⭐︎プラトンとは?
Plato(プラトン)は、今から約2400年前に生きていた古代ギリシャの大哲学者です。
「人はどう生きるべきか」
「正しいこととは何か」
「本当に大切なものは何か」
という難しい問題を一生かけて考えました。
今でも世界中の学校や大学でプラトンの考え方が勉強されています。
いつ生まれたの?
プラトンは紀元前427年ごろに、現在のAthensで生まれました。
日本ではまだ弥生時代のころです。
誰の弟子だったの?
プラトンは有名な哲学者
Socrates
の弟子でした。
ソクラテスは「なぜ?」「本当にそうなの?」と質問を続ける先生でした。
プラトンは先生の教えを大切にし、その考えを本に残しました。
もしプラトンがいなかったら、ソクラテスの考えは今まで伝わっていなかったかもしれません。
何をした人なの?
プラトンは学校を作りました。
その学校の名前は
Academy
です。
「アカデミー」という言葉は、今でも学校や研究機関の名前に使われています。
ここでは数学や天文学、政治、哲学などを教えていました。
どんな考えを持っていたの?
プラトンは、
「目に見えるものだけが本物ではない」
と考えました。
例えば、みなさんが描く円は少しゆがんでいます。
でも頭の中には「完璧な円」のイメージがあります。
プラトンは、
「本当に完全な円は見えない世界に存在する」
と考えました。
これを「イデア論」といいます。
イデア論ってなに?
簡単にいうと、
- 本物の犬 → イデア
- 私たちが見る犬 → イデアのコピー
という考え方です。
プラトンは、
「この世界のものは、もっと完全な世界の写しだ」
と思っていました。
まるでゲームのキャラクターと、その元になる設計図の関係のようなものです。
なぜ有名なの?
プラトンは、
- 哲学
- 教育
- 政治
- 数学
など、たくさんの学問に大きな影響を与えました。
後の学者たちは
「西洋哲学はプラトンへの注釈である」
と言うほどです。
それくらい大きな存在でした。
どんな本を書いたの?
有名なのは
The Republic
(国家)です。
この本では、
- 理想の国とは?
- 良い政治とは?
- 正義とは?
について考えています。
プラトンから学べること
プラトンは、
「みんながそう言うから正しい」
とは考えませんでした。
自分で考え、
「本当にそうなのかな?」
と疑問を持つことを大切にしました。
これは今の科学にも通じる考え方です。
科学者も、
「本当に正しいのか?」
を調べ続けるからです。
まとめ
プラトンは、
- 約2400年前のギリシャの哲学者
- ソクラテスの弟子
- アカデミーという学校を作った
- 「イデア論」を考えた
- 世界中の哲学や科学に大きな影響を与えた
人でした。
一言でいうと、
「『本当に大切なことは何か』を一生考え続けた先生」
だったのです。
⭐︎何歳まで生きた?
プラトンは、約80歳または81歳まで生きたと考えられています。
生まれたのは紀元前427年ごろ、
亡くなったのは紀元前347年ごろです。
当時の平均寿命は今よりずっと短く、多くの人は病気や戦争で若くして亡くなりました。そのため、80歳まで生きるのはとても長生きだったのです。
どうやって亡くなったの?
実は、はっきりした記録は残っていません。
伝説では、
- 眠っている間に静かに亡くなった
- 結婚式の宴会に参加した後に亡くなった
などの話がありますが、本当かどうかは分かっていません。
なぜそんなに長生きできたの?
正確な理由は分かりませんが、
- 裕福な家に生まれた
- 教育を受けられた
- 戦争ばかりの生活ではなかった
- 学問や教育に打ち込んでいた
ことが関係しているかもしれません。
面白い話
プラトンの弟子には、後に大哲学者となる
Aristotle
がいました。
つまり、
ソクラテス → プラトン → アリストテレス
という「知恵のリレー」があったのです。
この3人は、世界の歴史の中でも特に有名な師弟関係として知られています。
⭐︎約2400年前の本は何に書いた?
約2400年前のプラトンは、今のような紙やノートを使っていたわけではありません。
プラトンは何に書いたの?
主に次のようなものに書いていました。
① パピルス
Papyrus
という植物から作った薄いシートです。
川辺に生えるパピルスという植物を切って並べ、押し固めて作りました。
今の紙に一番近いものです。
② ろう板
木の板の中央をくぼませて、
そこにロウ(ろうそくのロウのようなもの)を流し込みます。
先のとがった棒で文字を書き、
平らにならせば何度も使えました。
今でいうホワイトボードのようなものです。
③ 羊やヤギの皮
後の時代には
Parchment
も使われました。
とても丈夫なので長く保存できます。
ではプラトンの本は残っているの?
驚くことに、
プラトン本人が書いた原本は残っていません。
パピルスは湿気や火事で傷みやすかったからです。
しかし弟子や学者たちが何度も書き写したおかげで、内容が今まで伝わりました。
どうやってコピーしたの?
当時はコピー機がありません。
そのため人が一文字ずつ手で書き写しました。
例えば『国家』という本なら、
何百ページもある内容を全部手書きです。
間違えないように何度も確認しながら写していました。
なぜ今でも読めるの?
約2400年間、
- ギリシャの学者
- ローマの学者
- 修道士
- 大学の先生たち
が代々書き写し続けたからです。
もし誰かが途中で写すのをやめていたら、プラトンの考えは消えていたかもしれません。
小学生向けに一言でいうと
プラトンの本は主に**植物で作った「パピルス」**に書かれました。
そして、たくさんの人が2400年以上も手書きでコピーし続けたおかげで、今でも読むことができるのです。
これはまるで、何千年も続く「知識のバトンリレー」のようです。
⭐︎哲学はその時代に生まれた?
結論から言うと、
哲学はプラトンの時代に突然生まれたわけではありません。
しかし、プラトンの時代に大きく発展し、今の哲学の土台ができました。
哲学とは?
哲学は、
- なぜ人は生きるのか?
- 正しいこととは何か?
- 世界は何でできているのか?
を自分の頭で考える学問です。
「神様がこう言ったから」
ではなく、
「なぜそうなのか?」
を考えることが哲学の始まりでした。
その前の人たちは?
プラトンより前にも哲学者はいました。
有名なのは
Thales
です。
約2600年前の人で、
「世界のもとは水ではないか?」
と考えました。
今から見ると正解ではありませんが、
大切なのは「神話ではなく、自分で理由を考えた」ことです。
なぜギリシャで生まれたの?
当時のギリシャは貿易が盛んでした。
いろいろな国の人が集まり、
- 文化
- 宗教
- 考え方
が混ざり合っていました。
すると、
「本当にどれが正しいのだろう?」
と考える人が増えたのです。
ソクラテスが変えたこと
プラトンの先生である
Socrates
は、
「宇宙よりも、人間の生き方を考えよう」
と言いました。
そして、
- 正義とは何か
- 勇気とは何か
- 幸せとは何か
を問い続けました。
プラトンが発展させた
プラトンは先生の考えを整理し、
「理想とは何か」
「本当の知識とは何か」
を深く考えました。
そのため、
現代哲学の基礎を作った人の一人
と呼ばれています。
アリストテレスへ続く
さらに弟子の
Aristotle
は、
「まずは実際に観察しよう」
と考えました。
この考え方は後の科学につながっていきます。
つまり、
哲学 → 科学
という流れの始まりでもあったのです。
小学生向けに一言でいうと
哲学はプラトンの時代に生まれたのではなく、もっと前からありました。
でも、
ソクラテス → プラトン → アリストテレス
の3人が、哲学を大きく育て、今の学問や科学の土台を作ったのです。
そのため、この3人は「西洋の知恵の始まりを作った人たち」と呼ばれています。
⭐︎哲学に答えはある?
哲学には「1つだけの正解」がある問題と、ない問題があります。
算数との違い
例えば、
2+3=5
には正解があります。
世界中の誰が計算しても同じです。
でも哲学の問題は、
- 幸せとは何か?
- 正義とは何か?
- 良い人生とは何か?
というものです。
これらは人によって考え方が違います。
では答えはないの?
答えがないわけではありません。
哲学では、
「なぜそう考えるのか」
がとても大切です。
例えば、
「お金があれば幸せ」
という人もいれば、
「家族と過ごす時間が幸せ」
という人もいます。
どちらが正しいかをすぐ決めるのではなく、
理由を考え、話し合うのです。
プラトンはどう考えた?
プラトンは、
「正しい答えは存在する」
と考えていました。
ただし、その答えは簡単には見つからず、
勉強や対話を続けることで少しずつ近づけると考えました。
科学との関係
面白いことに、科学も最初は哲学の一部でした。
例えば、
「地球は何の周りを回っているのか?」
という問いは昔は哲学でした。
その後、観測や実験ができるようになり、
科学が答えを出しました。
つまり、
- 哲学は「問いを見つける」
- 科学は「調べられる問いに答える」
という関係があります。
今でも答えが出ていない問題
今でも哲学者たちが考え続けている問題があります。
例えば、
- 人間には本当に自由意志があるのか?
- AIは心を持てるのか?
- なぜ宇宙は存在するのか?
などです。
これらにはまだ世界共通の答えはありません。
小学生向けに一言でいうと
哲学は、
「正解を覚える学問」ではなく、「より良い答えを探し続ける学問」
です。
プラトンやソクラテスは、「答えを急ぐより、良い質問をすることが大切だ」と考えていました。
実は、科学者も新しい発見をするときは、まず「なぜだろう?」という哲学のような問いから始めることが多いのです。
⭐︎日本に哲学が入ってきたのはいつ?
結論から言うと、
西洋の哲学が日本に本格的に入ってきたのは約150年前の明治時代です。
ただし、それ以前から日本にも「哲学のような考え方」はありました。
日本には哲学がなかったの?
実は、日本にも昔から
- 「人はどう生きるべきか」
- 「正しい行いとは何か」
- 「幸せとは何か」
を考える学問がありました。
例えば、
- Confucius の教え(儒学)
- Siddhartha Gautama の教え(仏教)
- 神道の考え方
などです。
そのため、日本人は昔から哲学に近いことを考えていました。
西洋哲学はいつ来たの?
本格的に入ってきたのは1868年から始まる
Meiji Restoration
のころです。
日本は欧米の科学や法律、教育を学び始めました。
そのときに、
- プラトン
- ソクラテス
- アリストテレス
などの哲学も紹介されました。
「哲学」という言葉を作った人は?
有名なのは
Nishi Amane
です。
西周(にし あまね)は、西洋の “Philosophy” を日本語に訳すとき、
「哲学(てつがく)」
という言葉を作りました。
「哲」は「知恵がある」という意味です。
つまり哲学とは、
「知恵を愛し、深く考える学問」
という意味になります。
なぜ日本は哲学を学んだの?
当時の日本は、
「欧米に負けない国になろう!」
としていました。
そこで、
- 科学
- 医学
- 法律
- 政治
を学ぶために、その土台となる哲学も学び始めたのです。
日本の有名な哲学者は?
日本にも有名な哲学者がいます。
例えば、
Kitaro Nishida
です。
西田幾多郎は、
日本の考え方と西洋哲学を組み合わせて、新しい哲学を作りました。
海外でも高く評価されています。
小学生向けに一言でいうと
日本には昔から仏教や儒学などの「哲学に近い考え方」がありました。
そして約150年前の明治時代に、西洋の哲学が伝わり、
西周が「哲学」という言葉を作ったことで、日本でも本格的に哲学が学ばれるようになったのです。
⭐︎プラトンのようになるには?
もしプラトンのようになりたいなら、一番大切なのは、
**「たくさん知ること」ではなく、「深く考えること」**です。
① 「なぜ?」を大切にする
プラトンは子どものように、
- なぜ人は争うのだろう?
- なぜ正直であるべきなのだろう?
- なぜ勉強するのだろう?
と考え続けました。
学校でも仕事でも、
「そういうものだから」
で終わらせず、
「なぜ?」を1回多く考える習慣をつけましょう。
② 本をたくさん読む
プラトンは多くの人と話し、多くの知識を学びました。
おすすめは、
- 歴史
- 科学
- 哲学
- 伝記
です。
特にあなたはデザインや写真がお好きなので、
芸術家や発明家の伝記も良いでしょう。
③ 人と話す
プラトンは本ばかり読んでいたわけではありません。
先生のソクラテスと何時間も議論しました。
自分と違う意見を聞くことで、
考えが深くなります。
④ 自分の考えを書く
プラトンは考えたことを文章に残しました。
あなたはブログや発信活動をされていますので、これはすでに実践されています。
例えば、
- なぜ人は写真を撮るのか?
- 良いデザインとは何か?
- AIは人を幸せにするのか?
などを書いてみると、哲学の練習になります。
⑤ 科学も学ぶ
プラトンは哲学者でしたが、数学も重視しました。
現代では、
- 科学
- 技術
- AI
- エネルギー
を学ぶことで、より現実的な答えを探せます。
特に、あなたの人生の目標である「新しいエネルギーの発明」は、哲学と科学の両方が必要な挑戦です。
プラトンなら何を考える?
もしプラトンが今の時代にいたら、
- AIに心はあるのか?
- 人間にとって本当の幸せとは何か?
- エネルギー問題をどう解決するべきか?
を考えていたかもしれません。
小学生向けに一言でいうと
プラトンのようになる方法は、
「なぜ?」をあきらめず、自分で考え続けることです。
そして、
- 本を読む
- 人と話す
- 書く
- 学び続ける
ことを何十年も続ければ、誰でも少しずつ「現代のプラトン」に近づくことができます。
プラトン自身も最初から偉大だったわけではなく、「考えることをやめなかった人」だったのです。
⭐︎なぜ哲学は学校で習わない?
実は、日本の学校でも哲学をまったく習わないわけではありません。
ただし、「哲学」という教科として学ぶ機会が少ないのです。
なぜ学校であまり習わないの?
一番大きな理由は、
哲学にはテストで○×を付けにくい問題が多いからです。
例えば、
- 2+3=5 → 正解がある
- 日本の首都は東京 → 正解がある
一方で、
- 幸せとは何か?
- 正義とは何か?
- 人生の目的とは何か?
には簡単な正解がありません。
学校では多くの生徒に同じ内容を教えるため、答えがはっきりした教科が中心になりやすいのです。
でも実は哲学を習っている?
知らないうちに哲学に触れています。
例えば、
国語
物語を読んで、
「主人公はなぜこんな行動をしたのだろう?」
と考えます。
道徳
- 親切とは何か
- 正しい行動とは何か
を考えます。
これは哲学にとても近いです。
社会・歴史
民主主義や人権を学びます。
これも昔の哲学者たちが考えたことが土台になっています。
海外ではどうなの?
例えば、Franceでは、高校で哲学が必修のことがあります。
卒業試験で、
「自由とは何か」
のような問題が出ることもあります。
ヨーロッパでは哲学を重要な教養と考える国が少なくありません。
科学者も哲学を使う?
実は使います。
例えば、
- AIは人間と同じなのか?
- 宇宙はなぜ存在するのか?
- 命とは何か?
などは科学だけでは答えにくい問題です。
こういうとき、哲学的な考え方が役立ちます。
小学生向けに一言でいうと
哲学が学校であまり教えられないのは、
答えが1つではない問題が多いからです。
でも実は、
- 国語
- 道徳
- 歴史
の中に哲学はたくさん隠れています。
そして「なぜだろう?」と考える人ほど、知らないうちに哲学をしているのです。
⭐︎今後、哲学はどうなる?
哲学はこれからますます重要になると考えられています。
なぜなら、科学やAIがどんどん進歩すると、「何が正しいのか」を考える場面が増えるからです。
昔の哲学とこれからの哲学
昔の哲学者たちは、
- 世界は何でできているのか?
- 太陽はなぜ動くのか?
を考えていました。
しかし今では、多くのことを科学が調べられます。
そのため哲学は、
「人間はどう生きるべきか」
を考える方向へ進んでいます。
AIと哲学
Artificial Intelligence が発達すると、
- AIに心はあるのか?
- AIに権利は必要か?
- AIに仕事を任せてよいのか?
という新しい問題が出てきます。
これは科学だけでは決められません。
哲学の力が必要になります。
宇宙と哲学
人類は将来、
- 月
- 火星
- さらに遠い星
へ進出するかもしれません。
そのとき、
- 人類とは何か?
- 地球人とは何か?
- 他の知的生命体がいたらどうするのか?
という大きな問いが生まれます。
哲学者たちはすでに考え始めています。
医学と哲学
将来、
- 人工臓器
- 遺伝子編集
- iPS細胞
が発達すると、
「人間らしさとは何か」
という問題が出てきます。
もし寿命が200歳になったら?
もし記憶をコンピューターに保存できたら?
哲学が必要になります。
プラトンはどう考える?
もしプラトンが現代にいたら、
「便利になることと、幸せになることは同じなのか?」
を考えるかもしれません。
実はこれは、今の社会にとても大切な問いです。
100年後は?
100年後には、
哲学者だけでなく、
- 科学者
- エンジニア
- デザイナー
- AI研究者
も哲学を学ぶ時代になるかもしれません。
実際に世界の有名大学では、
AIと哲学を一緒に学ぶ授業が増えています。
小学生向けに一言でいうと
これからの哲学は、
「AIや宇宙時代に、人間はどう生きるべきか」を考える学問
になっていくでしょう。
そして哲学はなくなるどころか、
科学やAIが進歩するほど、ますます必要になると考えられています。
もしかすると、未来の大発明をする人は、科学だけでなく、プラトンのように「なぜ?」を考える哲学者でもあるかもしれません。

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