小学生にもわかる『絵画』


⭐︎絵画とは?

絵画(かいが)とは、絵をかくことや、かかれた絵のこと をいいます。紙やキャンバス(布)に、えのぐやクレヨン、ペンなどを使って色や形をつけていきます。

絵画の歴史

絵は とても昔から かかれています。たとえば 約3万年前 の人たちは、どうぶつの絵をほら穴(どうくつ)のかべにかいていました。これは 「ラスコーの洞窟(どうくつ)」 などで見ることができます。

やがて、エジプトやギリシャの人たちは王さまや神さまの絵 をかくようになり、中世(ちゅうせい)になると、キリスト教(きょう)の話をえがいた絵がたくさん生まれました。

有名な絵画

世界にはたくさんのすばらしい絵があります!いくつか紹介します。

  1. モナ・リザ(レオナルド・ダ・ヴィンチ作)
    • にっこり笑う女の人の絵です。とてもひみつが多く、みんなが大好きな絵です。
  2. ひまわり(フィンセント・ファン・ゴッホ作)
    • まるで太陽のような、あざやかな黄色のひまわりの絵です。
  3. 叫び(さけび)(エドヴァルド・ムンク作)
    • びっくりしたような顔の人が大きな口をあけている絵です。

絵画のいろいろなスタイル

絵にはいろいろなかきかたがあります。

  • リアルな絵(写実主義):ほんものみたいに、こまかくかく絵(例:レンブラント)
  • 色や形がふしぎな絵(印象派):光や色を大事にする(例:モネ)
  • 形がばらばらな絵(キュビズム):いろんな角度から見た形をいっしょにする(例:ピカソ)

絵をかくって楽しい!

絵は じゆう です。ルールはありません。すきなものを、すきな色や形でかいていいのです!

⭐︎人はなぜ絵を描き始めた?

① 記録(きろく)のため

昔の人は、文字がまだなかったころ、自分たちのくらしや大事なことを 絵で伝える ようになりました。たとえば、洞窟(どうくつ)の壁にかいたどうぶつの絵 は、「この動物をとって食べたよ!」とか、「この動物はこわいよ!」という 大事なお知らせ だったかもしれません。

② 神さまやおまじないのため

昔の人は、よく 神さま を信じていました。「狩り(かり)がうまくいきますように」「病気がなおりますように」といった願いをこめて、どうぶつや人の絵をかいた のです。今でも、おまもりやおふだに絵がついていることがありますよね? それと同じように、絵には「パワー」があると思われていたのです。

③ 気持ちをあらわすため

人は うれしい気持ちや、悲しい気持ちを伝えたい と思うものです。でも、言葉だけでは伝えきれないこともありますよね? そこで、自分の気持ちを絵にしてあらわす ことを始めました。これは 「芸術(げいじゅつ)」 につながる大事なことです。

④ 何かを教えるため

「この木の実は食べられるよ!」「このどうぶつはおそろしいよ!」ということを、絵をかいて 子どもたちや仲間に伝えた のです。今でいう「図鑑(ずかん)」や「しんぶん」のようなものですね。

⑤ ひまつぶしや楽しみのため

人は、ただ 楽しむため にも絵をかいていました。たとえば、昔のエジプトでは 王さまの部屋をカラフルな絵でかざった り、日本でもお祭りやお祝いのときにきれいな絵をかいたりしました。


まとめ

人が絵をかき始めた理由は、
✅ 何かを伝えるため(記録・学び)
✅ 願いをこめるため(おまじない)
✅ 気持ちを表すため(芸術)
✅ 何かを教えるため(情報)
✅ 楽しむため(あそび)

今も私たちは、日記にイラストをかいたり、じゆうにおえかきをしたりします! それは、昔の人たちが始めた「絵をかく」という大事な文化を、今もつづけているということなんです。

⭐︎絵を描く道具の歴史を教えてください。

① いちばん最初の道具(約3万年前) 🏞️

昔の人は、えのぐやペンがなかったので、自然のもの を使って絵をかいていました。
たとえば…
✅ 木の炭(すみ) → 焚き火(たきび)のあとにできる黒い炭で、洞窟(どうくつ)の壁に絵をかいた!
✅ 土(つち)や石の粉 → いろんな色の土や石をすりつぶして、水とまぜてえのぐのようにした!
✅ 動物の血(ち)や木の汁 → 赤や茶色の色をつけるのに使った!

このころの道具は、指(ゆび)や木の枝、羽(はね) などでえのぐをぬったり、かいたりしていました。

② 古代エジプトやギリシャ時代(約5000年前) 🏺

このころになると、もっと工夫された道具が使われるようになります!
✅ 筆(ふで) → 動物の毛を使った筆が登場! もっとなめらかにかけるようになった!
✅ パレット → えのぐをまぜるためのお皿のようなものができた!
✅ パピルスや紙(かみ) → エジプトでは「パピルス」、中国では「紙」が発明され、壁だけでなく持ち運べる絵がかけるようになった!

このころは、王さまや神さまの絵がたくさんかかれました。

③ 中世ヨーロッパ(約1000年前) 🏰

この時代には、もっときれいに色をぬるために、新しい道具が登場しました!
✅ テンペラ絵の具 → 卵(たまご)と顔料(がんりょう)をまぜて作る特別なえのぐ! 光るようなきれいな色になる!
✅ 金(きん)のえのぐ → 聖なるものをえがくために、金のえのぐが使われた!

このころは、教会(きょうかい)やお城にかざるための美しい絵がたくさんかかれました。

④ ルネサンス時代(約500年前) 🎨

このころになると、もっと本物みたいな絵をかくために、すごい発明がありました!
✅ 油絵の具(あぶらえのぐ) → 油をまぜたえのぐで、ゆっくりかわくから、じっくりきれいに色をぬれる!
✅ キャンバス → 木の板ではなく、布(ぬの)に絵をかくようになり、大きな絵がかきやすくなった!

この時代には レオナルド・ダ・ヴィンチ や ミケランジェロ などの有名な画家がたくさんいました!

⑤ 近代(約200年前~100年前) 🏙️

もっと気軽に絵をかけるように、新しい道具がどんどん作られました!
✅ 水彩絵の具 → 水でのばしてつかうえのぐができた!
✅ チューブえのぐ → 持ち運びできる小さなチューブに入ったえのぐが発明された!

これによって、外(そと)での風景画(ふうけいが)をかくことが流行しました。

⑥ 現代(100年前~今) 🖌️

今では、もっといろんな道具があります!
✅ アクリル絵の具 → すぐかわくし、いろんなものにぬれるえのぐ!
✅ マーカーやクレヨン → 小さな子どもでも楽しくおえかきできる道具!
✅ デジタルアート → コンピューターやタブレットで、ペンをつかってえをかく時代に!


まとめ

📌 3万年前 → 木の炭や土でかいた!
📌 5000年前 → 筆やパピルスで、もっときれいに!
📌 1000年前 → テンペラ絵の具や金のえのぐが使われた!
📌 500年前(ルネサンス) → 油絵の具とキャンバスが発明された!
📌 200年前~100年前 → 水彩えのぐやチューブえのぐが登場!
📌 現代 → アクリルえのぐやデジタルアートが大人気!

絵をかく道具は どんどん進化(しんか) してきました。でも、どんな時代でも、人は絵をかくのが大好き! ということは変わりません😊🎨

⭐︎芸術として扱われたのはいつから?

① もともとは「記録」や「おまじない」だった(約3万年前~)

昔の人たちにとって、絵は 「伝えるための道具」 でした。
🖍️ 洞窟(どうくつ)の壁画(3万年前) → どうぶつをえがいて、「この動物をつかまえよう!」という記録(きろく)
🖌️ エジプトの壁画(5000年前) → 王さまや神さまのすごさを伝えるためのもの
🎭 ギリシャやローマの絵(2000年前) → 「歴史(れきし)」や「神話(しんわ)」を伝えるもの

このころの絵は 「大事なことを伝えるため」 にえがかれていたので、今の「芸術(げいじゅつ)」とは少しちがいました。


② 「美しさ」を大事にするようになった(約700年前~ルネサンス時代)

「絵をかくことは美しいものを作ることだ!」 という考えが生まれたのは、ヨーロッパの ルネサンス時代(約700年前) からです。

このころ、レオナルド・ダ・ヴィンチ や ミケランジェロ などのすごい画家(がか)たちが、「もっと本物みたいな美しい絵をかきたい!」 と思うようになりました。

🖼️ 「モナ・リザ」(ダ・ヴィンチ)
🏛️ 「システィーナ礼拝堂の天井画」(ミケランジェロ)

このころの絵は、ただの記録や宗教(しゅうきょう)の道具ではなく、「美しさ」 を追求するものになり、芸術としての価値がどんどん高まりました。


③ 画家が「芸術家」として扱われるようになった(約500年前~)

ルネサンスのあと、画家(がか)たちは「職人(しょくにん)」ではなく 「芸術家(げいじゅつか)」 としてあつかわれるようになりました。

💰 王さまやお金持ちの人が「すばらしい絵をかいてください!」と注文するようになった
🎨 絵のスタイルもどんどんふえて、いろいろな表現がうまれた

このころから、「絵は芸術である」 という考え方が強くなりました。


④ 「自由な表現」も芸術として認められるようになった(約200年前~)

1800年代(約200年前)になると、画家たちは**「もっとじゆうにえをかきたい!」** と思うようになります。

🖌️ 印象派(いんしょうは) → モネ、ルノワールたちが、ふんわりした光の絵をかく
🖼️ キュビズム → ピカソが、形をバラバラにして、ふしぎなえをかく

このころから、ただ**「本物そっくりにかく」** だけでなく、「じぶんの気持ちや考えを表すこと」 も芸術になりました。


⑤ 今の時代は「なんでも芸術!」(100年前~今)

今では、「自由なえ」も「デジタルアート」も、ぜんぶ芸術! という考えになっています。

🎨 油絵だけでなく、水彩、アクリル、デジタルアートもOK!
🖍️ ぐちゃぐちゃな線でも、それが作者の気持ちなら芸術!

「芸術とはなにか?」というルールはなくなり、「人の心を動かすものなら、なんでも芸術!」 という時代になっています。


🌟 まとめ 🌟

📌 昔(3万年前~) → 記録(きろく)やおまじないのためにえがいていた
📌 ルネサンス時代(700年前~) → 「美しいものを作る」ことが大事になった
📌 500年前~ → 画家が「芸術家」としてえをかくようになった
📌 200年前~ → 「自由な表現」も芸術としてみとめられるようになった
📌 今(100年前~) → なんでも芸術になれる!

昔は「こういう絵じゃないとダメ!」というルールがありましたが、今では「じぶんの気持ちを表すものなら、なんでも芸術!」という時代になりました。


今の小学生のみなさんがかく絵も、100年後には「すごい芸術作品!」と言われるかもしれません! 😆✨

⭐︎日本で美術の授業ができたのはいつ?その理由は?

日本で学校の授業(じゅぎょう)に「美術(びじゅつ)」が入ったのは、明治時代(めいじじだい)の1872年(今から約150年前) です!

では、なぜ美術の授業ができたのか? その理由を説明します😊✨


① 明治時代より前(江戸時代まで) → 武士やお寺のための美術

江戸時代(1603年~1868年)までは、「美術は特別な人が学ぶもの」 でした。
✅ 武士(ぶし)や大名(だいみょう) → 「教養(きょうよう)」として書道(しょどう)や絵を学んだ
✅ お寺や神社 → 仏像(ぶつぞう)やふすま絵など、宗教(しゅうきょう)に関わる絵をかいた
✅ 職人(しょくにん)や浮世絵(うきよえ) → 専門の人が木版画(もくはんが)などの技術を学んだ

つまり、ふつうの人が「美術」を学校で学ぶことはなかった のです。


② 明治時代(1872年~) → 学校で美術を学ぶことがスタート!

1872年(明治5年)に**「学制(がくせい)」** という新しい学校のルールが決まり、日本の学校教育がスタートしました!
このとき、「図画(ずが)」という名前で、美術の授業がはじめて学校に入った のです!

なぜ、美術の授業ができたの?

📌 「西洋の教育をまねするため」
→ 明治時代、日本は西洋(せいよう=ヨーロッパやアメリカ)からいろんな知識を学びました。西洋では**「絵をかく力はとても大事!」** とされていたので、日本の学校にも取り入れられました。

📌 「産業(さんぎょう)や仕事のため」
→ 明治時代、日本は工場や建築(けんちく)などの仕事をどんどん発展させようとしていました。工業(こうぎょう)のためには**「正確(せいかく)な絵をかく力」** が必要だったので、学校でも学ぶことになったのです。

📌 「子どもたちの創造力を育てるため」
→ 「ただ勉強するだけでなく、じぶんで考えたり、表現(ひょうげん)したりすることも大切!」と考えられるようになり、図画(美術)の授業が続けられるようになりました。


③ 昭和時代(1947年~) → 「図画工作(ずがこうさく)」と「美術」に分かれる!

戦争が終わった後の1947年(昭和22年)、新しい学校のルール(学習指導要領)ができ、「図画工作(ずがこうさく)」と「美術」が分かれました!

✅ 小学校 → 「図画工作(ずがこうさく)」(えをかいたり、はさみやのりで作ったりする授業)
✅ 中学校・高校 → 「美術(びじゅつ)」(えをかくことや、美術の歴史を学ぶ授業)

このころから、今の美術の授業の形になっていきました。


🌟 まとめ 🌟

📌 江戸時代まで → 武士や職人だけが美術を学んでいた
📌 明治時代(1872年) → 「図画(ずが)」として学校の授業に入る!
📌 理由①:西洋の教育をまねするため
📌 理由②:仕事に役立つため(工業や建築など)
📌 理由③:子どもたちの創造力を育てるため
📌 昭和時代(1947年) → 「図画工作」と「美術」に分かれる

今の時代、学校で「美術」の授業があるのは、「みんなの表現力を大事にするため」 ですね!
そして、昔は「役に立つため」に学ぶものだったのが、「自由にえをかいて、考える力を育てるもの」 に変わってきました。

これからも、楽しく美術を学んでください!😊🎨✨

⭐︎今後どうなる?

① デジタルアートの授業がふえる! 🎨➡️💻

今までの美術の授業では、えのぐ・クレヨン・鉛筆(えんぴつ) などを使って絵をかいていました。でも、これからは 「タブレット」や「デジタルペン」を使ったアート」 がもっと増えていきます!

✅ タブレットでデジタルイラストをかく
✅ パソコンを使ってアニメーションを作る
✅ 3Dプリンターで立体(りったい)の作品を作る

今でも少しずつ 「デジタル美術」 を学ぶ学校が増えてきていますが、これからはもっと当たり前になるかもしれません!


② AI(人工知能)といっしょにアートを作る! 🤖🎨

最近は、AI(人工知能)が人のかわりに絵をかく ことができるようになっています!
でも、AIは「じぶんで考えてえをかく」わけではありません。人が指示(しじ)を出して、「こういう絵を作って!」とお願いすると、それを作ることができます。

✅ AIがえをかく → 人がアイデアを考える!
✅ AIといっしょに新しいアートを作る!
✅ 「どこまでが人のアート?」「AIは芸術?」と考える時代に!

AIが発展すると、「人間の表現力ってなんだろう?」 ということを考える時代になっていきます。


③ もっと自由な美術の授業に! 🌈✨

これまでの美術の授業では、「○○を作りましょう!」「△△の絵をかきましょう!」という決まった課題(かだい)が多かった ですね。でも、これからはもっと自由な表現を学ぶ授業が増えていくでしょう。

✅ 「じぶんの思ったことを形にする」 授業
✅ 「ルールにしばられないアート」 を学ぶ
✅ 「失敗(しっぱい)してもOK!」という考え方が広がる

美術は、「正解(せいかい)がない」世界です。これからの時代は、「こうしなければならない」という考え方よりも、「じぶんの考えを表現しよう!」 という自由な美術が大事になるでしょう!


④ 美術とほかの教科がいっしょになる! 🔬🎭📖

これからの美術教育は、ほかの教科とつながる ことが増えていきます!

✅ 理科 × 美術 → 科学のしくみをアートで表現する!(宇宙の絵をかいたり、生きものをデザインしたり)
✅ 音楽 × 美術 → 音楽を聞いて感じたことを絵にする!(リズムでアートを作る!)
✅ 歴史 × 美術 → 昔の芸術や建築を学んで、未来のデザインを考える!

これからの美術は、「ただ絵をかくだけ」ではなく、ほかの学問(がくもん)とつながることで、新しいアイデアを生み出す ことが大切になっていきます!


⑤ 「美術を仕事にする人」がもっと増える! 💼🎨

今までは、「美術が好きだけど、仕事にするのはむずかしい…」と思う人が多かったかもしれません。でも、これからは 美術を活かせる仕事がもっと増える でしょう!

✅ ゲームのデザイン 🎮(キャラクターや背景を作る)
✅ 映画やアニメのアート 🎬(アニメーター、イラストレーター)
✅ 建築やプロダクトデザイン 🏗️(おしゃれな家や道具をデザインする)
✅ ファッションデザイン 👗(服やアクセサリーを作る)

また、SNSやYouTubeなどで「じぶんの作品を世界に発信できる時代」 なので、美術を学んだ人が活躍(かつやく)するチャンスはどんどん増えています!


🌟 まとめ 🌟

📌 デジタルアートの授業がふえる! 🖥️🎨
📌 AIといっしょにアートを作る時代! 🤖🖌️
📌 もっと自由な表現を学ぶ! 🌈✨
📌 美術とほかの教科がつながる! 🔬📖🎭
📌 美術を仕事にする人がふえる! 💼🎮👗

これからの時代、美術は**「ただ絵をかくだけの授業」** ではなく、「アイデアを考え、じぶんを表現する力を育てる」 授業に変わっていくでしょう!

美術の世界はどんどん広がっています。
もしかしたら、未来のすごいアーティストは、小学生のみなさんの中にいるかもしれません! 🎨✨😊

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