています。
お年寄りがふえると、

  • 年金(ねんきん)
  • 医療(いりょう)
  • 介護(かいご)

などに使うお金がもっと必要になります。
このお金をまかなうためには、税金や社会保険料をもっと集める必要があるのです。


② 働く人が減っているから 🧑‍💼➡️😓

若い人や働く人の数が減ると、税金をおさめる人も減ってしまいます。
そうすると、今と同じサービスを続けるためには、1人あたりの負担が重くなる可能性があります。


③ サービスを見直すこともある 🔁

国は、これからの時代に合わせて、

  • 税金のしくみを変えたり
  • 社会保障の使い方を見直したり
  • 支えあいのバランスを調整したり

して、みんなが安心して暮らせる社会を目指しています。


📊 これからの見通し(けいかく)

日本の政府は、将来の国民負担率が50〜60%くらいになる可能性もあると考えて、いろいろ準備をしています。


🧠 まとめ

ポイント内容
今の負担率約48%
将来は?もっと高くなるかもしれない(50%超えの予想も)
なぜ?高齢化・働き手の減少・社会保障の充実
対策しくみの見直し、支えあいの工夫

これからの日本を支えるのは、今の小学生のみなさんです!
「どうすれば、みんなが気持ちよく助け合えるか?」を考えることが、とっても大切になります😊

⭐︎収入が少なくても暮らしていける?

🧺 基本的には暮らしていけるように、国が助けてくれます!

日本では、収入が少ない人や、困っている人が安心して暮らせるように、いろいろな支援(しえん)やしくみがあります。


🏥 たとえば、こんなしくみがあります

① 生活保護(せいかつほご)

お金がなくて、食べものや家がないようなときに、国や市区町村(しくちょうそん)が生活に必要なお金や家賃、医療費などを出してくれる制度です。

② 児童手当(じどうてあて)

こどもがいる家庭には、毎月お金が支給(しきゅう)される制度があります。こどもの成長を国が応援してくれます。

③ 医療費の補助(ほじょ)

小学生や中学生くらいまでの子どもは、病院でかかるお金が無料やとても安くなる制度があります(自治体によってちがいます)。

④ 公営住宅(こうえいじゅうたく)

収入が少ない人でも住みやすいように、安い家賃のアパートや団地を提供する制度もあります。


🧠 大切なのは「一人でがまんしすぎない」こと

もしお金のことでこまったら、学校の先生や市役所の人に相談することが大切です。
日本には、だれかが困っているときに、みんなで助け合う仕組みがちゃんとあります。


🌈 まとめ

状況国や自治体のサポート
生活が苦しい→ 生活保護、給付金、住宅支援など
子育て中→ 児童手当、医療費補助、保育園など
病気やけが→ 健康保険、医療費の減免制度など

なので、「収入が少ないと大変だけど、ちゃんと暮らしていけるように支えてくれる制度がある」ということを知っておいてください😊

,

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA