⭐︎イランとは?
**イラン**は、アジアの西のほう(中東)にある国です。
とても広く、日本の約4倍の大きさがあります。山や砂漠が多く、場所によって気温が大きく変わります。
🏙 首都はどこ?
首都はテヘランです。
人口がとても多く、高いビルや大学、研究所もたくさんある大きな町です。
🗣 どんな言葉を話すの?
イランの人たちは、**ペルシャ語(ファルシー語)**という言葉を話します。
文字はアラビア文字に少し似ていますが、言葉は別の仲間です。
🙏 宗教は?
多くの人がイスラム教を信じています。
1日に何回かおいのりをしたり、決まった食べもののルールを守ったりします。
🏺 歴史は長いの?
はい、とても長いです。
今から2500年以上前には、ペルシャ帝国という強い国がありました。
昔の宮殿のあと(遺跡)も、今でも見ることができます。
🍚 どんな食べものがある?
・お米を使った料理
・お肉(羊や牛)
・ナンのようなパン
スパイスを使いますが、日本人にも食べやすい味が多いです。
⭐︎どうしてニュースにイランがよく出る?
① とても大切な場所にある国だから
イランは、
アジア・ヨーロッパ・アフリカをつなぐ大事な通り道の近くにあります。
このあたりが不安定になると、
世界中の国が「大丈夫かな?」と心配するので、ニュースになります。
② 石油やガスがたくさんあるから
イランには、
石油や天然ガスがたくさんあります。
これらは
・電気
・車
・工場
などに使われるので、世界の生活にとても大事です。
イランで何か起こると、
「ガソリンが高くなるかも?」とニュースになります。
③ アメリカなどの国と仲があまり良くないから
イランは、アメリカなどの国と
考え方が合わず、対立することがあります。
・ルールを守っているか
・軍事の問題はないか
こうしたことが話し合われ、ニュースに出やすくなります。
④ ミサイルや核(かく)の話題があるから
イランは
「とても強いエネルギーの研究」をしています。
それが
・平和に使われるのか
・戦争に使われるのか
世界が心配するため、よくニュースになります。
※「核=すぐ戦争」ではありませんが、
とても注意が必要な力なので話題になるのです。
⑤ 周りの国で争いが起きやすいから
イランの近くには、
戦争や争いが起きやすい地域があります。
イランが
・助けるのか
・止めるのか
・関わらないのか
その動きがニュースになります。
🌱 まとめ(小学生向け)
イランがニュースに出やすいのは、
1️⃣ 場所がとても大事
2️⃣ 石油がたくさんある
3️⃣ 強い国と意見が合わない
4️⃣ 危険にも役立つ技術を持っている
5️⃣ 周りの国の問題に関わりやすい
からです。
⭐︎イラン国内はなぜもめている?
① 国のルールと人々の考えが合わないから
イランでは、
国のルールが宗教をとても大切にした決まりになっています。
でも、
- 若い人
- 町に住む人
- インターネットをよく使う人
の中には、
「もっと自由に服を選びたい」
「自分の考えを言いたい」
と思う人も増えています。
👉 国の決まり と 人々の気持ちのズレが、もめごとの一つです。
② 若い人が多く、将来が不安だから
イランは若い人がとても多い国です。
でも、
- 仕事が少ない
- お給料が低い
- 将来が見えにくい
と感じる人が多く、
「このままで大丈夫?」という不安がたまっていきます。
③ お金の問題(物価が上がる)
外国との関係が悪くなると、
イランは物を売ったり買ったりしにくくなります。
すると、
- パン
- ガソリン
- 日用品
の値段が上がり、
生活が苦しくなります。
👉 生活が大変になると、不満が出やすくなるのです。
④ 意見を言いにくい国だから
イランでは、
- 国を強く批判する
- 大きなデモをする
ことが、むずかしい場合があります。
そのため、
「聞いてもらえない」
「話し合いができない」
と感じる人が増え、もめごとにつながります。
⑤ でも、みんなが争いたいわけではない
大切なことがあります。
イランの人たちは、
- 家族を大切にする
- 勉強熱心
- 平和に暮らしたい
という気持ちを、多くの人が持っています。
もめているのは、
「より良い生き方をしたい」と思う気持ちが強いからでもあります。
🌱 まとめ(小学生向け)
イラン国内でもめている理由は、
1️⃣ 国のルールと人の考えが合わない
2️⃣ 若い人が多く、将来が不安
3️⃣ 物の値段が上がって生活が大変
4️⃣ 意見を言いにくい
という理由が重なっているからです。
⭐︎なぜアメリカと仲が悪い?
① いちばん大きなきっかけは「革命」
イランでは、1979年に革命が起きました。
それまでの国のリーダーは、**アメリカ**ととても仲が良かったのです。
革命で新しい政府になると、
「アメリカに頼りすぎるのはよくない」
という考えに大きく変わりました。
👉 ここで関係が一気に悪くなりました。
② 大使館の事件で、決定的に
革命のあと、イランで
アメリカ大使館の人がつかまる事件が起きました。
アメリカはとても怒り、
イランを「信用できない国」と考えるようになります。
👉 おたがいに強く不信感を持つようになりました。
③ 国の考え方がちがう
アメリカは
- 自由
- 個人の意見
をとても大切にします。
イランは
- 宗教のルール
- 国の決まり
をとても大切にします。
👉 大切にしている価値(かち)がちがうため、ぶつかりやすいのです。
④ 強い兵器(へいき)をめぐる心配
イランが研究している強いエネルギー技術について、
アメリカは
「戦争に使われたら危ないのでは?」
と心配しています。
イランは
「平和のための研究だ」
と考えています。
👉 同じことを見ても、考えが合わないのです。
⑤ でも、国民同士がきらいなわけではない
とても大事な点です。
- イランの人すべてがアメリカをきらっているわけではありません
- アメリカの人すべてがイランをきらっているわけでもありません
👉 国の政治の問題であって、
人と人の気持ちは別なのです。
🌱 まとめ(小学生向け)
イランとアメリカが仲が悪い理由は、
1️⃣ 昔の革命で考え方が大きく変わった
2️⃣ 大きな事件で信じられなくなった
3️⃣ 大切にしている価値がちがう
4️⃣ 強い技術をめぐって心配がある
からです。
⭐︎日本との関係は?
🇯🇵🤝🇮🇷 日本とイランは仲がいいの?
はい、わりと仲がいい関係です。
日本は**日本、イランはイラン。
政治でむずかしい問題がある時でも、日本はイランと話し合いを続けてきた国**です。
① 石油のつながりが深い
イランは石油がたくさんとれる国です。
日本は石油をほとんど作れないので、昔からイランの石油に助けられてきました。
👉 エネルギーの面で、大切なパートナーです。
② 日本は「戦争より話し合い」の立場
日本は、戦争をしない考えを大切にしています。
そのため、イランと他の国がもめた時も、
**「落ち着いて話し合おう」**と伝える役をしてきました。
👉 イランから見ると、信頼しやすい国なのです。
③ 日本人はイランで好印象
イランでは、
- まじめ
- 約束を守る
- 技術が高い
という理由で、日本人のイメージがとても良いです。
日本の車や電化製品も知られています。
④ 宗教や考えを無理に押しつけない
日本は、
「自分の国の考えを、むりに相手に押しつけない」
という姿勢です。
👉 そのため、文化や宗教がちがうイランとも、
おだやかな関係を作りやすいのです。
⑤ これからの関係は?
世界のルールや情勢しだいで、
すぐに大きく近づくのはむずかしい時もあります。
でも、
- エネルギー
- 科学
- 文化交流
などで、少しずつ協力が続くと考えられています。
🌱 まとめ(小学生向け)
日本とイランの関係は、
1️⃣ 石油で助け合ってきた
2️⃣ 日本は話し合いを大切にする
3️⃣ 日本人の印象が良い
4️⃣ 文化のちがいを尊重している
だから、大きくもめずに続いている友好関係です。
⭐︎イスラム教は厳しい?
結論から言うと…
「人によって、国によって、ちがいます」。
イスラム教そのものが「いつも厳しい」わけではありません。
① イスラム教は「生活のルール」が多い
イスラム教には、
- 1日に何回かおいのりをする
- 食べてよい物・だめな物がある
- うそをつかない、人を助ける
など、毎日の生活の決まりがあります。
👉 日本でいう
「あいさつをする」「時間を守る」
のような大切な約束です。
② 「厳しく見える」理由は国のルール
ニュースで
「服装が決められている」
「守らないと注意される」
と聞くことがありますね。
これは、
- 宗教の教え
- その国の法律
が強く結びついている国があるからです。
👉 宗教そのものというより、
国の決まりが厳しい場合があるのです。
③ やさしい教えもたくさんある
実はイスラム教は、
- 困っている人を助ける
- 家族を大切にする
- 子どもやお年寄りを守る
といった、とてもやさしい教えが中心です。
断食(だんじき)も、
- 子ども
- 病気の人
は、やらなくてよいとされています。
④ 日本の仏教や神道と同じところもある
たとえば、
- 手を合わせて感謝する
- 行事で心を整える
- 悪いことをしない
👉 これは日本の宗教とも似ていますね。
⑤ イスラム教の人も、ふつうの生活
イスラム教の人たちは、
- 学校に行く
- 仕事をする
- 家族で笑う
👉 私たちと同じふつうの毎日を生きています。
🌱 まとめ(小学生向け)
イスラム教は、
1️⃣ 生活の決まりがある
2️⃣ 国によってはルールが厳しい
3️⃣ でも、やさしさと助け合いが中心
4️⃣ 宗教そのものが「こわい」わけではない
というものです。
⭐︎イランの有名な人は?
📜 詩・文学の人
ルーミー
約800年前の詩人です。
「人を思いやる心」や「愛」をテーマにした詩で、今も世界中で読まれています。
🧠 科学・医学の人
イブン・シーナー
日本では「アヴィケンナ」とも呼ばれます。
お医者さんであり、科学者でもありました。
彼の医学の本は、昔のヨーロッパでも教科書として使われました。
🏛 歴史の人
キュロス2世
とても昔の王さまです。
戦争だけでなく、「人の自由を大切にする」政治をしたことで有名です。
🎬 映画の人
アスガル・ファルハディ
イランの映画監督です。
家族や人の心をえがいた映画で、世界的な映画賞をとりました。
➗ 現代の科学者
マリアム・ミルザハニ
世界で初めて「数学のノーベル賞」と言われる賞をとった女性です。
イラン出身で、数学のすごさを世界に伝えました。
🌱 まとめ(小学生向け)
イランには、
- 心にひびく詩人
- 世界を進歩させた科学者
- 人を大切にした王さま
- 今も活躍する映画監督や数学者
がいます。
👉 ニュースではもめごとが多く見えますが、
文化や学問ですごい人がたくさんいる国なのです。
⭐︎イラン発祥のものは?
イラン発祥(はっしょう)のものには、世界中で使われているすごいものがたくさんあります。
🧶 ① ペルシャ絨毯(じゅうたん)
**イラン**で生まれた、世界一有名なじゅうたんです。
- すべて手作り
- とても細かいもよう
- 100年以上使えることもある
👉 王さまやお金持ちが使う「芸術品」として広まりました。
♟ ② チェスのもとになった遊び
チェスのもとの形は、
インド → ペルシャ(昔のイラン) → ヨーロッパ
と伝わりました。
「チェックメイト」という言葉も、
ペルシャ語が元だと言われています。
👉 世界中で遊ばれているゲームのルーツの一つです。
🌸 ③ ペルシャ庭園(にわ)
砂漠の多い土地で、
- 水を大切に使う
- きれいに区切った庭
という特別な庭が生まれました。
👉 この考え方は、世界の公園づくりに影響しました。
🌶 ④ サフラン
料理を黄色くする、とても高級なスパイスです。
- 少しで強い色と香り
- 1本1本、手で集める
👉 世界のサフランの多くは、今もイランで作られています。
📖 ⑤ ペルシャ文学・物語
イランでは、
- 詩
- 物語
- ことば遊び
がとても大切にされてきました。
👉 日本の「和歌」や「俳句」のように、
言葉の文化が発達しました。
🧠 ⑥ 医学・数学の考え方
昔のイランの学者たちは、
- 病気の治し方
- 数の考え方
- 星の動き
を研究しました。
👉 その知識がヨーロッパに伝わり、
今の科学の土台の一部になりました。
🌱 まとめ(小学生向け)
イラン発祥のものには、
1️⃣ 世界一有名なじゅうたん
2️⃣ チェスにつながる遊び
3️⃣ 砂漠でも美しい庭の工夫
4️⃣ 高級スパイス
5️⃣ 言葉と学問の文化
があります。
👉 イランは「争いの国」ではなく、
「アイデアと文化を生み出した国」でもあるのです。
⭐︎イラン人はどういう性格?
🌍 まず大事なこと
イランの人たちも、日本人と同じで一人ひとり違います。
ただし、「よく言われる共通点」はあります。
😊 ① とても親切でおもてなし上手
イランでは、お客さんをとても大切にします。
初めて会っても、
- お茶やごはんを出す
- 困っていたらすぐ助ける
👉 日本の「おもてなし」に近い心があります。
👨👩👧👦 ② 家族をとても大切にする
- 週末は家族で集まる
- お年寄りを大切にする
- 親や兄弟とのつながりが強い
👉 家族は心の中心です。
📚 ③ 勉強熱心で知ることが好き
イランでは、
- 本を読む
- 詩を暗記する
- 数学や科学が得意
な人が多いです。
学ぶことはえらい、という考えがあります。
💬 ④ おしゃべりで感情を表す
- 気持ちを言葉にする
- 笑顔や身ぶりが多い
👉 日本より感情表現がはっきりしている人が多いです。
💪 ⑤ がまん強く、ねばり強い
むずかしい時代が長かったため、
- あきらめない
- 工夫して乗りこえる
力が育ちました。
つらくても前に進む性格です。
🌸 ⑥ 心はやさしく、平和を望む
ニュースでは強い言葉が目立ちますが、
- 戦争はこわい
- ふつうに幸せに暮らしたい
と思う人がほとんどです。
🌱 まとめ(小学生向け)
イラン人の性格をまとめると、
1️⃣ 親切でおもてなし上手
2️⃣ 家族思い
3️⃣ 勉強が好き
4️⃣ 気持ちをはっきり伝える
5️⃣ がまん強い
6️⃣ 平和を大切にする
👉 ニュースだけでは分からない、あたたかい人が多い国です。
⭐︎今後どうなる?
**イランは今後どうなるの?**を、希望と心配の両方から見てみましょう。
🌍 まず大前提
**イラン**の未来は、
「すぐに決まる」ものではなく、少しずつ変わっていくと考えられます。
🌱 良い方向に進む可能性
① 若い人の力が大きい
イランは若い人が多い国です。
勉強熱心で、科学・IT・芸術に強い人がたくさんいます。
👉 新しいアイデアが、国を少しずつ変えていく力になります。
② 世界と話し合いが進めば、暮らしが楽に
外国との関係が良くなると、
- 物の値段が下がる
- 仕事が増える
- 交流が増える
👉 ふつうの生活が、今より安定します。
③ 文化と学問は、これからも世界に広がる
詩・映画・数学・科学など、
イランの文化や知識は、すでに世界で評価されています。
👉 争いより、文化でつながる未来も考えられます。
⚠️ 心配な点もある
④ 国内の不満がすぐに消えるわけではない
- 自由の考え方
- 国のルール
- 生活の苦しさ
これらは、一気には解決しません。
⑤ 周りの国との緊張が続く可能性
中東は、もともと不安定な地域です。
そのため、イランも影響を受けやすいです。
🌈 いちばん大切なこと
イランの人たちの多くは、
- 戦争はしたくない
- 家族と平和に暮らしたい
と願っています。
👉 未来は、「争い」だけで決まるのではなく、
人々の毎日の努力で少しずつ作られていきます。
🌱 まとめ(小学生向け)
イランの今後は、
1️⃣ 若い人の力で変わる可能性がある
2️⃣ 世界との話し合いが大切
3️⃣ すぐには良くならないが、希望はある
4️⃣ 多くの人は平和を望んでいる
👉 ニュースよりも、ずっと長い時間で見ることが大事です。

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