小学生にもわかる『正月』


⭐︎正月とは?

正月(しょうがつ)は、日本の伝統的な行事で、1年の始まりをお祝いする特別な時期です。多くの人にとっては1月1日から始まる新年のお祝いのことを指します。この時期には家族や友達と一緒に楽しい時間を過ごすことが多いです。

正月の準備

正月が来る前に「おおそうじ」という家をきれいにする行事があります。これは、新しい年を気持ちよく迎えるためです。そして、玄関には「しめかざり」や「かどまつ」という飾りを置きます。これは、神様が家に来てくれるようにするためのおまじないです。

おせちりょうりとおもち

正月には「おせちりょうり」という特別なごちそうを食べます。この料理には、それぞれ願いが込められていて、たとえば、エビは長生き、黒豆は健康を意味しています。また、「おもち」も食べますよね。おもちを焼いたり、お雑煮(おぞうに)というスープに入れたりして楽しみます。

初詣(はつもうで)

正月には「初詣」といって、家族で神社やお寺に行くことが多いです。そこで新しい年の健康や幸せをお願いしたり、おみくじを引いたりします。

こどもの楽しみ

小学生の皆さんにとって、正月といえば「お年玉」も楽しみですよね!お年玉は、大人が子どもに「がんばってね」という気持ちを込めて渡すお金のことです。もらったお年玉をどう使うか考えるのも大切です。

正月は、過去の1年に感謝し、新しい1年を明るく始める大切な行事です。家族や友達と一緒に過ごして、楽しい思い出を作りましょう!

⭐︎いつからある?

正月はとても古い時代からある行事です!正確にいつから始まったのかははっきりわかりませんが、日本では少なくとも約1500年以上前、奈良時代(710年~794年ごろ)にはすでに正月の行事が行われていたと考えられています。

もともと、正月は農業と深く関係していました。昔の日本では「お正月」に**年神様(としがみさま)**という特別な神様をお迎えして、その年の豊作や家族の健康をお願いするための行事でした。おもちやおせち料理を準備するのも、年神様へのお供え物として始まったんです。

さらにさかのぼると、中国から伝わった「お正月」の風習が日本に取り入れられたとも言われています。中国では昔から、春を迎える新年のお祝いをしていて、その影響で日本でも正月を祝う文化が広がりました。

今のように1月1日を「お正月」としてお祝いする形になったのは、**明治時代(1868年~1912年)**からです。それ以前は「旧暦(きゅうれき)」といって、月の動きを基準にしたカレンダーを使っていて、正月の時期が今の1月1日とは少し違っていました。

つまり、正月の形や意味は時代とともに少しずつ変わってきたけれど、新しい年をみんなでお祝いする心はずっと昔から続いているんです!

⭐︎なぜ正月という漢字?

「正月」という漢字の意味を考えると、正月がどんな行事かよくわかります。

「正」の意味

「正(しょう)」という字は、「正しい」「まっすぐ」という意味があります。昔の人たちは、新しい年の始まりは物事を正しく整え、まっすぐ始めるときだと考えていました。ですから、年の最初の月を「正月」と呼んで、「正しい心で新しい年を迎えよう」という願いを込めたのです。

「月」の意味

「月(がつ)」は、もちろんカレンダーの「月(つき)」を表しています。1年は12か月ありますが、その最初の月が「正月」です。「1月」ともいいますが、「正月」という特別な名前を使うことで、ただの月ではなく、新しい年の始まりを祝う特別な時期だと示しているんですね。

全体の意味

つまり、「正月」という漢字は、新しい年の最初の月を正しく迎え、心を整えてスタートする大切なときという意味を表しているんです。

昔の人たちは、物事に名前を付けるときに、その言葉に込める意味をとても大切にしていました。「正月」という漢字には、そんな昔の人たちの思いがたくさん詰まっているんです。

⭐︎お年玉はいつからある?

お年玉(おとしだま)の歴史はとても古く、平安時代(794年~1185年ごろ)までさかのぼります!でも、昔のお年玉は、今のようにお金をもらうものではなく、「年神様(としがみさま)」へのお供え物が始まりだったんです。

昔のお年玉

昔の人々は、正月に年神様をお迎えして、その年の豊作や健康を祈りました。このときに、おもちや食べ物をお供えしました。そして、そのお供え物を家族や使用人に分け与えたのが、お年玉の元になったと言われています。このお供え物を「年玉(としだま)」と呼んでいたんです。

お金になるのは江戸時代から

江戸時代(1603年~1868年)ごろになると、武士や商人が家族や使用人に感謝の気持ちとしてお金を渡すようになりました。この習慣が広がっていき、徐々に今の形のお年玉に変わっていきました。

現代のお年玉

明治時代(1868年~1912年)になると、一般の人々にもお年玉としてお金を渡す習慣が広まりました。そして、特に子どもたちにお年玉をあげる文化が定着しました。これは、新しい年に「がんばってね」「幸せになってね」という気持ちを込めたものです。

名前の由来

「お年玉」という名前の「玉」は、昔は「貴重なもの」という意味がありました。もともとは年神様へのお供え物を分ける行為が「お年玉」だったので、その名前が今でも使われているんです。

なので、お年玉の歴史は1000年以上ととても長いですが、昔の人たちの「感謝の気持ちを伝える」という心は今も変わらず続いています!

⭐︎正月までにすべきことは? 正月にすべきことは?

正月は特別な行事なので、準備や当日の過ごし方には大事な意味があります!


正月までにすべきこと

  1. おおそうじ
    家の中をきれいに掃除して、新しい年を気持ちよく迎えましょう。これを「おおそうじ」と言います。きれいにすることで、年神様(新年の神様)をお迎えする準備が整います!
    • 自分の部屋を片付ける
    • 机や棚をふく
  2. 年賀状をかく
    お世話になった人や友達に「今年もよろしくね」と気持ちを伝えるために、年賀状を書きます。イラストを描いたり、メッセージを工夫するのも楽しいですよ。
  3. 飾りを用意する
    • しめかざり: 神様をお迎えするための飾り。玄関や家の中に飾ります。
    • 門松(かどまつ): 松や竹で作られた飾り。これも年神様を迎えるための目印です。
  4. おせちりょうりの準備
    家族と一緒におせち料理の準備を手伝うのもいいですね。黒豆や伊達巻(だてまき)を一緒に作ったり、おもちをつくおうちもあります。

正月にすべきこと

  1. あいさつをする
    正月の朝は「明けましておめでとうございます」と家族や友達に言いましょう!新しい年が始まったことを喜ぶ大切なあいさつです。
  2. 初詣(はつもうで)に行く
    家族で神社やお寺に行って、新しい年の健康や幸せをお祈りしましょう。おみくじを引くのも楽しいですよ。
  3. おせち料理を食べる
    正月の特別なごちそうを家族みんなで食べましょう。お雑煮(おもちが入ったスープ)も正月の定番です。
  4. こまやたこあげを楽しむ
    昔から正月には、こま回しやたこあげなどの遊びをする習慣があります。外でたこをあげると、気持ちもすっきりします。
  5. お年玉をもらったら大切にする
    お年玉をもらったら、何に使うか計画を立てましょう。貯金するのもいいです!
  6. 家族や友達と楽しい時間を過ごす
    ゲームをしたり、おしゃべりを楽しんだりして、心温まるひとときを過ごしましょう。

正月は、新しい年を元気に、楽しく始めるための大切な行事です!準備も当日も、笑顔で過ごしてください。

⭐︎今後どうなる?

正月の行事や習慣は、これからも少しずつ形を変えながら続いていくと考えられます。でも、大事な「新しい年を喜び、感謝し、希望を持つ」という心は、変わらず残っていくでしょう。

今後の正月の変化として考えられること

  1. デジタル化が進む
    • 年賀状の電子化: すでにLINEやメールで年賀状を送る人が増えています。今後はもっとデジタルな年賀状が主流になるかもしれません。たとえば、アニメーションやVRを使った年賀状なんて面白いですよ!
    • オンライン初詣: 神社に行かずに、インターネットを通じてお祈りをする人も増えるかもしれません。すでにいくつかの神社ではオンライン参拝が始まっています。
  2. 環境に優しい正月
    • 飾りやおせち料理を作る際に、環境に配慮した材料や方法が広まるかもしれません。たとえば、リサイクル素材を使った飾りや、食べ残しを減らす工夫などです。
  3. 新しい遊びや習慣の誕生
    • 昔からのこまやたこあげに加えて、デジタルゲームやARを使った新しい正月遊びが生まれるかもしれません。
    • 家族で一緒に楽しめるオンラインゲームイベントなども増えるかもしれないです。
  4. 国際化する正月
    • 日本の正月文化が海外でも注目され、逆に他の国のお正月の習慣が日本に取り入れられることもありそうです。たとえば、クリスマスと正月を融合したような新しい形のイベントも考えられます。
  5. お年玉の形が変わる
    • 紙のお金の代わりに「電子マネー」や「ポイント」でお年玉を渡す家庭も増えるかもしれません。「デジタルお年玉アプリ」なんていうものが普及する可能性もあります。

変わらないもの

どんなに時代が変わっても、家族や友達と一緒に過ごす時間や、新しい年を喜ぶ気持ちは大切にされると思います。また、伝統的な習慣も「いいもの」として守る人がいる限り、残っていくでしょう。

正月は過去をふり返り、未来に向かう行事です。これからも私たちが工夫して、より楽しい正月を作り出していけるといいです!

,

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA