小学生にもわかる『ヒートショック』


⭐︎ヒートショックとは?

ヒートショックとは、
👉 急にあつい場所や寒い場所へ行ったときに、体がびっくりして具合が悪くなることです。

とくに、

  • 寒い部屋 → あたたかいお風呂
  • あたたかい部屋 → 寒いトイレ

このような**温度の差(さ)**が大きいときに起こりやすいです。


どうして起こるの?

人の体の中には、血(ち)を流す**血管(けっかん)**があります。

  • 寒いとき → 血管がキュッと細くなります
  • 暑いとき → 血管がパッと広がります

この変化が急すぎると、

  • めまい
  • ふらつき
  • 意識がぼんやりする

といったことが起こります。
特にお年寄りは、体の調整がゆっくりなので危ないです。


どんな場所で起こりやすい?

ヒートショックは、に多いです。

特に注意する場所は

  • 🛁 お風呂
  • 🚻 トイレ
  • 🚿 脱衣所

「寒い → 急にあたたかい」がポイントです。


どうやって防ぐの?

ヒートショックは、気をつければ防げます

① 部屋をあたためる

脱衣所やトイレも、少しあたたかくします。

② いきなり熱いお湯に入らない

シャワーで体を少しずつあたためてから入ります。

③ 家族に声をかける

「今からお風呂に入るよ」と伝えます。

④ 長くお風呂に入りすぎない

のぼせないようにします。


まとめ

  • ヒートショックは 温度の差で体がびっくりすること
  • 冬のお風呂やトイレで起こりやすい
  • 少し工夫すれば しっかり防げる

とても大切な知識なので、ぜひおうちの人にも教えてあげてください 😊

⭐︎昔からあった?

昔の人も、

  • 寒い場所
  • あたたかい場所

を行き来していたので、ヒートショックのようなことは起きていました

でも昔は

  • 「お風呂で急に倒れた」
  • 「寒い日に具合が悪くなった」

といった形で考えられていて、
「ヒートショック」という言葉はありませんでした。


なぜ今になって注目されるようになったの?

理由は主に3つあります。

① お風呂が今より熱くなった

昔のお風呂は、今ほど高温ではありませんでした。

② 家の中の温度差が大きくなった

今の家は

  • リビングはあたたかい
  • トイレや脱衣所は寒い

ということが多いです。

③ お年寄りが増えた

年をとると、体が温度の変化についていきにくくなります。


まとめ

  • ヒートショックは 昔からあった
  • でも名前がついたのは 最近
  • 今の生活スタイルで 起こりやすくなった

つまり、
👉 昔からあるけれど、今のほうが気をつける必要がある現象なのです。

⭐︎血管の動きが急だとなぜ体に悪い?

血管ってなにをしているの?

血管は、体の中を走る血の通り道です。
血は、

  • 酸素(さんそ)
  • 栄養(えいよう)

を、心ぞうから体じゅうに運んでいます。


血管が急に動くと何が起きる?

血管は、

  • 寒い → 細くなる
  • 暑い → 広がる

という動きをします。

でも、この動きが急すぎると、体がこまってしまいます。


どうして体に悪いの?(3つの理由)

① 血の流れが一気に変わるから

血管が急に細くなったり広がったりすると、
血の流れが

  • 速くなりすぎたり
  • 遅くなりすぎたり

して、脳(のう)に行く血が足りなくなることがあります。
👉 すると、めまいやふらつきが起こります。


② 心ぞうにムリがかかるから

血管が細くなると、心ぞうは
「もっと強く血を押し出さなきゃ!」
とがんばります。

急にそれが起こると、心ぞうがびっくりしてしまうのです。


③ 体のスイッチが混乱するから

体には、血あつや体温を調整する自動のスイッチがあります。

急な変化があると、
👉 スイッチの切りかえが間に合わず、
体が「どうすればいいの?」と混乱します。


たとえ話で考えてみよう

血管は、ホースのようなものです。

  • ゆっくり太さを変える → 水はなめらか
  • いきなり細く・太くする → 水がドバッ!ストン!

体の中でこれが起こると、調子が悪くなるのです。


まとめ

  • 血管が急に動くと
    • 血の流れが乱れる
    • 心ぞうにムリがかかる
    • 体の調整が間に合わない
  • だから 体に悪いのです

⭐︎世界中である?

はい、世界中であります
ヒートショックは、日本だけのものではありません。


なぜ世界中で起こるの?

理由はとてもシンプルです。

👉 人の体のつくりは、世界中どこでも同じだからです。

血管は、

  • 寒いと → 細くなる
  • 暑いと → 広がる

この仕組みは、国がちがっても同じです。


どんな国で起こりやすい?

特に起こりやすいのは、寒い国や冬がある国です。

  • 🇯🇵 日本
  • 🇰🇷 韓国
  • 🇨🇳 中国
  • 🇷🇺 ロシア
  • 🇪🇺 ヨーロッパの国々
  • 🇨🇦 カナダ

「寒い外・部屋」→「あたたかいお風呂」
この動きは世界共通です。


暑い国では起きないの?

暑い国でも、

  • 冷房のきいた部屋 → 外の暑さ
  • 冷たい場所 → 急に暑い場所

という温度差で、似たことが起こることがあります。


日本で特に多いのはなぜ?

日本では

  • 冬が寒い
  • 家の中の温度差が大きい
  • 湯船にしっかりつかる文化がある

この3つがそろっているので、特に注意が必要なのです。


まとめ

  • ヒートショックは 世界中で起こる
  • 人の体の仕組みはみんな同じ
  • 温度差が大きいと、どの国でも危ない

つまり、
👉 人が住んでいる場所なら、どこでも起こりうる現象です。

⭐︎血管は寒いとなぜ細くなる?暑いとなぜ太くなる?

血管は何のために動くの?

血管のいちばん大事な仕事は、
👉 体温(たいおん)をちょうどよく保つことです。

人の体は、

  • 寒すぎてもダメ
  • 暑すぎてもダメ

だから、血管が自動で動いて調整します。


寒いとなぜ血管は細くなるの?

寒いとき、体はこう考えます。

「体の中のあたたかさを、外に逃がしたくない!」

そこで、

  • 皮ふの近くの血管を キュッと細く します。

すると

  • 血が皮ふに行きにくくなり
  • 体の中の熱が守られます

👉 これを 体を守る作戦 と言えます。


暑いとなぜ血管は太くなるの?

暑いとき、体はこう考えます。

「体の中があつい!外に熱を出そう!」

そこで、

  • 皮ふの近くの血管を パッと広げます

すると

  • 血が皮ふにたくさん流れ
  • 皮ふから熱が外へ逃げます

👉 これで体はすずしくなります。


たとえ話で考えてみよう

血管は、水の流れる道のようなものです。

  • 寒い → 道をせまくして熱を守る
  • 暑い → 道を広げて熱を逃がす

とてもかしこい仕組みです。


じゃあ、なぜ急だと危ないの?

この動きが

  • ゆっくり → 問題なし
  • いきなり → 体がびっくり

急な変化は、血の流れを乱してしまいます。


まとめ

  • 血管は 体温を守るために 動く
  • 寒い → 熱を守るため細くなる
  • 暑い → 熱を出すため太くなる

つまり、
👉 血管は体を守るための自動調整装置なのです。

⭐︎ヒートショックになってしまったらどうすればいい?

ヒートショックかな?と思ったら

こんな様子があったら注意です。

  • めまい・ふらふらする
  • 気持ち悪い
  • ぼーっとして返事がおかしい
  • 倒れそう・倒れた

すぐにやること(大事!)

① あぶない場所から出す

お風呂なら、
👉 できるだけ早く湯船や浴室から出します
※ムリに立たせず、すべらないように注意します。


② 楽な姿勢で休ませる

  • 横になれるなら横にする
  • 頭を少し低くするとよいです
  • きつい服はゆるめます

③ 体を急に温めたり冷やしたりしない

  • 毛布をかける → OK(ゆっくり)
  • 急に熱い・冷たい → ❌

ゆっくり元に戻すのが大切です。


④ すぐ大人・家族を呼ぶ

子どもだけで何とかしようとせず、
👉 必ず大人を呼びます


⑤ おかしいと思ったら救急車 🚑

  • 意識がない
  • 返事ができない
  • ぐったりしている

こんなときは、
👉 119番して救急車を呼びます
ためらわなくて大丈夫です。


やってはいけないこと

  • ムリに立たせる
  • いきなり熱いお湯・冷水
  • 「少し様子を見よう」と放っておく

まとめ

  • ヒートショックは すぐの対応が大事
  • 安全な場所で、楽にして、ゆっくり
  • こわいと思ったら すぐ119番

この知識を知っているだけで、
👉 大切な人の命を守れることがあります
ぜひ、おうちの人にも教えてあげてください。

⭐︎ヒートショックにならないよいうに体を鍛えるには?

ヒートショックに強い体って?

ヒートショックに強い体とは、
👉 温度の変化に、あわてず対応できる体です。

ポイントは

  • 血管が元気
  • 心ぞうが元気
  • 体温調節が上手

この3つです。


① 体を動かす(いちばん大事)

毎日、少しでいいので体を動かします。

おすすめは

  • 歩く
  • 鬼ごっこ
  • なわとび
  • 自転車

👉 体を動かすと、血管がしなやかになり、
急な変化にも対応しやすくなります。


② 外で遊ぶ(温度に慣れる)

外は、

  • 寒い日
  • 暑い日

がありますね。

外で遊ぶことで、体は
「寒い」「暑い」を経験して、
👉 体温調節のれんしゅうをしています。


③ お風呂での“やさしい練習”

※これは大人といっしょにやります。

  • いきなり熱いお湯に入らない
  • ぬるめのお湯(少しあたたかいくらい)
  • シャワーで足 → 体 → 肩 の順

👉 血管がゆっくり動く練習になります。


④ しっかり食べて、しっかり寝る

  • ごはんを食べる → エネルギー
  • 寝る → 体の修理

これが足りないと、
体の調整がうまくできません。


⑤ いきなりはやらない(重要)

  • 急に冷たい水
  • 急に熱いお風呂

これはトレーニングではありません ❌
👉 少しずつが大事です。


まとめ

  • ヒートショックに強い体は作れる
  • 体を動かすことがいちばんの近道
  • 外遊び・やさしい入浴・生活リズムが大切

つまり、
👉 元気に毎日を過ごすことが、いちばんの予防です。

⭐︎今後 どうなる?

ヒートショックはなくなる?

👉 すぐには、なくなりません。
寒い・暑いという自然の変化は、これからもあるからです。

でも、
👉 「起こりにくくすること」はできます。


今後どう変わっていくの?

① 家がかしこくなる

これからの家は、

  • 部屋ごとの温度差が小さい
  • トイレや脱衣所もあたたかい

体にやさしい家が増えていきます。


② 機械が助けてくれる

  • お風呂の温度を自動で調整
  • あぶないときにお知らせ

👉 人の代わりに見守る機械が活やくします。


③ 知っている人が増える

ヒートショックのことを

  • 学校
  • テレビ
  • インターネット

で知る人が増え、防げる事故になります。


④ 体を大切にする人が増える

  • 運動する
  • 無理をしない
  • 急がない

👉 自分の体を大事にする生活が広がります。


それでも大切なこと

どんなに技術が進んでも、

  • いきなり熱いお風呂
  • 寒い場所への急な移動

は、気をつける必要があります


まとめ

  • ヒートショックは、今後も起こりうる
  • でも 家・機械・知識で減らせる
  • いちばん大切なのは「急がないこと」

つまり、
👉 未来は、今よりずっと安全になるけれど、
👉 人の気づかいは、ずっと大切なのです。

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