小学生にもわかる『土用の丑』


⭐︎土用の丑とは?

🌞土用の丑ってなに?

土用の丑の日(どようのうしのひ)」は、夏にウナギを食べる日として知られています。


🗓いつあるの?

土用(どよう)」は、昔の暦(こよみ)で季節の変わり目のことです。夏だけじゃなくて、春・夏・秋・冬にそれぞれ「土用」があります。

その中でも夏の土用の間にやってくる「丑の日(うしのひ)」が土用の丑の日です。

毎年日付がちがって、7月の後半から8月のはじめごろにあることが多いです。


🐟どうしてウナギを食べるの?

昔、夏はとても暑くて、人びとは元気がなくなりやすかったんです。
そんなとき、栄養(えいよう)があって、体にいいウナギを食べると元気になる!と考えられました。

また、昔の学者「平賀源内(ひらが げんない)」さんが、ウナギ屋さんに「丑の日に“う”のつくものを食べると夏バテしない」って書いたらどうか?とアドバイスしたことで、ウナギが有名になったともいわれています。


🐮「うし」の意味は?

「丑(うし)」は、**十二支(じゅうにし)**の中のひとつです。ね(子)・うし(丑)・とら(寅)……の「うし」です。

暦では、日にちにもこの「十二支」が使われていて、「うしの日」があるんです。


🌟まとめ

  • 「土用の丑の日」は、夏バテを防ぐためにウナギを食べる日
  • 「土用」は季節の変わり目、「丑」は十二支のひとつ。
  • 元気を出すための昔からの知恵なんです。

⭐︎なぜ季節の変わり目を土用という?

🌍「土用」ってなに?

「土用(どよう)」は、もともと**中国の昔の考え方(五行思想・ごぎょうしそう)**からきています。

五行思想では、この世界のすべては、

  • 木(もく)🌳
  • 火(か)🔥
  • 土(ど)🌍
  • 金(きん)💰
  • 水(すい)💧

の5つの「気(き)」でできていると考えられていました。


🍃🌞🍂⛄季節と五行の関係

この五行は、季節にもあてはめられています:

五行季節

「えっ?土はどの季節なの?」と思いますよね。


🪨土=季節のつなぎ目

土(ど)」は、春・夏・秋・冬をつなぐ役目があると考えられていたので、**それぞれの季節の終わりごろに“土の期間”を入れよう!**ということになりました。

だから、春から夏にうつる前の約18日間
夏から秋にうつる前の約18日間……など、4つの季節の変わり目に「土用(どよう)」があるんです。


🔁「土用」という名前の意味

「**土(つち)**の力が強い時期」=「土用(どよう)」という名前がつきました。


🌟まとめ

  • 「土用」は中国の「五行」の考えからきている。
  • 「土」は季節の間をつなぐ力を持つと考えられていた。
  • だから、季節の変わり目を「土用」と呼ぶようになったんです。

昔の人は、自然の変化をとても大切に考えていたんです。

⭐︎いつからある?

🏯土用はいつからあるの?

「土用」という言葉や考え方は、今からおよそ2,000年前の中国で生まれたといわれています。
そして、それが日本に伝わってきたのは、**奈良時代(ならじだい)**ごろ、今から約1,300年前です。


📚誰が使っていたの?

最初は、お寺のお坊さんや、天皇の近くにいた占いの人や学者が、季節の変わり目に気をつける時期として使っていました。
「この時期には土を掘るのはよくないよ」など、行動に注意する期間とされていたんです。


🇯🇵日本ではいつ広まった?

昔の日本では、暦(こよみ)や天気の知識がとても大事でした。
だから「土用」は、農業や建てもの工事のタイミングを決めるときにも使われるようになりました。

そして江戸時代(えどじだい)になると、「土用の丑の日にウナギを食べよう!」という風習が広まり、みんなが知る言葉になったんです。


🗓まとめると

時代出来事
中国 約2,000年前五行思想といっしょに「土用」が誕生
日本 約1,300年前奈良時代に日本へ伝わる
江戸時代一般の人にも広まり、ウナギ文化へ

昔から人びとは、季節の変わり目に体調や自然の変化に気をつけようとしていたんです。

⭐︎夏以外の土用の丑の日には何を食べる?

🍃🌞🍂⛄土用の丑の日は年に4回ある!

「土用の丑の日(どようのうしのひ)」は、夏だけじゃなくて、じつは 春・夏・秋・冬にそれぞれ1回ずつあります。

でも、有名なのは夏の「うなぎ」です。


🌸春の土用の丑の日:あさりやはまぐり

春は、新しい季節にむけて体をととのえる時期なので、からだをきれいにする食べものがよく食べられます。

たとえば…

  • あさり
  • はまぐり
  • うど(春野菜)
    など、「う」のつく食べものや、デトックスになる食材がよく選ばれます。

🍂秋の土用の丑の日:サンマやしいたけ

秋は食欲の秋ともいわれる季節ですね。体をあたためてくれる食材がぴったりです。

たとえば…

  • さんま(焼き魚)
  • しいたけ(きのこ)
  • 梅干しうどんなど「う」がつくものも人気です。

⛄冬の土用の丑の日:こんにゃくやだいこん

冬は寒いので、おなかの中から温まる料理や、胃にやさしいものが好まれます。

たとえば…

  • こんにゃく(おでんに入ってるね)
  • だいこん(消化を助ける)
  • うどんうぐいすもちなど、「う」のつくもの

🍽なぜ「う」のつく食べもの?

昔の人は「“う”のつく食べものを食べると夏バテや体調不良に負けない!」と考えていました。
これは夏だけでなく、ほかの季節でも元気になるための知恵なんですね。


🌟まとめ

季節よく食べるもの
あさり・はまぐり・春野菜(うどなど)
うなぎ
さんま・しいたけ・梅干しなど
こんにゃく・だいこん・うどんなど

どの季節でも「からだを元気にするために、ちょっと気をつかって食べよう」という、昔の人のやさしい知恵がつまっているんです。

⭐︎うしの日は12日ごとにくる?

はい、とってもいいところに気がつきました!
結論からいうと――

✅ 「丑(うし)の日」は、たしかに12日ごとにやってきます!

では、どうしてそうなるのか、小学生にもわかりやすく説明します。


🐭🐮🐯…十二支(じゅうにし)を知ってる?

みなさんも知っている「ね、うし、とら…」の**干支(えと)**は、
年だけでなく、にも使われているんです。

十二支はこうです:

子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)

この12こが、順番に1日ずつまわっていると考えてください。


🗓つまりどういうこと?

たとえば、今日が「子(ね)の日」だったら…

  • あした →「丑(うし)の日」
  • あさって →「寅(とら)の日」
    …というふうに進んでいきます。

そして12日たつと、また「子(ね)の日」に戻ります。
だから**「丑(うし)の日」は12日ごとに1回やってくる**んです。


🐟土用の時期に「丑の日」が2回くることも?

はい、土用の期間はだいたい18~19日間あります。
12日おきに「丑の日」があるので、

  • 最初の「丑の日」→ 一の丑(いちのうし)
  • 2回目の「丑の日」→ 二の丑(にのうし)

とよばれます。
ウナギ屋さんでは、どっちの日にも売り出しがあります!


🌟まとめ

  • 「丑の日」は、十二支の1つで、12日ごとにやってくる
  • 土用の期間に「丑の日」が2回あると、「一の丑」「二の丑」と呼ばれる。
  • むかしの人は、カレンダーの代わりに干支で日を数えていたんです

⭐︎今後、土用の丑はどうなる?

🐟今はどうなってる?

「土用の丑の日」は、夏にウナギを食べる日として日本中で知られています。
でも、最近はこんな変化が出てきています:

  • ウナギがとても高くなっている
  • 絶滅(ぜつめつ)しそうで心配されている
  • かわりの魚や食べものが出てきている

🐟ウナギのこれからはどうなる?

ニホンウナギは、**数がへっている動物(絶滅危惧種・ぜつめつきぐしゅ)**に登録されています。
そのため、これからは:

  • 天然のウナギをとりすぎないようにルールができる
  • 養殖(ようしょく)ウナギがもっと増える
  • ウナギのかわりに「う」のつく別の食べものを食べる人も出てくる(例:うどん、うめぼし、うしの肉…など)

🍴土用の丑の「意味」は残る?

はい!たとえウナギを食べなくなっても、「季節の変わり目に、体をいたわる日」としての意味はこれからも続くでしょう。

たとえば:

  • 「夏バテしないように、体にいい食べものを食べよう!」
  • 「暑い日がつづくから、しっかり休もう!」

という健康を大切にする考えは、これからも残りそうです。


🌟まとめ

ポイント今後どうなる?
ウナギの量もっと少なくなるかも(保護が必要)
食文化ウナギ以外の食べものが広まるかも
意味「体を元気にする日」として続きそう

つまり、「土用の丑」はこれからも大事にされるけど、ウナギにこだわらず、もっといろんな形で楽しむ日になっていくかもしれません。

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