小学生にもわかる『いちご』


⭐︎いちごとは?

いちごは、赤くてあまいくだものです。春になるとたくさんとれて、おかしやケーキにもよくつかわれますね。でも、じつは「いちご」はほんとうの意味ではくだものじゃないんです。


🍓くだものじゃないの?どういうこと?

ふつう「くだもの」といえば、りんごやももみたいに、たねが中にあるものですよ。でも、いちごのたねはどこにありますか?

そうです、いちごの外にポツポツついていますよね。あの小さなたねこそが、ほんとうの「み(果実)」なんです!

いちごの赤いところは、花の下の部分がふくらんだもので、「花托(かたく)」といいます。


🍓いちごはどうやって育つの?

いちごは**苗(なえ)**から育ちます。花がさくと、そのあとに小さないちごの実ができて、だんだん大きく赤くなっていきます。

いちごは寒いところがすきなので、冬の間にそだてて、春にたくさんとれるようになります。


🍓いちごのひみつ

  • いちごにはビタミンCがたっぷりふくまれています。かぜをひきにくくしてくれるんですよ。
  • いちごは世界中で食べられています。とくに日本のいちごは、とてもあまくて人気があります。
  • いちごにはいろいろな品種(ひんしゅ)があります。たとえば「あまおう」「とちおとめ」「さがほのか」などが有名です。

⭐︎いつ誰が見つけた?

いちごはとてもむかしから自然に生えていた植物なんです。人がいちごを見つけて食べるようになったのは、2000年以上まえ、古代ローマの時代(こだいローマじだい)といわれています。

そのころは、いまみたいに大きくてあまいいちごではなく、山に生えている小さくてすっぱい野いちご(のいちご)だったんです。


🌍だれがいまのいちごをつくったの?

いまスーパーで見かけるような大きくてあまい「いちご」は、自然のままではなく、人が作り出したものです!

それができたのは、約300年前のフランスです。

🍓いちごのルーツ(始まり)

  • 1700年代(約300年前)に、フランスの科学者たちが
  • チリ(南アメリカ)から来たいちごと、
  • 北アメリカから来たいちごをかけあわせて、
  • 大きくてジューシーな「いまのいちご」のもとになる品種をつくりました。

このいちごは「オランダイチゴ」とよばれ、いまのいちごのひいおじいちゃんみたいな存在です。


🇯🇵日本ではいつから?

日本には、**江戸時代の終わりごろ(約150年前)**にいちごが入ってきました。

でも、そのころはまだめずらしくて、ふつうの人はあまり食べられませんでした。たくさん作られるようになったのは、戦後(せんご)=第二次世界大戦のあとからです。

日本では、いろいろな品種を育てて、世界でも人気のいちご大国になったんです!

⭐︎どこでも育つ?

あるていどは、いろいろな場所で育てることができます。でも、「どこでもOK!」というわけではありません。

いちごがよく育つには、いくつかの**大事な条件(じょうけん)**があるんです。


☀️いちごがすきな環境(かんきょう)

  1. すずしい気温(きおん)
    • いちごはあまり暑すぎるところがにがてです。
    • 一番育ちやすいのは、だいたい5℃〜20℃ぐらい
    • 暑い夏には弱ってしまうので、夏のあいだは休んでいることが多いです。
  2. たっぷりの日の光☀️
    • いちごは光(ひかり)がだいすきです。
    • 日あたりのよい場所だと、元気に育ちます!
  3. 水はけのよい土(つち)
    • 水がたまりすぎると、ねっこがくさってしまいます。
    • だから、水はけのいいふかふかの土がぴったりです。

🏡ベランダやおうちでも育てられる?

はい!実は、いちごはプランター(うえ木ばち)でも育てることができるんです!

小学生でも、おうちの人といっしょに育てれば、春には赤いいちごができるかも!


🌡じゃあ、砂漠や北極では?

う〜ん、むずかしいです。

  • **砂漠(さばく)**は暑すぎて水がすくないので、自然のままではいちごは育ちません。
  • **北極(ほっきょく)や南極(なんきょく)**は寒すぎるので、これもむずかしいです。

でも、いまの技術をつかえば、ハウス(ビニールでおおったあたたかい部屋)やLEDライトで光を当てる農場で、砂漠や寒い場所でも育てるチャレンジが行われています!


まとめると…

🔹 いちごは「すずしくて日あたりがよく、水はけのよい土」で育つよ!
🔹 とっても暑い場所や寒すぎる場所ではむずかしいけど、工夫すればなんとかなるかも!

⭐︎いちごの中はどうなっている?

いちごをパカッと半分に切ってみると、赤くてジューシーな中身が見えますよ。

でも、よ〜く見ると、ただ赤いだけじゃなくて、いろんなパーツがあるんです!


🍓いちごの中のひみつ

1. 花托(かたく)というところがふくらんでできた

  • いちごの赤い部分は、「花托(かたく)」といって、花の下の土台だったところが大きくなったものです。
  • この部分がやわらかくて、あまいんです。

2. 中にはすじがある!

  • よ〜く見ると、白っぽいすじが中に走っています。
  • これは「維管束(いかんそく)」という、水やえいようをはこぶ道なんです。
  • 木でいうと“年輪”みたいなかんじです。

3. たねは中じゃなくて外にある!

  • ふつう、くだもののたねは中にありますが、いちごはたねが外にあるんです!
  • さわるとザラザラしている小さなたね、それぞれにほんとうはちっちゃな実があるんです。
  • 赤いところは、たねを守るクッションみたいなものです。

💧ジューシーであまいのはなぜ?

いちごの赤い部分の中には、たっぷりの水分とお砂糖が入っています。

  • 水分:だいたい90%近くが水!だからジュースみたいにジューシー。
  • あまさ:いちごの中には**果糖(かとう)**という、あまい成分がふくまれています。

いちごの品種(ひんしゅ)によって、このあまさや水の多さもちがってくるんです。


🔬中身を見てみたい人は…

おうちの人といっしょに、いちごを半分に切ってみてください。
白いすじや、赤い肉(にく)みたいな部分がよく見えますよ。
じっさいに見てさわってみると、「なるほど!」って思えることがたくさんあります。

⭐︎どうやって甘くなる?

いちごは、さいしょから甘いわけではありません。
時間がたつにつれて、だんだん甘くなっていくんです。

では、どうやって甘くなるのかというと――
キーワードは「光(ひかり)」「えいよう」「じゅくせい(熟成)」です!


☀️1. 太陽の光であまくなる!

いちごは、**日光(にっこう)をあびることで“光合成(こうごうせい)”**というはたらきをします。

  • 葉っぱが太陽の光をうけとって、
  • 土からもらった水といっしょに、
  • あまみのもと(=糖分)をつくるんです。

その糖分がすこしずつ、実の中にたまっていくと――
だんだんと赤くなって、甘くなっていきます。


🧪2. 成長の中で変化する!

いちごの実は、さいしょは小さくて青くてかたいです。

でも、時間がたつと…

  • 緑 → 白 → ピンク → 赤 と色が変わり、
  • そのあいだに、**すっぱい成分(クエン酸)**がへって、
  • **甘い成分(糖)**がふえていきます。

これを「熟す(じゅくす)」「熟成する(じゅくせいする)」といいます。


🌡3. 気温や環境も大事!

  • あたたかすぎると、はやく大きくなるけど甘みがたりなくなることがあります。
  • すずしい気温でじっくり育てると、じょうずに糖分がたまって、しっかり甘くなるんです。

だから、いちご農家さんたちは、
「ビニールハウス」で温度や光の時間をうまく調整して、いちばんおいしい甘さにそだててくれているんです!


📈ちなみに…

  • 「あまおう」や「とちおとめ」などのいちごは、もともと**甘くなりやすいように品種改良(ひんしゅかいりょう)**されているんです!
  • 品種によって、「とても甘い」「甘さとすっぱさのバランスがよい」などちがいがあります。

まとめると…

🔹 太陽の光をたくさんあびる
🔹 ゆっくり時間をかけて育つ
🔹 すっぱい成分がへって、糖がふえる

こうして、いちごはだんだんと甘〜くなっていくんです🍓✨

⭐︎なぜ赤くなる?

いちごが赤くなるのは、**ある特別な色のもと(色素)**が出てくるからなんです!

その色のもとの名前は……

🧪「アントシアニン」という色素(しきそ)です!

このアントシアニンが、いちごを赤く色づけてくれるんです。


☀️じゃあ、どうやってアントシアニンがふえるの?

アントシアニンは、いちごが育つ中で、

  • 🌞 太陽の光をあびて
  • 🍓 だんだん熟して(じゅくして)
  • 🌡 気温やえいようがととのってくると

自然と体の中でつくられていきます。


🟢さいしょはみどりや白いのに…

いちごの実は、さいしょは

  • みどり色 → 白 → ピンク → 赤

とすこしずつ色が変わっていきます。

これは、アントシアニンが少しずつふえていくからなんです!


💡なんのために赤くなるの?

いい質問ですね!
じつは、赤くなるのには**ちゃんとした理由(わけ)**があるんです。

🍓1. 食べてもらうため

いちごのたねは、さきほどお話ししたように、外のつぶつぶについています。

だから、

  • 赤くなって目立つことで
  • どうぶつや人に食べてもらって
  • たねをほかの場所にまいてもらう

という作戦をつかっているんです!

自然のいちごは「自分の子ども(たね)をひろめたい!」と思って、赤くなるんです。


🧃2. じゅくしたサイン!

赤くなるのは、「もうじゅうぶんに熟したよ〜!」「あまくなったよ〜!」というサインです。

農家(のうか)さんやスーパーの人も、いちごが赤くなったかどうかで、食べごろを見分けています。


✅まとめ

いちごが赤くなるのは…

🔹 アントシアニンという色素ができるから
🔹 太陽の光やえいようで少しずつ赤くなる
🔹 食べてもらってたねを運んでもらう作戦!
🔹 熟したサインとして赤くなる

⭐︎アントシアニンってどんな働きをする?

アントシアニンは、あか・むらさき・あおなどの色をつくる**天然の色のもと(色素)**です。

いちごの赤、ぶどうのむらさき、ブルーベリーのあおむらさき――
ぜ〜んぶアントシアニンのおかげなんです!


💡じゃあ、アントシアニンにはどんな働きがあるの?

アントシアニンには、ふたつの大きな働きがあります!


① 色をつけて合図する!🚨

アントシアニンは「じゅくしたよ〜!」「たべごろだよ〜!」という自然のサインをあらわしています。

たとえば:

  • どうぶつや人が「おっ、赤くなったから食べよう!」と気づいて、
  • 食べてもらうことで、たねを遠くにまいてもらえるんです。

これで、植物たちは自分の“子ども(たね)”を広げることができます。


② 体をまもるバリア🛡(抗酸化こうさんかパワー)

ここがとってもすごいところです!

アントシアニンには、

抗酸化作用(こうさんかさよう)」というはたらきがあります。

これがなにかというと――
体の中で悪さをする「サビ」みたいなもの(活性酸素)を止めてくれるんです!

人の体でいうと…

  • 🧠 目や脳(のう)をまもってくれる
  • 💪 体が老けるのをおそくしてくれる
  • 🦠 病気になりにくくなる

というはたらきがあります。とくに**目の健康にとってもいい!**といわれています。


🍇どんな食べものに入ってる?

アントシアニンは、いちごのほかにも…

  • ブルーベリー
  • なす
  • むらさきキャベツ
  • 赤じそ
  • ブラックベリー

などにたっぷりふくまれています!

色があざやかで、赤〜むらさき系の食べものには、アントシアニンが入っていることが多いです♪


✅まとめ

アントシアニンのしごとなにをする?
色をつける実を赤やむらさきにして「食べごろ!」と合図する
抗酸化パワー体の中をサビからまもって、元気にしてくれる



⭐︎いちごのたねはどうやって芽が出る?

いちごの赤い実の外にある、
プチプチしたつぶつぶ――あれが、**たね(種子=しゅし)**です!

じつは、あの1つ1つが**ほんとうの「実」**で、
その中にちいさな「たね」が入っているんです。


🌱たねはどうやって芽を出すの?

いちごのたねが芽を出すには、いくつかのステップがあります!


① たねが土の中に落ちる

どうぶつや人がいちごを食べたあと、
たねがうんちといっしょに土にまかれたり、風でとんだりして、土の中に落ちます。


② 水と温度と光で「スイッチオン」!

たねは、そのままではねむっています。
でも…

  • 🌧 水をあびて
  • 🌡 あたたかくなって
  • ☀️ 光があたると

「いまがチャンス!」と思って、芽を出す準備をはじめます!


③ たねの中から芽が出る🌱

たねの中には、**とても小さな“赤ちゃんの植物”**が入っています。

水をすってふくらむと…

  • 下のほうから「ねっこ」が出て
  • 上のほうから「くき」と「はっぱ」が出ます!

これが「発芽(はつが)」といいます。


④ 芽が出たら、すこしずつ成長🌿

発芽したあと、太陽の光と水をあびながら、

  • 根っこがぐんぐんのびて
  • 茎(くき)がのびて
  • 葉っぱがひらいて
  • そして大きないちごの苗(なえ)になります!

🧪ちょっとした秘密:たねから育てるのはむずかしい!

いちごのたねはとっても小さくて、
じっさいにたねから育てるのは時間がかかって大変です。

だから、農家さんや家庭では、たねじゃなくて「苗(なえ)」から育てるのがふつうなんです😊

でも、チャレンジしてみたい人は、
いちごのたねをほじって、土にうえてみるのもおもしろいです!(おうちの人といっしょにやってみてね)


✅まとめ

🔹 いちごのたねは、赤い実の外についている
🔹 水・あたたかさ・光で目をさまし、芽が出る
🔹 根・茎・葉がのびて、いちごの苗になる!

⭐︎今後いちごはどうなる?

🌱いちごの未来って、どうなるの?

いちごはこれからも、どんどん進化(しんか)していくと考えられています!

なぜかというと、

  • 科学の力(バイオテクノロジーやAIなど)
  • 農家さんの工夫や研究
  • 人々の「もっとおいしく!」という願い

があるからです!


🧪① もっとおいしく、あまくなる!

未来のいちごは――

  • 今よりもっと「あまくてジューシー
  • 「すっぱさ」が少なくて「こく」がある
  • ひとくち食べただけで「デザートみたい!」と感じる

そんな超おいしいいちごが、どんどん生まれていくでしょう🍓✨

👉 今でも「あまおう」「紅ほっぺ」「すずあかね」など、たくさんの品種(ひんしゅ)が作られています!


🌾② 畑(はたけ)じゃなくても育てられる!

未来では、いちごは…

  • 🌇 ビルの中の「植物工場(しょくぶつこうじょう)」
  • 🧪 土を使わない「水だけで育てる技術(=水耕栽培)」
  • 🚀 宇宙ステーションでのいちご作り!

など、「どこでも育てられるいちご」がふえていきそうです。

これで、砂漠や寒い国でも、おいしいいちごが食べられるようになるかも!?


🤖③ AIやロボットといっしょに育てる!

いま、農家さんたちは…

  • 📸 ドローンでいちごの成長をチェックしたり
  • 🤖 ロボットが自動でいちごを収穫したり
  • 📊 AIが「いつが食べごろか?」を予測したり

といった「スマート農業(のうぎょう)」を進めています!

👉 未来では「ロボットが育てた、いちごケーキ用いちご」なんていうのもあるかも?


🎨④ いろんな色・かたち・香りのいちご!

いまでも…

  • 白いちご(しろいちご)
  • きいろっぽいいちご
  • ハートのかたちのいちご

などがあるのですが、これからは…

  • 💙 青やむらさきのいちご
  • 🌹 バラの香りがするいちご
  • 🍬 食べると中がとろ〜っとするいちご

なんていう、ふしぎで特別ないちごも生まれてくるかもしれません!


✅まとめ:未来のいちごはこうなる!

未来のいちごどうなる?
もっとあまく、おいしく!
栽培(さいばい)方法ビル・水・宇宙でも育てられる!
技術AIやロボットといっしょに育てる!
バリエーション色・香り・かたちがふえるかも!

未来のいちごは、科学と自然の力が合わさって、もっともっとすごくなるでしょう🍓✨

もしあなたがいちごの研究者になったら、
「世界一あまい“夢のいちご”」を作れるかもしれません!🌟

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