⭐︎血とは?
血(ち)というのは、体の中を流れている赤い液体(えきたい)のことです。わたしたちの体の中にはたくさんの血があり、大人では4~5リットルくらいあります。ジュースのペットボトル4~5本ぶんです!
🧱血の中にはなにがあるの?
血はただの赤い水ではありません。小さなつぶつぶがたくさん入っています。
- 赤血球(せっけっきゅう):体のすみずみに酸素(さんそ)を運びます。赤いのはこのせいです。
- 白血球(はっけっきゅう):ばい菌(きん)とたたかって、体をまもります。
- 血小板(けっしょうばん):けがをしたときに血をとめてくれます。
- 血しょう:つぶつぶを流すためのうすい黄色の液体です。
🚚なにをしているの?
血は体の中でいろいろな仕事をしています。
- 酸素や栄養(えいよう)を運ぶ
- いらなくなったもの(ごみ)を持っていく
- 体温(たいおん)をたもつ
- ばい菌とたたかう
💡どうして大事なの?
血がないと、体の中に酸素が届かず、動けなくなってしまいます。また、病気とたたかえなくなったり、けがが治らなくなったりします。
🧪まとめ
血は体の「宅配便(たくはいびん)」のようなもので、いろんな大切なものを運んでくれています。体の中をいつも元気にしてくれている、なくてはならないヒーローなのです!
⭐︎全ての生き物に血がある?
答えは…「すべての生き物に血があるわけではありません」。
🐶血がある生き物
血があるのは、人間や動物(どうぶつ)たちです。
たとえば…
- 人間
- 犬やねこ
- 魚(さかな)
- 鳥(とり)
- カエル
- ヘビ
これらは「動物(どうぶつ)」とよばれ、血が流れています。血の色は赤だけでなく、ちょっとびっくりする色のものもいます!
🌈血の色はいろいろ?
はい!生き物によって血の色がちがいます。
- 人間や犬:赤い血
- タコやイカ:青い血(銅という金属が入っているから)
- ミミズやヒル:赤い血
- 一部の昆虫(こんちゅう):透明(とうめい)や黄色のような血
🐛血がない生き物もいる?
はい、います!
たとえば…
- クラゲ
- 海そう(かいそう)
- きのこ
- バクテリアやアメーバ
これらは、血のような液体がありません。でも、体の中で栄養(えいよう)や酸素(さんそ)を別のやり方で運んでいます。
💡まとめ
血があるのは人間や動物などの「高いしくみをもった生き物」です。
でも、ぜんぶの生き物が血をもっているわけではないのです。
⭐︎進化の過程でなぜ血ができた?
🐟むかしむかしの生き物は…
いちばん古い生き物(たとえば海にすむ小さな生き物)は、とても小さかったので、体の外から酸素や栄養をじかに取りこめたんです。
でも…
だんだん体が大きく、**複雑(ふくざつ)**になると、 「もう、外からだけじゃ足りない!」 となりました。
🚚じゃあどうしたの?
そこで登場したのが、「血(ち)」です!
血があると…
- 体の中のすみずみまで酸素(さんそ)や栄養(えいよう)を運べる
- いらなくなったもの(ごみ)を外に出せる
- 体温(たいおん)を一定に保てる
- ばい菌(きん)とたたかえる
つまり、血があると、大きな体でもちゃんと生きていけるようになるのです!
🧬なぜ赤くなったの?
血が赤いのは、「ヘモグロビン」という特別なたんぱくしつが入っているからです。
このヘモグロビンが酸素とくっつくと、赤くなるんです。
進化の中で、ヘモグロビンを持つ生き物はたくさん酸素を運べるようになり、強くなっていきました。
🧠まとめ
血は、体が大きくなったり、長く生きたりするために進化の中で生まれたすごいしくみです。
血があることで、今の私たちのような動物が元気にくらせるようになったんです!
⭐︎最初に血ができたのはどんな生き物?
🧬一番はじめに血をもったのは?
とっても昔、今から約6~7億年前、海の中にすんでいた小さな生き物が、最初に「血のようなもの」をもつようになったと考えられています。
それは、「環形動物(かんけいどうぶつ)」とよばれる仲間で、ミミズやゴカイのような形をした生き物でした。
🪱なぜミミズの仲間?
ミミズの仲間は、体の中に「血管(けっかん)」があり、赤い血を流して酸素や栄養を運んでいたことがわかっています。
これは、今の動物たちの血のはじまりにとても近いと考えられているんです!
🦑え?タコやイカの血は?
タコやイカは「青い血」をもっています。
これは「ヘモシアニン」という物質でできていて、**銅(どう)**が入っているから青く見えるんです。
これも、別の進化の中で生まれた「血」の仲間なんです!
🌊つまりどういうこと?
血は一つの場所からポンと生まれたのではなく、
いろんな生き物が、自分に合った方法で「血のようなもの」を進化させてきたのです。
🧠まとめ
- 最初に「赤い血」をもったのは、ミミズのような海の生き物でした。
- 生き物の種類によって、血の成分や色はちがいます。
- 血は、体を大きくして長く生きるための大切な進化でした。
⭐︎ヘモグロビンってなに?
ヘモグロビンは、血の中にある赤血球(せっけっきゅう)の中にふくまれているたんぱくしつの名前です。
見た目には見えませんが、とっても小さなヒーローで、
わたしたちが生きていくために絶対に必要なものなんです!
💨なにをするの?
ヘモグロビンのいちばん大事な仕事は、酸素(さんそ)を運ぶことです!
- 肺(はい)に入ってきた酸素をキャッチ!
- 赤血球にのって、体じゅうにある細胞(さいぼう)まで運ぶ!
- 細胞に酸素をわたすとき、かわりに二酸化炭素(にさんかたんそ)を受け取る!
- その二酸化炭素を肺まで運んで、「はい、さようなら~」と外に出します!
🚛 まるで「宅配便(たくはいびん)」のようなはたらきです!
🟥なぜ血が赤くなるの?
ヘモグロビンは、酸素とくっつくと赤くなるという性質(せいしつ)があります。
なので、わたしたちの血は赤く見えるんです!
💡まとめ
- ヘモグロビンは血の中の「酸素運び屋さん」。
- 赤血球の中にあって、体のすみずみに酸素を届けます。
- 酸素とくっつくと赤くなるから、血は赤く見えるんです。
⭐︎血は作れる?
🩸血は体の中で作られている!
はい!血はわたしたちの体の中で作られています。
血は勝手にどこかから流れてくるのではなく、**「骨の中」**で作られているんですよ。
🦴どこで作られるの?
血は、「骨髄(こつずい)」という骨の中にあるやわらかい部分で作られます。とくに、
- 背骨(せぼね)
- あばら骨(こつ)
- 足の太ももの骨
などの中が、「血を作る工場(こうじょう)」みたいな場所です。
🛠どうやって作るの?
骨髄の中にある「もとになる細胞(さいぼう)」が、いろいろな命令(めいれい)を受けて、
- 赤血球(せっけっきゅう)
- 白血球(はっけっきゅう)
- 血小板(けっしょうばん)
などに育っていきます。
ふだんごはんを食べたり、運動したりすることで、血を作る材料(ざいりょう)や力がたくさんそろって、毎日新しい血が作られているんです。
🧪人工的に(人間の手で)作れるの?
🔬科学の力で、「血ににたもの」や「代わりになるもの」は作られてきていますが…
- **ほんものの血(赤血球やヘモグロビンがしっかり働くもの)**を完全に人工で作るのは、まだとてもむずかしいです。
だから、今でも病気やけがの人には「献血(けんけつ)」で集めた血を使っています。
💡まとめ
- 血は「骨の中の工場(骨髄)」で毎日作られている。
- 食べものや元気な体が、血を作るもとになります。
- 科学で人工の血を作ろうとがんばっているけど、まだむずかしい。
⭐︎大量に出血した場合、どうすればいい?
🩸大量出血したときはどうする?
① まず あわてずに大人を呼ぶ
- 一人ではぜったいに無理です。すぐに近くの大人や先生に知らせましょう。
- 119番(いちいちきゅうばん)で**救急車(きゅうきゅうしゃ)**をよんでもらうことも大切です。
② 出血しているところをおさえる(止血)
血を止めるには、出血しているところを強くおさえるのがポイントです。
- 清潔(せいけつ)なガーゼやハンカチがあれば使います。
- なければ、手でぎゅっとおさえてもOK!
- 出血が手や足の場合は、心臓より高くあげると、少し出血がおさえられます。
⚠️ 血が出ているところに何かをさしてはいけません(刃物など)!
無理にぬくと、もっと出血してしまいます。
③ 出血が止まっても、すぐに病院へ
血が止まったように見えても、体の中ではまだ出血していることもあります。
かならずお医者さんに見てもらうことが大事です。
💡まとめ
- 大量に出血したら、すぐに大人を呼ぶ
- 出血しているところをしっかりおさえる
- 救急車を呼んで、すぐに病院へ行く
血は命にとってとても大切なものです。
だからこそ、出血したときの「正しい行動」を知っておくと、自分やだれかの命を助けることができます。
⭐︎血から何がわかる?
🧪血からわかることは?
血は体の中を流れる**「情報の川」**みたいなものです。
血を少し調べるだけで、たくさんのことが分かります!
① 体の元気さ(健康かどうか)
- 赤血球の数が少ない → 貧血(ひんけつ)かも?
- 白血球が多い → 風邪やばい菌と戦っているかも?
- 血小板が少ない → 血が止まりにくくなっているかも?
② 病気になっていないか
- **血糖値(けっとうち)**が高い → 糖尿病(とうにょうびょう)の可能性
- コレステロールが多すぎる → 血管(けっかん)の病気に注意
- ウイルスやばい菌の反応 → インフルエンザやコロナの検査にも使えます!
③ 血液型(けつえきがた)
- A型、B型、AB型、O型など、自分の血液型がわかります。
- 血液型は、輸血(ゆけつ)や手術のときにとても大事な情報です。
④ 食べたものや薬の影響
- 何を食べたか、どんな薬を飲んだかも、血の中にひみつが残っているんです!
- だから、スポーツの「ドーピング検査」などにも使われます。
⑤ 遺伝子(いでんし)の情報
- じつは、**血の中にはDNA(いでんし)**も入っているんです!
- 誰の血か、どんな体質かなど、とてもくわしくわかるようになっています。
💡まとめ
血を調べると、こんなことがわかります:
| わかること | どんな意味? |
|---|---|
| 健康のようす | 元気かどうか、病気かどうかが分かる |
| 病気のサイン | 糖尿病、感染症、がんの可能性など |
| 血液型 | A型、B型などが分かる |
| 食べ物や薬の影響 | 体にどんなものが入っているか分かる |
| 遺伝子の情報 | DNAや体質のヒントが分かる |
血は、体の「ひみつメッセージ」がたっぷりつまった宝物のようなものなんです😊
⭐︎今後、どうなる?
🔮これからの「血」の未来は?
血そのものは、人間や動物が生きているかぎりなくなりません。
でも、「血の使い方や調べ方、作り方」は、どんどん進化(しんか)していくと考えられています!
① 人工の血(じんこうのち)がもっと進む!
- いまはまだほんものの血の代わりを作るのはむずかしいけれど、
未来には、人工的に作った血液で手術やけがの治療ができるようになるかもしれません。 - 宇宙や戦場など、人の血がすぐに使えない場所でも役立つと言われています。
② 血液検査がもっとカンタンに!
- 今は注射をして血を取ることが多いですが、未来には、
- ほんの一滴(てき)の血
- もしくは、注射なしの検査 でも、たくさんの病気をすぐに調べられるようになると考えられています。
③ 病気の予防にもっと使われる
- 血にふくまれる遺伝子(いでんし)情報をもとに、 「どんな病気になりやすいか」「どんな薬が合うか」を前もって知ることができるようになります。
- つまり、病気になる前に対策できる時代になるんです!
④ 動物の血も研究される
- タコの青い血や、昆虫の血などをもっと研究することで、 人間にはないすごい力が見つかるかもしれません。 たとえば…寒さに強い、ばい菌に負けない、など!
💡まとめ
これからの「血」の未来は――
| 分野 | 未来の予想 |
|---|---|
| 人工の血 | 手術や宇宙で使える、新しい血が作られるかも! |
| 血液検査 | 注射なしで、すぐに体のようすがわかる |
| 病気の予防・薬の選び | 血から体質を調べて、ぴったりの薬がわかる |
| 動物の血の研究 | 人間にはないすごい能力が見つかるかも! |
血はこれからも、わたしたちの健康をまもるための大切なカギになります😊
「血の未来にワクワクしてきた!」という人は、ぜひ理科や医学をもっと学んでみてください!

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