⭐︎動画とは?
動画(ビデオ)は、たくさんの画像が連続して表示されることで、まるで動いているように見えるものです。これは、映画やテレビ、YouTubeなどで見られる映像のことを指します。
どうやって動いて見えるの?
動画は、一秒間にたくさんの画像(フレームといいます)を素早く表示することで、動いているように見せています。例えば、一秒間に24枚の画像を表示すると、人間の目にはそれが滑らかに動いているように感じられます。
動画の作り方
- 撮影:カメラを使って動くものをたくさんの写真として撮影します。
- 編集:撮影した画像をつなげたり、不要な部分を切り取ったりします。また、音楽や音声を加えることもあります。
- 再生:編集が終わった動画をテレビやスマートフォン、コンピュータで再生します。
どんなところで使われているの?
- 教育:授業の教材として使われ、わかりやすく学ぶことができます。
- エンターテイメント:映画やアニメ、ゲームなどで楽しむことができます。
- 情報発信:ニュースやドキュメンタリーなど、情報を広めるために使われます。
なぜ動画がすごいの?
動画は、文字や静止画(止まっている絵)では伝えにくい情報を、わかりやすく伝えることができます。例えば、スポーツの試合のハイライトを動画で見ると、その迫力やスピード感がリアルに伝わります。
⭐︎1秒間に24枚が標準?
フレームレートとは?
「フレームレート」という言葉があります。これは、1秒間に何枚の画像(フレーム)が表示されるかを示すものです。フレームレートは「fps(frames per second)」という単位で表されます。
標準的なフレームレート
- 映画:映画は通常、1秒間に24フレーム(24fps)で撮影され、表示されます。これは映画の標準的なフレームレートで、滑らかな動きを表現するのに十分です。
- テレビや動画:テレビやYouTubeの動画は、30フレーム(30fps)や60フレーム(60fps)で表示されることが一般的です。特にスポーツやアクションが多い動画では、より高いフレームレートが使われることがあります。
なぜフレームレートが重要?
フレームレートが高いほど、動きが滑らかに見えます。ただし、フレームレートが高いとデータ量も増えるため、処理や保存により多くのリソースが必要です。逆に、フレームレートが低すぎると、動きがカクカクして見えます。
まとめ
- 映画の標準フレームレートは24fps。
- テレビやYouTubeなどの標準フレームレートは30fpsや60fpsが一般的。
フレームレートは、動画の種類や用途によって適切なものが選ばれます。
⭐︎フィルム映画のフレームはどのくらいだった?
フィルムを使った映画の標準的なフレームレートは1秒間に24フレーム(24fps)です。これは1920年代後半から1930年代にかけて映画業界で標準として採用されました。それ以前のサイレント映画は、撮影時のカメラの手動操作によって、フレームレートが18fpsから24fpsの間で変動することがありました。
24fpsが採用された理由
- 自然な動き:24fpsは、人間の目にとって十分に滑らかな動きを感じさせるフレームレートです。これよりも低いと、動きがカクカクして不自然に見えます。
- 経済的な理由:24fpsは、フィルムの消費量を抑えつつ、滑らかな動きを実現するための最適なバランスでした。フィルムのコストが高かった時代に、このバランスは重要でした。
- サウンド同期:トーキー映画(音声付き映画)の登場により、映像と音声を同期させる必要が出てきました。24fpsは、音声トラックをフィルムに効果的に組み込むための適切なフレームレートでもありました。
フィルム映画の撮影と上映
フィルム映画の制作では、カメラが1秒間に24フレームの速度でフィルムを露光し、撮影します。撮影されたフィルムは、同じフレームレートでプロジェクターを使って上映されます。これにより、撮影時と同じ滑らかな動きがスクリーンに再現されます。
まとめ
- フィルムの映画の標準フレームレートは24fpsです。
- 24fpsは、自然な動き、経済的なフィルム使用量、音声同期のために採用されました。
⭐︎昔のアニメも24フレームだった?
昔のアニメーションは、映画と同じようにフィルムを使って作られていましたが、フレームレートは少し異なります。標準的なフレームレートは、以下のようになります:
- アメリカのアニメーション:ディズニーやワーナー・ブラザーズなどのアメリカの大手アニメーションスタジオでは、映画と同じ24fpsが使われることが一般的でした。しかし、コスト削減のため、1秒間に12フレーム(12fps)を使って、各フレームを2回ずつ表示する「ツーポーズ」という技法もよく使われました。
- 日本のアニメーション:日本のテレビアニメでは、さらに低いフレームレートが使われることが多く、1秒間に8フレーム(8fps)や6フレーム(6fps)といった例もあります。これにより、制作コストを大幅に削減することができました。
なぜ低いフレームレートが使われたのか?
- コスト削減:アニメーション制作には多くの時間と労力がかかるため、フレーム数を減らすことで制作コストを抑えることができました。
- 作業効率:低いフレームレートを使うことで、1秒間のアニメーションに必要なイラストの枚数を減らし、制作時間を短縮することができました。
フレームレートの工夫
- 動きの強調:主要な動きやアクションシーンではフレームレートを上げて滑らかな動きを表現し、日常のシーンや背景などではフレームレートを下げることで、コストを抑えつつ効果的な演出を行っていました。
- リミテッドアニメーション:背景を固定し、キャラクターの一部だけを動かす「リミテッドアニメーション」という技法が使われました。これにより、少ないフレーム数でも動きを効果的に見せることができました。
まとめ
- 昔のアニメのフレームレートは映画より低く、一般的に12fpsやそれ以下が使われていました。
- コスト削減や作業効率を高めるために、低いフレームレートやリミテッドアニメーションの技法が使われました。
⭐︎動画は、いつ誰が発明した?
動画の起源
動画の発明は、複数の発明者がそれぞれの技術を持ち寄って実現したものであり、いくつかの重要なステップがあります。
19世紀の前駆体
- ゾートロープ(1834年):ウィリアム・ジョージ・ホーナーが発明。円筒の内側に描かれた絵が回転し、スリットを通して見ることで動いて見える装置です。
- プラクシノスコープ(1877年):エミール・レイノーが発明した装置で、フェナキストスコープとプロジェクターを組み合わせたものです。動く絵をスクリーンに投影することができました。
動画の発明
- エドワード・マイブリッジ(1878年):マイブリッジは、多数のカメラを使用して連続的な動物の動きを撮影し、これを「動く画像」として見せることに成功しました。彼の作品は、動画の発展に重要な影響を与えました。
- トーマス・エジソンとウィリアム・K・L・ディクソン(1891年):エジソンと彼の助手ディクソンは、キネトスコープを発明しました。これは、連続的な写真を高速で表示し、動いているように見せる装置です。キネトスコープは、個人がのぞき窓から動画を観るもので、映画館の前身とも言えます。
- リュミエール兄弟(1895年):オーギュストとルイのリュミエール兄弟は、シネマトグラフを発明しました。これは、撮影、現像、投影ができる装置であり、1895年12月28日にパリで初めて一般公開されました。この公開が、映画の始まりとされ、リュミエール兄弟は「映画の父」とも呼ばれています。
動画の発展
- ジョルジュ・メリエス:フランスの映画監督で、特撮やストーリー性を持った映画を制作しました。彼の作品『月世界旅行(1902年)』は、初期の映画の代表作です。
まとめ
- 動画の技術は、19世紀の動く絵の装置から始まりました。
- 1878年にエドワード・マイブリッジが動物の動きを撮影。
- 1891年にトーマス・エジソンとウィリアム・K・L・ディクソンがキネトスコープを発明。
- 1895年にリュミエール兄弟がシネマトグラフを発明し、初の映画上映を行いました。
⭐︎動画を撮るには?
1. 準備するもの
- カメラ:スマートフォンのカメラでもOKですが、より高品質な動画を撮りたい場合はデジタルカメラやビデオカメラを使います。
- 三脚:カメラを安定させるために使います。手ぶれを防ぎ、滑らかな映像を撮ることができます。
- マイク:音声をクリアに録音するために外部マイクを使うと良いです。
- 照明:明るさや影の具合を調整するために、追加のライトを使うことがあります。
2. 撮影の準備
- シナリオやストーリーボードの作成:何を撮影するか、どのように進行するかを計画します。シナリオを書くか、絵を描いてストーリーボードを作ると良いです。
- ロケハン:撮影場所を事前に確認し、必要な許可を取っておきます。
- セットアップ:カメラや照明を設置し、撮影する場所や角度を調整します。
3. 撮影
- フレームの設定:カメラのフレーム内に何を写すかを決めます。被写体が中心に来るように調整します。
- 露出と焦点の調整:カメラの設定を調整し、明るさや焦点が適切になるようにします。
- 音声チェック:マイクが正常に機能しているか確認し、音声がクリアに録音されるようにします。
- 撮影開始:録画ボタンを押して撮影を開始します。シーンごとに録画を止めたり、次のシーンに移ったりします。
4. 編集
- 動画の取り込み:撮影した動画をコンピュータに取り込みます。
- 編集ソフトの使用:動画編集ソフト(例:Adobe Premiere、iMovie、DaVinci Resolveなど)を使って、不要な部分をカットしたり、シーンをつなげたりします。
- 音声と音楽の追加:録音した音声を同期させ、必要に応じて音楽や効果音を追加します。
- エフェクトとトランジション:映像を滑らかにつなげるためにトランジションを使ったり、特殊効果を追加したりします。
5. 最終仕上げと共有
- エクスポート:編集が完了したら、動画を適切なフォーマットでエクスポートします。例えば、YouTube用にはMP4形式が一般的です。
- 公開:完成した動画をYouTubeやSNSにアップロードしたり、DVDに焼いたりして共有します。
⭐︎今までで一番多く視聴された動画は?
現在までで最も多く視聴されたYouTube動画は、「Baby Shark Dance」です。この動画は、2024年7月時点で約147億回再生されています (Wikipedia) (Forbes India)。
「Baby Shark Dance」は、韓国の子供向けコンテンツ制作会社Pinkfongによって作成され、シンプルでキャッチーな歌とダンスが特徴です。幼児から子供まで幅広い年齢層に人気があります。
次に多く視聴された動画は、Luis FonsiとDaddy Yankeeの「Despacito」で、約84億回の再生数を誇ります。この楽曲はラテン音楽のリズムと魅力的な歌詞で世界中のリスナーに支持されています (Wikipedia) (Forbes India)。
これらの動画は、特に子供向けのコンテンツや音楽ビデオが多くの視聴回数を集める傾向があることを示しています。
⭐︎映画では?
現在までで最も興行収入が高い映画は、2009年に公開されたジェームズ・キャメロン監督の「アバター」です。この映画は、世界中で約29億ドルの興行収入を上げました。「アバター」は、美しい映像と革新的な3D技術で知られ、公開当時に大きな話題となりました (Box Office Mojo)。
また、「アベンジャーズ: エンドゲーム」も非常に高い興行収入を記録しており、2019年の公開以降、約28億ドルの収益を上げています。この映画は、マーベル・シネマティック・ユニバースの集大成として多くのファンに支持されました (Box Office Mojo)。
これらの映画は、視覚的な革新と壮大なストーリーテリングで観客を魅了し、多くの記録を打ち立てています。
⭐︎現在、世界の何%の人が動画を見ている?
2024年の時点で、世界の約62.6%の人々がインターネットを利用しており、その多くが動画を視聴しています。特にYouTubeは非常に人気があり、世界中で約27億人の月間アクティブユーザーがいます。これは、世界人口の約33%に相当します。また、YouTubeの視聴時間は1日に10億時間以上に達しています (DemandSage)。つまり、多くの人々が日常的に動画を視聴していると言えます。
⭐︎今後、動画はどうなる?
今後、動画はますます多様化し、技術の進歩によってさらなる発展が期待されています。以下は主なトレンドです:
1. 高画質と新技術
- 8KやHDR:高画質映像が普及し、よりリアルな視聴体験が可能に。
- VR/AR:仮想現実(VR)や拡張現実(AR)が一般化し、没入型のコンテンツが増加。
2. AIと自動化
- コンテンツ生成:AIが動画編集や制作を支援し、クリエイティブなプロセスが効率化。
- パーソナライズ:視聴履歴に基づいたおすすめ動画の精度が向上。
3. ライブ配信とインタラクティブコンテンツ
- リアルタイム配信:ライブストリーミングが一般化し、視聴者との双方向コミュニケーションが可能に。
- インタラクティブ動画:視聴者が選択できるストーリー展開やエンディングなど、参加型のコンテンツが増加。
4. ショート動画
- YouTube ShortsやTikTok:短時間で楽しめるコンテンツがさらに人気を集める。
5. 教育とビジネスでの利用
- オンライン学習:教育動画の質と量が向上し、リモート教育が拡大。
- ビジネスマーケティング:動画広告がますます重要な役割を果たし、企業のマーケティング戦略に組み込まれる。
動画はこれからも私たちの生活の中心的なメディアとして、技術の進歩とともに進化し続けるでしょう。

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