小学生にもわかる『はしか』


⭐︎はしかとは?

はしかは、とても強い「うつる病気」です。正式な名前は
👉 麻疹 といいます。

ウイルスという、とても小さなばい菌のようなものが体に入ることで起こります。


■ どんな症状が出るの?

はしかになると、こんな症状が出ます。

・高い熱(38〜40℃くらい)
・せきや鼻水
・目が赤くなる
・体に赤いブツブツ(発しん)

最初は風邪に似ていますが、あとから全身に発しんが広がるのが特徴です。


■ どうやってうつるの?

はしかは、とても感染力が強いです。

・せきやくしゃみの空気
・同じ部屋にいるだけ

でもうつることがあります。
「空気感染」といって、遠くまで広がることもあるんです。


■ なぜこわいの?

多くの人は治りますが、ときどき

・肺炎(はいえん)
・脳炎(のうえん)

など、重い病気になることがあります。だから注意が必要です。


■ どうやって防ぐの?

いちばん大切なのは「ワクチン」です。

ワクチンを打つと、体の中で「戦う準備」ができて、はしかにかかりにくくなります。

日本では、小さいころに2回受けることになっています。


■ まとめ

はしかは
「とても強くうつるウイルスの病気」で、
「高い熱と発しんが出る」のが特徴です。

でも、ワクチンでしっかり防ぐことができます。

⭐︎なぜ最近流行っている?

理由は大きく3つあります。


① ワクチンを打っていない人が増えた

はしかはワクチンで防げますが、
・打ち忘れ
・海外ではワクチンが足りない
などで「守られていない人」がいると、そこから一気に広がります。

はしかはとても強くうつるので、少しのすきでも広がってしまいます。


② 海外からウイルスが入ってくる

今は飛行機で世界中を行き来できますよね。

はしかが流行している国から来た人が、気づかないうちにウイルスを持ち込むことがあります。
すると、日本でも広がることがあります。


③ マスクや対策がゆるくなった

前に流行したCOVID-19のときは、

・マスク
・手洗い
・人との距離

をしっかりしていました。

でも最近はそれが少しゆるくなり、はしかのような病気も広がりやすくなっています。


■ まとめ

最近流行しているのは

  1. ワクチンを受けていない人がいる
  2. 海外からウイルスが入る
  3. 予防の習慣が弱くなった

この3つが重なっているからです。

⭐︎感染したらどうする?

とても大事なポイントは「人にうつさないこと」と「しっかり休むこと」です。


① すぐに病院へ(でも直接行かない)

はしかはとても広がりやすいので、いきなり病院に行くと他の人にうつしてしまうことがあります。

👉 まずは電話で
「はしかかもしれません」と伝えてください。
そうすると、別の入り口などで対応してもらえることがあります。


② 外に出ない(おうちで休む)

はしかは空気で広がるので、

・学校や仕事はお休み
・人の多い場所に行かない

これがとても大切です。


③ しっかり体を休める

特効薬(すぐ治す薬)は基本的にありません。
なので、

・水分をしっかりとる
・栄養をとる
・よく寝る

ことで体がウイルスと戦います。


④ 危ないサインに注意

次のようなときは、すぐに病院に相談です。

・ぐったりしている
・息が苦しそう
・けいれんがある

これは重い症状のサインかもしれません。


■ まとめ

はしかにかかったら

  1. まず電話で病院に相談
  2. 外に出ない
  3. しっかり休む

これが大切です。

⭐︎薬はないの?

結論からいうと、
👉 はしかを一発で治す特別な薬は、基本的にありません。


■ どうして薬がないの?

はしかは「ウイルス」というとても小さな存在が原因です。

ウイルスは体の中の細胞に入りこんで増えるので、
「ウイルスだけをピンポイントでやっつける薬」を作るのがむずかしいのです。


■ じゃあ何もしないの?

いいえ、ちゃんと治療はします。

👉「症状を楽にする薬」を使います。

たとえば
・熱を下げる薬
・せきをやわらげる薬
・水分や栄養の補給

などで体を助けます。


■ 体はどうやって治すの?

実は、最後にウイルスをやっつけるのは
👉 自分の体(免疫) です。

しっかり休むことで、体の中の「戦う力」がウイルスを倒してくれます。


■ 例外はあるの?

重いときや特別な場合には、

・ビタミンA
・入院しての治療

などが行われることもあります。


■ まとめ

はしかは
👉「特効薬はないけれど、体の力で治す病気」です。

だからこそ
・ワクチンで予防する
・かかったらしっかり休む

これがとても大切なんです。

⭐︎最近は予防接種をしない?

結論からいうと、
👉 今でも多くの人はちゃんと受けています。

日本では、はしか(麻疹)のワクチンは
子どものときに2回受けるのが基本です。


■ では、なぜ「していない人」がいるの?

いくつか理由があります。


① 打ち忘れ・タイミングのズレ

忙しかったりして、
「1回目だけで終わってしまった」
「2回目を忘れた」
という人がいます。


② 海外では受けられない人もいる

世界には、
・医療が少ない地域
・ワクチンが足りない国

もあり、受けたくても受けられない人がいます。


③ ワクチンへの不安(誤解)

一部の人は、
「ワクチンは危ないのでは?」
と思って受けないことがあります。

でも実際には、
👉 ワクチンはきちんと安全性が確認されています。


■ なぜみんなが受けることが大事?

はしかはとても感染力が強いので、
多くの人がワクチンを受けていないと、一気に広がります。

これを
👉「みんなで守る(集団免疫)」
といいます。


■ まとめ

・日本では今も予防接種は行われている
・でも一部の人が受けていない
・だから流行が起こることがある


はしかは「予防できるのに広がる病気」です。
だからこそ、ワクチンがとても大切なんです。

⭐︎予防接種を受けていればかからない?

結論は
👉 ほとんどかかりませんが、100%ではありません。


■ どのくらい防げるの?

はしかのワクチンはとても強力で、

・1回 → 約90%防げる
・2回 → 約95〜99%防げる

と言われています。

つまり、2回受けていればかなり安心です。


■ じゃあ、なぜ少しだけかかる人がいるの?

理由は主に2つです。


① 体にうまく効かないことがある

人によっては、ワクチンを打っても
「守る力(免疫)」がしっかりできないことがあります。


② 時間がたって弱くなることがある

長い年月がたつと、少しずつ免疫が弱くなることがあります。


■ もし感染してもどうなるの?

ワクチンを受けている人は、

・症状が軽くなる
・重い病気になりにくい

という大きなメリットがあります。


■ まとめ

・ワクチンを受ければ、ほとんど防げる
・2回受けるとさらに安心
・もし感染しても軽くすむことが多い


つまり、ワクチンは
👉「完全なバリアではないけど、とても強い盾」
のようなものです。

⭐︎一番最初はどうやって人にうつった?

結論からいうと、
👉 昔、動物のウイルスが人にうつって変化したと考えられています。


■ どんな動物から?

研究では、はしかのウイルスは
👉 牛の病気(牛疫:ぎゅうえき)にとても近いことがわかっています。

つまり、昔の人が牛と近くで暮らす中で、
ウイルスが人の体に入り、少しずつ変わって
「人にうつるはしか」になったと考えられています。


■ いつごろ起きたの?

はっきりした年は分かりませんが、
👉 約1000年以上前(もっと古い可能性もあり)
に起きたと考えられています。


■ なぜ広がったの?

はしかはとても感染力が強いので、

・人がたくさん集まる町ができた
・人の移動が増えた

ことで、一気に世界中に広がりました。


■ ポイント

はしかは最初から人の病気ではなく、
👉「動物 → 人へジャンプした病気」
なんです。

こういう病気を「人獣共通感染症」といいます。


■ まとめ

・最初は動物のウイルスだった
・人にうつって変化した
・人が増えたことで広がった

⭐︎昔のはしかウイルスと今のとは一緒?

結論は
👉 基本は同じだけど、少しずつ変化しています。


■ なにが同じなの?

はしかのウイルスは、昔から

・人にうつる
・高い熱や発しんが出る

という性質は、ほとんど変わっていません。
つまり「病気としての本体」は同じです。


■ なにが変わっているの?

ウイルスはとても小さく、増えるときに少しずつ形が変わります(これを「変異」といいます)。

そのため、

・細かいタイプ(種類)がいくつもある
・国や時代で少し違う

という変化があります。


■ でも大事なポイント

はしかは他のウイルス(例えばCOVID-19)と違って、

👉 大きく変わりにくいウイルスです。

だから

・昔のワクチンでも今のはしかに効く
・長い間、同じワクチンで防げている

という特徴があります。


■ まとめ

・基本の性質は昔も今も同じ
・細かい部分は少しずつ変わっている
・でも大きくは変わらないのでワクチンが効く


つまり、はしかは
👉「少しずつ変わるけど、正体はずっと同じウイルス」
と考えると分かりやすいです。

⭐︎今後どうなる?

結論からいうと、
👉 なくすこともできるけれど、油断するとまた流行します。


■ ① 本当は「なくせる病気」

はしかは

・人にしかうつらない
・ワクチンがとてもよく効く

という特徴があります。

これは実はとてもすごくて、
👉 しっかり対策すれば「地球からなくせる可能性がある病気」なんです。

(実際、天然痘は世界からなくなりました)


■ ② でも現実はむずかしい

なぜかというと…

・世界中でワクチンが行きわたっていない
・受けていない人が少しでもいる
・海外からウイルスが入ってくる

こういう理由で、
👉 小さな流行が何度も起きてしまいます。


■ ③ これからの未来

今後は2つのパターンが考えられます。


✔ 良い未来

・世界中でワクチンが広がる
👉 はしかはほぼなくなる


✔ 悪い未来

・ワクチンを受けない人が増える
👉 また大きな流行が起きる


■ まとめ

はしかの未来は

👉 人間の行動で決まる病気です。

・ワクチンを受ける
・流行時にしっかり対策する

これができれば、かなり減らせます。


■ 最後にひとこと

はしかは
👉「昔は多くの人が亡くなったけれど、今は防げる病気」
です。

だからこそ、正しい知識と行動がとても大切なんです。

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